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ブラックリストに載ってしまったら保証人なしでは借入できない?

ローンやキャッシングの際、頭をよぎるのが「ブラックリスト」の存在。

ブラックリストに載っていたらどうしようかと不安になったことはありませんか?

ブラックリストに載ってしまったら借入は不可能?保証人をつければ大丈夫?保証人がいない場合はどうしたらいいの?
(⇒ブラックでも消費者金融で借入は可能?

そんな疑問・不安を一つづつ解消していきましょう。

ブラックリストとは?次のことに心あたりがある人は要注意!

「ブラックリスト」=個人信用情報に金融事故履歴が記載されている事の通称です。

個人信用情報は国が指定する3つの機関によって管理されています。

機関名 主な加盟金融機関
日本信用情報機関 消費者金融・信販会社
全国銀行個人信用情報センター 銀行
CIC クレジットカード会社

キャッシングやローンだけでなくクレジットカードや携帯電話機器の分割払い等の利用があれば、あなたの利用記録はこの3機関のうちどれかに登録されています。

この3機関はそれぞれの信用情報を「CRIN」というネットワークで共有しているため、加盟している機関が違っていても個人信用情報は知られてしまいます。

借入の申込みを受けた金融機関は、この個人信用情報機関へ信用情報の開示を求め審査の基準とするのです。

ブラックリストに載る事由

それではどのような金融事故でブラックリスト扱いとなるのでしょうか。

「金融事故」とは借入を契約通りに返済できなかった金銭トラブルのこと。

次の4つに心当たりのある方はもしかしたらブラックリストに載っているかもしれません。

  • 長期の延滞 ・・・5年以内に61日以上の延滞をしたことがある
  • 度重なる延滞・・・5年以内の短期の延滞を繰り返したことがある
  • 任意整理 ・・・10年以内に任意整理をした
  • 自己破産 ・・・10年以内に自己破産をした

また上の4つ以外でも、完済前の借入金に対して過払い請求を行った場合、一時的に個人信用情報に「債務整理」と記載されることがあるようです。

どうでしたか?一つでも心当たりがあればその事由は、あなたの信用情報に記載されている可能性が高いです。

やっぱりブラックかも・・・保証人をつけても借入は無理?

先程のチェックリストに一つでも心当たりがある人はブラックリストに載っている可能性があります。

借入に制限がかかるのは覚悟しないといけません。

銀行からの借入は可能?

金融機関から借り入れる際、一番審査が厳しいのは銀行です。

銀行は大きな金額を取り扱い、金利も低いので、その分返済可能であるか徹底的に調べます。

ブラックリストにのっている人はほぼ借入不可能でしょう。

銀行側から「保証人が必要」と言われることは稀で、保証人有無以前に債務者本人の個人信用情報を見て断られることがほとんどです。

銀行の前では保証人の有無以前の問題ということです。

もし銀行側から「保証人を付けてほしい」と言われた時は、どうにか融資をしたいと画策していると思っていいでしょう。

その場合、保証人を付けれるとよいのですが、そうでない場合はやはり融資は難しくなります。

消費者金融は原則保証人不要

銀行に断られた、保証人を付けられない、そんな方の受け皿となるのが消費者金融です。

消費者金融は銀行と違い、個人相手に少額の融資をしています。

少額の融資であるため回収不能になった時のリスクも小さく、その分審査が優しくなっています。

高額融資を扱う銀行等とは違い基本保証人は不要ですので、保証人がいなくても躊躇することはありません。

ただ金利は銀行と比べると高いです。これは消費者金融がリスクを含めた経営をしている以上仕方ないことでしょう。

まずは簡易診断を

消費者金融を検討するのであれば、まずはブラックリストに載っていなければ借入可能かどうか大手消費者金融のホームページで簡易診断を受けましょう。

簡易診断で尋ねられる項目は以下の3つです。

  • プロミス
    • 生年月日
    • 年収性別・独身既婚
    • 他社からの借入合計金額
  • アイフル株式会社
    • 年齢
    • 雇用形態
    • 他社からの借入合計金額

    診断結果は「ご融資可能と思われます」か「ご入力いただいた内容だけでは判断することができません」で表示されます。

    「ご融資可能と思われます」と表示された場合は、過去の履歴以外は問題がないということです。

    「判断することができません」と表示された場合は、収入や現在の借入状況では新規借入は難しいということです。

    大手消費者金融への申込み

    簡易診断で借入可能と出たならば、大手消費者金融に申し込んでみるのもいいかもしれません。

    申し込む際は必ず自分の信用情報(過去の延滞有無等)を自己申告してください。

    必ず個人信用情報は確認されますので、自ら申告することで好印象を与えられます。

    また、保証人を付けられる人はその旨を伝えてください。審査の判断の一つになるはずです。

    保証人を付けられない人でも、基本は保証人不要なのでそのことが問題になることはありません。

    消費者金融からの借入で保証人をつけることの方が少ないのです。安心しましょう。

    ただ大手消費者金融は審査も比較的厳しいので、ブラックリストに載っているのであれば断られる可能性が高いことは覚悟しなければいけません。

    大手ではなく中小の消費者金融を利用するメリットとは?

    大手消費者金融の簡易診断で「判断することができません」と診断されたり、大手だと断られる可能性が高いと不安な場合は、中小消費者金融を検討しましょう。

    大手消費者金融と比べると金利が若干高く、借りれる額も少額ですがその分審査は優しくなっています。

    大手消費者金融に落ちた人の受け皿になっているのが中小の消費者金融です。

    中小消費者金融利用のメリット

    中小の消費者金融を利用する一般的なメリットとしては以下の4つがあげられます。

    ①借りられる額が少額なので審査が優しい

    ②保証人を必要とすることがほとんどない

    ③銀行や大手消費者金融とは違いデータだけでなく人柄をみてくれる等、審査に柔軟性がある

    ④他の消費者金融より金利が高いといっても法定金利内の利息なので大きな差はない

    会社名 実質年利
    アコム株式会社 3.0%~18.0%
    株式会社セントラル 4.8%~18.0%
    株式会社アロー 15.0%~19.94%

    金利についてはブラックリストに載っている等リスクが高い人ほど高い利率になります。

    最低金利を見るよりも最高金利を見て判断するほうが良いでしょう。

    そうなると、どこの金融機関で借りても法定金利最高額(10万円未満20%・100万円未満18%・100万以上15%)になると考えられ、変わりません。

    中小の消費者金融に申し込む際に注意すること4つ!

    中小の消費者金融への申込みを決めたのならば、以下の4つの事に気を付けましょう。

    ①申込みの際は好印象を与える

    中小消費者金融は借入状況、履歴、年収等のデータだけで審査するのではなく、人柄もみてくれると言われています。

    信頼できる人物であるかどうかが審査の基準になるのです。

    身なりを整え、ハキハキをした受け答えを心がけましょう。

    ②ブラックリストに載った理由と、それが現在解消されている事を伝える

    データだけでは分からない延滞や自己破産をした理由、それから自分がどう変わったのかを話しましょう。

    ブラックリストに載った背景を考慮してもらえるかもしれません。

    ③申込みは厳選した会社2社までに

    借入申込み情報も信用情報機関に載ってくるため、現在の申込み状況までほぼリアルタイムで金融機関は把握しています。

    複数申込みは不信感を与えるので、大手に断られたら次に中小消費者金融を1社受けるか、最初から受かりやすい厳選した中小消費者金融を1社づつ申し込むようにしましょう。

    ④正規の消費者金融であるか必ず確認

    中小で心配なのは正規登録された金融機関であるかどうかです。

    数多くある中小消費者金融の中には闇金融といわれる貸金業の登録を取らずに営業している業者も紛れています。

    貸金業の登録がないまま貸金業務すること自体が違法なので、違法の金利、違法の取立等を行っていてもおかしくありません。

    絶対に正規登録していない会社からは借り入れをしないようにしましょう。

    闇金融の見分け方さえわかれば、中小の消費者金融を安心して利用できるようになります。

    優良消費者金融の見分け方

    まずは正規登録されている貸金業者であるか「貸金業登録番号」を調べます。

    「貸金業登録番号」とは国あるいは都道府県知事の登録を得た正規の貸金業者に付与される番号です。

    正規の貸金業者であれば、貸金業法に基づいた営業を行っているため、法定外の金利を取られる、違法な取り立てをされる等という心配はありません。

    この登録番号は顧客の見やすい場所へ掲示しなくてはならず、店舗や公式ホームページ上に必ず載っていますのでチェックしましょう。

    貸金業登録番号とはこのような番号です。

    「○○県知事(5)第○○○○○○号」

    登録番号の見方は「○○県知事」であればその県内のみの営業、「○○財務局」であれば2つ以上の都道府県にまたがって営業をしている貸金業です。

    次のカッコ書きの数字は貸金業登録の更新回数になります。

    貸金業者は3年に一度更新がありますので、カッコ内の数字に3を掛けるとその会社の営業年数になります。

    数字が大きいほど業歴が長いということになりますので、信頼できる業者かどうかの判断基準の一つになります。

    架空の番号を使う悪徳業者に注意

    ただこの貸金業者登録番号で注意が必要なのが、架空の登録番号を掲げている悪徳業者もいることです。

    登録番号が本物であるかどうかは金融庁のホームページ内「登録貸金業者情報検索サービス」で確認しましょう。

    また「日本貸金業協会」の加入の有無も確認しておくと更に安心でしょう。

    日本貸金業協会とは、貸金業法に基づく自主規制機関として内閣総理大臣の認可により設立された協会です。

    健全な貸金業の運営指導や取り締まりのほか、一般の方からの相談・苦情窓口も設けていますので、この協会の会員であれば更に安心して申込みができるでしょう。

    加入しているほとんどの業者は登録番号と並べて「日本貸金業協会会員 第〇〇〇〇〇〇号」と記載していますので、登録番号と合わせて確認しましょう。

    ブラックリストの人は中小消費者金融を賢く利用しましょう

    どうでしたか?ほとんどの中小消費者金融は貸金業法という法律に沿った営業をしています。

    「名前を知らないから」「大手じゃないと怖いから」と怖がる必要はありません。

    闇金融業者を見分けることさえできれば、中小消費者金融は貴方の強い味方となってくれるでしょう。

    ブラックリストに載っているから・・・保証人がいないから・・・と諦める前に、中小消費者金融を検討してみましょう。

    【参考ページはこちら】
    ブラックでも地方の消費者金融で借りられる?

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