無職だとキャッシングの可能性はゼロに等しくなります。そこで、何としてでも職業を自称することが大事になります。
キャッシングをする会社の、職業欄の選択肢から見えてくる、自称できる職業は何か。
どんな状況なら職業を自称できるのか。勤めていても休職中だとキャッシングは不利になる時もある。
いくつかの事例を交えて紹介をしていきます。
無職はキャッシング対象者の必須条件の安定収入を保証できない!
キャッシングしたいという人にも、様々な状況があります。そして、その職業は、キャッシング審査に大きな影響を与えると考えられます。
キャッシング対象者とするのに、必ず入っている条件は、「安定収入」です。収入は、職業によって大きく違いがあり、無職だと基本無収入でしょう。
無職は、キャッシング対象者の必須条件である、「安定収入」を保証できないと見られ、審査を通ることは難しく、少なくとも融資金額の制限はされます。
キャッシングの貸付条件にはどの金融機関も安定収入が含まれる!
金融機関各社のキャッシング対象者の条件で、貸付対象者欄には、「安定収入」に関して、大体次のように記載されています。
多少表現が違っていても、確実に収入があることが原則になっているのです。要は、一部会社の表現にあるように、返済能力が重要なのです。
キャッシング | 貸付対象者 |
---|---|
アイフル・キャッシングローン | 定期的な収入と返済能力を有する方 |
アコム・カードローン | 安定した収入と返済能力を有する方 |
プロミス・フリーキャッシング | 安定した収入のある方 |
モビット・カードローン | 安定した収入のある方 |
職業として自称できるのは、自営業や自由業である!
無職であっても、働いていると嘘をつくといっても、違法に職業を詐称しろという訳ではありません。少しばかり、盛って表現をすれば良いのです。
まったく収入が無く、仕事もしていない「無職」の人は、違法なことをしない限り、まずキャッシングをすることは不可能であることを断言します。
但し、職業といっても、勤め先があるものになると、在籍確認というものが必ずあるため、以前勤めていたところを職業とすることはできません。
職業として自称できるのは、自営業や自由業ということになります。
主婦・学生へのキャッシングでも何らかの職に就いている人を想定
アイフル・キャッシングローンの場合、申込める職業としては、次のようなものがあります。
- 給与所得者
- 自営業者
- パート
- アルバイト
- 派遣社員
- 出向社員
- 嘱託社員
- 主婦(専業主婦除く)
- 学生
専業主婦、年金受給のみ、無職の場合は、パート・アルバイトを含む職業に就くことを、注意書きしています。
給与所得者というのは、公務員や会社員などの勤務先から収入を得ている人です。
主婦や学生というのも、パート・アルバイトなどの何らかの職に就いている人を想定しているのです。
業種の選択肢にその他があれば自営業や自由業をこじつけられる
アイフル・キャッシングローンの申込みの、「業種」欄に上げられた業種は以下のとおりです。
- 卸売・小売・流通業
- 建設業
- 製造業
- 運輸・物流業
- 病院・医療・福祉機関
- 官公庁・協会・団体・電力・ガス
- 通信事業
- 学校・教育機関
- 保険業
- 不動産業
- 広告・デザイン業
- 農林・水産・鉱業
- 印刷業
- 金融業
- 出版業
- 証券業
- 放送業
- その他
また、「その他」という項目があるので、何か自営業や自由業をこじつけられそうな感じはします。
少しでも仕事らしきものは何でも職業としてこじつけるのが得策!
アイフル・キャッシングローンの申込みの、「職種」欄に上げられた職種は以下のとおりです。
- 作業員・警備関連
- 店員・接客
- 事務スタッフ・経営者・コンサル業
- 工員・職人
- 営業(固定)
- 営業(歩合)
- 運転手・乗務員
- 医療関係
- IT関連スタッフ
- 国家資格者(弁護士・調理師等)
- 国家公務員・地方公務員・議員
- 水商売関連
- サービス関連
- 芸術・デザイン関連
- 編集者・記者・芸能関連
絵を描いたり、ちょっとした文章を書く仕事をしているのであれば、「芸術・デザイン関連」や「編集者・記者・芸能関連」といったところでしょうか。
とにかく、何でも良いので、少しでも仕事らしきものをしたことがあったら、職業としてこじつけるのが得策です。
野菜を作っているところがたとえベランダでも職業は農業と言え!
最もこじつけしやすい職業としては、「農業」と考えられます。農業には次の3つの分類があり、必ずしも商売としての職業を言うものではありません。
- 商業的農業
- 自給的農業
- 集団的農業
「商業的農業」は、酪農や園芸などで、その生産物を販売するものです。通常、農業を職業として収入を得られるのがこれです。
「自給的農業」は、自分で食べる分だけを生産しているもので、ここから収入を得ることはありません。しかし、農業にかわりはありません。
「集団的農業」は、協同農業ともいって、一定の集団で食べる分だけを生産しているもので、個々の働き手に収入が入るというものではありません。
もし、自宅の庭で少しでも野菜を作っていたりすれば、それは「自給的農業」に間違いはありませんので、職業を農業と言っても違法な嘘とは言えないでしょう。
たとえ、野菜を作っている場所がベランダであったとしても、職業は農業だとこじつけてしまえば良いのです。
リサイクルショップに自分のものを売るだけでも古物商と名乗れ!
仕事をしていないと、何らかの方法で収入を得たいものです。よほど生活が苦しくなれば、質屋に行くとかするでしょう。
最近では、リサイクルショップに自分の使い古したものを持っていって、持ち物の整理がてら、小銭を得ている人も多いと見られます。
もし、リサイクルショップを利用したことがあるのであれば、それはれっきとした「古物商」という職業を名乗ることができます。
「古物商」というと、「古物営業法」などという法律があって、何か公的許可が必要かと思われそうですが、すべてに許可が必要な訳ではありません。
次のような場合は、「古物商」の許可は不要なのです。
- 自分の使い古したものの販売
- 自分の為に買ったが使わなかったものの販売
- 他人からただでもらったものの販売
- 他人から引取り手数料を取ってもらったものの販売
つまり、商売のための買取りはしないで、自分の持ち物を販売するだけならば、古物商としての許可は要らないのです。
それでも、古物を売っているという行為は、充分に「古物商」という職業を名乗れるのです。
それは、リサイクルショップだけでなく、フリーマーケットでの販売でも同じです。自分のものを売るだけなら、堂々と「古物商」を名乗れば良いのです。
無職であっても何とかして職業をこじつければキャッシングは可能
キャッシング対象者の必須条件は、安定収入だと言いました。
それだからと言って、年金や生活保護という形でお金が入ってくる人は、キャッシング申込みでは門前払いとなります。
理由は簡単です。年金生活者の場合、キャッシング対象者の条件に設定されている、年令の上限が近いため、優良なお客様とは見られないからです。
生活保護受給者に至っては、法規制があるため、キャッシングをすることはできません。
また、注意しなければならないのは、会社員であっても、産休や育休を取っている人です。休職期間に収入が無いとなれば、審査は確実に通りません。
産休や育休の期間中で収入があるとしても、在籍確認の際、復職の時期がはっきりしないと、キャッシングする側としては、安定収入に不安を感じてしまいます。
それなので、産休・育休中を含む「無職」の人は、他に収入があり返済可能であるのならば、何とかして職業をこじつけて、キャッシングを可能にしなければなりません。
あとは、総量規制を考慮し、申告する年収の1/3を超えず、収入証明の要らない融資額を希望し、キャッシング審査を通りやすくすれば良いのです。
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