ブラックの人が読む借り入れ方法！対応業者探しのポイント解説

不況が続いて現在ブラックになってしまっているという方、お金が借りられないと思い精神的に落ち込んでしまっていませんか。

しかし望みは捨てなくてよいのです。現在ではブラックでも、条件さえ整えばお金を貸してくれる金融業者が有るのです。

そこでそういった業者の探し方と借り入れ方法、借入れに当たって注意するべき点について説明していきます。

またこういった業者は小規模業者が多いですから、闇金のような非正規業者の罠にかからないようにする方法についても解説します。

なぜブラックになるのか？借り入れできる仕掛けを理解する

そこでまずブラックというものがどのような状態なのか、またなぜそうになってしまうのか探ることから始めましょう。

ブラックと一口で言いますが、そうなる原因というのは人それぞれで違いがあります。

それらの原因があると一般的な金融機関の判断としては、この人は信用できないという事になって、ブラックとなってしまいます。

この判断は審査で利用される審査基準で行われます。この審査基準によってはブラックの判断は業者間で食い違う事も出てきます。

ただし、ブラックにも色々なケースがあるため、どの業者も敬遠するような場合も有ることは覚えておきましょう。

ブラックには原因によって違いがある

最初にブラックという言葉を聞き慣れない人もいるかもしれませんので、簡単に説明しておきましょう。

お金の貸し借りでは信用という物が重要視されます。金融機関も信用があれば貸してくれますし、無ければ貸してくれません。

通常の信用判断は金融機関毎に行なわれるのですが、中にはどこに行っても信用ができないと判断され、貸して貰えない人がいます。

こういう人のことを一般的にブラックと呼びます。

ではなぜブラックというような状態になってしまうのでしょうか。そこでブラックについて一覧表にしておきます。（こちらもご参考に→ブラックになったらヤミ金しか借りられない？）

ブラックの種類	原因	ブラックの期間
金融ブラック	ローンの滞納	５年間
金融ブラック	各種支払いの滞納	５年間
金融ブラック	債務整理	１０年間
申込ブラック	ローン申込で審査落ち	６か月を超えない期間

ブラックというのはこれ等の状態が金融業者が共有している信用情報データベースに記載されている状態と言って良いでしょう。

表をみれば分りますが、ブラックには金融ブラックと申込ブラックの２種類があって通常ブラックというと金融ブラックを指します。
（⇒申込みブラックってどんな状態？）

ブラックになるにはそれなりの原因があるわけですから、多くの場合は自覚しているはずです。

しかし各種支払いの場合、遅れたとしても、後々忘れてしまう事もあり、自分がブラックだという自覚がない場合もあります。

最近の例で言えば携帯電話料金を３か月以上滞納し、通信を止められるケースが多くなっていますが、これでもブラックになります。

またあまりブラックとして自覚がないのが申込ブラックでローンが審査落ちしただけでブラックになることも覚えておきましょう。

この場合次の申し込みは暫く期間をあけなければ、何度申込んでも審査落ちする可能性が高くなります。

ブラックの状態になってしまうメカニズム

ブラックについては間違った認識が以前からあります。それは信用情報データベース中にブラックリストがあるというものです。

これに名前が載った状態がブラックというものだというのです。ブラックという呼び名も実はここから来ています。

この説でいけばブラックという判断のメカニズムはこのブラックリストにあるかどうかという事です。

しかし実際にはこのブラックリストのような情報は信用情報データベースの中には存在していません。

ではブラックだという判断が行われるメカニズムはどのようになっているのでしょうか。

実は金融機関側にはブラックかどうかという判断はありません。通常通り貸しても良いかどうかの判断を行っているだけなのです。

したがってブラックというのは要するにどの金融機関でも貸してはいけないと判断するような情報があるという事になります。

このためこのメカニズムからいえば、金融機関の判断が違えばその金融機関ではブラックの扱いは受けないという事になります。

すべては審査基準によって決定される

金融機関がローンで融資するかどうかを決めるのは審査です。この審査は審査基準というもので判断を行っています。

この審査基準は金融機関がそれぞれ色々な経験を経ることによって作り上げてきたもので、決して共有されるものではありません。

したがって同じ人が何件か申込んだとすれば、金融機関ごとにそれぞれ評価というものは違ってくる事になります。

先ほどのメカニズムをこの審査基準で説明すれば、ブラックは多くの金融機関の審査基準に敬遠される共通項目が有るという事です。

ブラックでも諦める必要無し！対応業者は存在している

早く実際に借りられるのか借りられないのかはっきりしろという人が多いと思うので、ブラック対応業者について説明します。

最近ではブラック対応業者というのは、消費者金融業界で一つのカテゴリになる程増えているので、見つけるのは難しくありません。

ただし様々な小規模な業者があるため、借り入れ方法も様々で、申込の前に、そういった点について確認しておく必要があります。

またこういった業者であっても、審査というものは存在していますから、落とされる可能性も考慮しておくようにしましょう。

ブラック対応を謳う消費者金融が存在する

説明したような仕掛けで業者によっては信用の問題には目を瞑って、主に返済できるかどうかで融資の判断をする所があります。

こういった業者では、一般的にはブラックとして扱われる場合でも貸してくれる可能性があり、実際に借り入れできる人もいます。

これ等の業者のことを通常ブラック対応業者と呼んでいます。

大手消費者金融に限ると、殆どが銀行に系列になっており、審査でも銀行に準じて、ブラックの取り扱いが厳しくなっています。

このため大手消費者金融ではブラック対応の業者はまずありませんが、中には銀行の系列に入らず独立を保っている業者があります。

こういった独立系の大手消費者金融では、独立性の高い審査基準を持ち、ブラックでも融資の可能性が多少はあると言われています。

ブラック対応業者の出現理由と探し方

ではこのブラック対応業者をどのように探せばよいのかという事になりますが、その前にこういった業者の出現理由から説明します。

この裏には様々な理由があります。まずカードローンに銀行が参入しキャッシングを扱う業者が大幅に増加したことが挙げられます。

次に貸金業法の改正で消費者金融は規制が増えて、銀行に比べて商売がしにくくなってしまい、特徴を出す必要に迫られた事です。

さらに長期の不況でブラックに陥る人が増加し、こういった人たちの需要が出てきたというのも理由と言って良いでしょう。

こういう背景から、消費者金融が多い都市部では、従来のような商売をしていたら中小業者では利用者の獲得が難しくなりました。

そこで新たな需要を掘り起こして、ブラックでも融資するブラック対応の業者が出現しました。

したがって、こういった業者は主に大都市周辺に分布しています。ですから都市部の人の場合は街中で探すことは比較的容易です。

ただしこれらの業者は大手のように全国に支店があるわけではありませんから、地方で業者を探すことは難しいでしょう。

そこでブラック対応業者を探す方法としては、インターネットでの検索を使うのがもっとも簡単な方法になります。

現在では数が増加して、各社とも利用者の獲得のためにインターネット上にホームページを持っているので簡単に検索できます。

インターネット上からどのように探すか

ただしこういった業者でも表向きに自分の所は、ブラック対応だというようなことをホームページに書いている訳ではありません。

ブラック対応業者を探す場合には、まず実際に体験して借りられたという情報を探してください。

インターネット上には口コミ情報というものがあります。

審査の難易度などは、申込者と審査基準の相性もあってあまり口コミ情報を信じすぎるのはよくありません。

しかしブラックでも借りたという実績があるのかどうかは参考にできます。そういった情報を探してみましょう。

そういう実績のある業者を見つけたら、実際にその業者のホームページを調べて、情報を収集してください。

ブラック対応消費者金融からの借り入れ方法

こうして利用しようという業者に目星をつけたら、まず借り入れ方法について確認しておく必要があります。

ブラック対応業者というのは大多数が小規模の消費者金融で、場合によっては社長だけというところもあります。

こういった業者の場合には銀行や大手消費者金融のように、カードローンのようなＡＴＭから利用するという事はできません。

契約後に自分の口座に振り込んでもらうという借り入れ方法を取る事になります。

業者によっては契約するには店舗に行って社長と話すことを前提にしている場合もあるので、注意しなければなりません。

もし店舗が遠い場合には、インターネット上かあるいは電話で契約から借入れまで可能なのを確認しましょう。

以下がブラック対応の借り入れまでの手順です。

• インターネットでの業者検索
• 貸出条件などで業者選択
• 申込方法の確認
• インターネット経由或は電話で申込み

　↓

　↓

• 審査通過後契約
• 融資の依頼

ブラック対応業者にも審査は存在する

さてここで少し嫌な話をします。ここまで借入れできる前提で話をしましたが、当然無条件で貸してくれる訳ではありません。

ブラック対応業者も誰にでも貸す訳ではなく、やはり独自の審査基準で審査を行います。要するに信用のハードルが低いだけです。

返済能力などは、他の消費者金融と同じように審査されるのが普通で、返済能力が低ければ落とされる事になります。

もし審査に落ちたという場合には、先ほど説明した申込ブラックという事になり、次の申し込みまでは暫くの期間が必要です。

どのような業者があるか

そこで何件かブラック対応業者を紹介しましょう。ただし業者は入れ替わりがありますから、利用する場合は注意が必要です。

自分がここで紹介する業者を利用する時は、実際に業者がまだ正規業者として存在しているかを確認してからにしてください。

紹介する業者は全国から利用可能なものに絞り、有名でも地域限定のものは省きます。

まず独立系の大手消費者金融で、わずかですがブラックでも可能性があるのがアイフルです。

アイフルは大手では珍しく銀行の傘下に入っておらず、審査も独自性が高くなっています。

後は殆ど小規模消費者金融という事になります。まず挙げたいのは大阪浪速にあるフクホーです。

フクホーは消費者金融としては老舗と言えるような長い歴史を持っていて、以前からブラック対応で有名です。

最近は審査が厳しいと言われる場合もありますが、これは有名になって審査通過が難しい人の申込みが増えたためと思われます。

次に挙げるのは東京の岩本町にあるフタバです。ここも意外に老舗の消費者金融です。

債務整理している人でも融資してもらえますが、消費者金融から４社以上借入れしている場合には借りられませんので要注意。

さらに名古屋の中村区にあるアローも柔軟な審査で有名で、歴史は前記２件よりもかなり短いですが最近人気上昇中の業者です。

アローでは最大１２０回分割の返済もできるので、返済能力が小さい人は狙い目かもしれません。

業者選びでの注意事項を忘れるな！危ない業者も存在する

ではいよいよ業者を選ぶ方法といことになりますが、これがまた難しいので十分注意が必要になります。

基本的なことを言えば金融業者を選ぶ場合には自分が使いやすい所を選べば良いわけです。

ただしここでの場合ブラック対応業者に限られるので、一般の人よりも選択肢は狭まってしまうことになります。

問題なのはブラックに貸してくれる業者というのはここで言うブラック対応業者だけではないことです。

いわゆる非正規業者である闇金も虎視眈々と狙っています。業者選びではこの闇金を見分けることも大変重要です。

業者の特徴を理解して利用しやすいところを選ぼう

先ほども説明したようにブラック対応の業者も最近では増加しており、それぞれ利用方法に差があります。

業者選びではこういった業者の中から自分の使いやすいところを選びましょう。

この場合ＡＴＭから利用できるわけではありませんから、申込方法、契約、融資の依頼方法を調べてみましょう。

次に自分の要求をまとめます。店舗に行くのかすべてインターネット上で行うのか、或は電話で行うのかなどを整理します。

この要求で業者を評価して選べば使い勝手の良い業者が選べるはずです。

ブラックの人に貸してくれるのは正規業者だけではない

しかし注意しなければならないのはこういった業者が正規業者だけではないという事です。いわゆる闇金が存在しています。

闇金でもブラックだとそう簡単には貸さないだろうなどとたかをくくっていてはいけません。闇金はそんなことは調べません。

闇金のビジネスモデルは誰でもよいからとにかく融資して、強引にでも取り立てて利益を上げるというものです。

さらに闇金は巧妙に正規業者を名乗ったり、かつてあった有名業者を名乗ったりして騙す気満々なのです。

闇金を避けて正規業者を選ぶ方法

そこでブラック対応業者を選ぶ際には、必ず正規業者かどうかを確認することが必要になります。

そこで利用できるのは正規業者の場合、必ず登録されているという事です。

金融庁のホームページを開くと貸金業データベースというものがあります。正規業者は必ずこのデータベースに記載されています。

しかもこのデータベースは誰でも利用して業者の検索ができるようになっています。そこでこれを利用して確認を行います。

利用したい業者を見つけた場合には、まずは業者名でこのデータベースの検索をしてみてください。

存在を確認してもそれだけで終わっては意味はありません。名称を騙っている業者がいる為です。

そこで登録情報をよく見て、下に示す項目が一致するかどうかを確認してみてください。

貸金業データベースでの確認項目

• 業者名
• 登録番号
• 所在地
• 代表者名
• 電話番号（複数ある場合もあるので注意）

闇金の中にはすべてをまねて、電話番号だけを入れ替えておくというような業者も存在するので確認の手を抜いてはいけません。

ブラックでの借り入れは緊急事態の場合だけにしよう

ここまでブラック対応の業者選びにを考えてきましたが、先程も言いましたように、ブラック対応の消費者金融はごく一部です。

したがって選択肢は非常に限られ、自分の使い勝手に合わない部分も甘受しなければならない場合もあります。

このためもっともお勧めの借り入れ方法としてはブラックの解除を待ってもっと選択肢を増やして選ぶことです。

例えば銀行や大手消費者金融が利用できるようになれば、ブラックで借り入れするよりも良い条件で借り入れできるはずです。

ですからブラックで借入れする場合には緊急にお金が必要になった場合だけ必要最小限の借り入れをする様にしましょう。

もう延滞しない！今度こそ返済計画は綿密に

最後に実際に借入れすることを考えて行きましょう。いくらブラック対応業者があるといっても無暗に借りてはいけません。

まず考えなければならないのは、なぜブラックになってしまったかという事です。また同じことが起きない保証はないのです。

そういったことを踏まえたうえで、借入れの前には完済するための返済計画を立てなければなりません。

返済能力もないのに無理な借り入れをしてしまわないように細心の注意が必要になります。

ブラックでの借り入れは決してお勧めできるものではない

ブラックの場合、実際問題として借入れするのはあまりお勧めできるものではないことはよく認識しておいてください。

その理由はブラックになる人というのは、何らかの原因があったわけですが、それを繰り返す可能性が高いのです。

実際ブラックの人の場合、一般の人と比べて再度返済に行き詰ってしまう確率が統計的に言って高くなっています。

したがってもしお金を借りることを考えている場合には、まず行わなければならないのは、借りなくて済む方法を考えることです。

借入れするとすれば、先ほども言いましたが緊急事態で借り入れがどうしても必要だと言う場合だけにしてください。

借入れ前に対策を考えなければならない

そこでそういった緊急事態が訪れる前に、できればブラックになったらすぐに、行っておかなければならないのが原因の追究です。

原因の追究はまず表面的な原因を明らかにし、その原因を生み出した原因をさらに追究するというように”何故”を繰り返します。

最終的には自分の精神状態なども問題にしなければなりません。

原因追及の手順の例

　↓何故？

　↓何故？

　↓何故？

　↓何故？

　・・・

原因が追究ができたら次にそれについての対策を立てます。原因追及がしっかりできていれば、的確な対策が立てられます。

原因によっては有効な対策が無いという事もあり得ます。そういう場合には借入れは危険と考えたほうが無難でしょう。

もし自分で原因の追究や対策の立案ができない場合で、どうしても借り入れが必要であれば、誰かに手伝ってもらう必要があります。

現状をよく説明して、原因と対策を一緒に考えてみてください。それでも対策が浮かばない場合には借入れは諦めるべきです。

返済の可能性を検証し返済計画を立てておこう

有効な対策ができるという事を前提に実際に融資を受けることを考えてみましょう。まず必要なのは返済の可能性を探ることです。

通常返済の可否は収入で判断する人が多いですが、必要なのは収支で判断するという事です。

例えば月収１００万円の人が借りることを考えてみましょう。多くの人はそれだけあれば返済は全く問題ないと考えるでしょう。

しかしこの人の支出を見て、やはり毎月１００万円を支出していたとしたら、実際には返済に回せるお金はない事になります。

そこで返済の可能性を探るためにはまず自分の収支を計算することが必要です。そこで実際に前月の収支を計算してみてください。

返済していけるだけの余裕があるとわかったら、次に借りた場合の返済期間中の月々の収入と支出を予想してください。

収入は比較的予想しやすいですが、支出はなかなか予想は難しいものです。家計簿などから予想してみてください。

季節的な支出の変動も考慮する必要があるので１年前まで遡って同じ時期の支出を参考にするとよいでしょう。

予想したら収支予想を計算して、すべての月で返済額を上回っていることを確認しましょう。

返済額が捻出できないような月があれば借入れは危険という事になります。そういう場合は節約できる部分を探ります。

節約して返済できるようになったら、それらを記載して返済計画としてまとめておきましょう。

返済計画は実際の返済中も毎月見直して、常に現状に即した状態にしておくことが重要になります。

無理な借入れは絶対にしてはいけない

このように返済計画が作れないというような人は、特に再度行き詰ってしまう可能性が高くなってしまいます。

したがって自分が慌てているとわかっている場合には、自分だけでは判断しないで、周囲に助けを求め返済計画を練りましょう。

もし返済ができない可能性があるのであれば、お金を借りる方向ではなく、節約や場合によっては生活保護も視野に入れましょう。

無理な借り入れをして、再度返済に行き詰ってしまっては、更に大きな信用喪失に繋がってしまいます。

【参考ページはこちら】
ブラックリストに乗ったら保証人なしでは借りられない？