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消費者金融を利用してると警察官になれないってホント!?

消費者金融を利用するという事は、理由はどうあれ借金をしているという事になります。借金はどちらかというとマイナスの印象がありますから、借金をしていることを知られてしまったら不利になってしまう事があるのでは?と不安に感じる人もいるでしょう。

例えば就職です。警察官になるときは色々な事を調べられてしまうと聞きますよね。その時、消費者金融の利用があれば採用に不利になってしまう事があるのでしょうか。また、自分ではなく両親や親戚が消費者金融を利用している、自己破産をした経験があるという事は、警察官採用に影響を与えるのでしょうか。

警察官採用時の身上調査とは

警察官採用時には、採用希望者の身上調査を行います。身上調査で行われる内容はいろいろありますが、これは警察官採用試験に合格した後の話になりますね。採用候補者身簿に載せる段階で、受験者の状況をチェックするのです。では、調査される内容をいくつか挙げてみましょう。

  • 家族構成
  • 勤務先・アルバイト先
  • 婚姻歴
  • 債務状況
  • 犯罪歴

勤務先やアルバイト先に電話が来る、管轄の警察署員が直接話を聞きに行くという事も行われています。犯罪歴は、たとえ軽微なものだったとしても前科・前歴があれば採用されることは極めて難しくなってしまいます。万引きなどで警察に行き取り調べと指紋等の登録が行われた過去があれば採用されることは難しいと考えておきましょう。

身上調査は警察官として働くにあたって問題がない人物か、危険な思想を持っていないかなどを判断するために行われます。採用するにあたって避けることが出来ない、重要なものだと言えますね。

警察官採用候補者名簿とは

実は、警察官というのは採用試験に通ればすぐに採用されるというものではありません。採用試験に通った人は警察官採用候補者名簿に成績順に名前が載り、上位記載者から順に採用されていくのです。欠員が出れば都度採用という形になりますので、採用候補者名簿に載ることが出来ても採用されないという事も起こり得るんですね。

採用候補者名簿への名前登録はずっと行われるわけではありません。実は1年ごとに名簿の作り変えが行われ、再度成績上位者から順に採用されていくことになります。名簿に名前が載って1年以内に採用されることが出来なければ、再度試験を受けなければいけないのです。

また、採用されても警察学校での研修が始まります。この研修を乗り越えて、ようやく警察官として仕事を始めることが出来るのです。警察学校では規則正しい生活を行い、警察官にとって必要な知識と技術を身に着けていきます。

親戚の情報はどこまで影響?

警察官採用時に本人の情報が影響するのは分かりますが、親戚の情報はどうでしょうか。自分ではなく親が犯罪者である、親戚が犯罪者である、自己破産をしてしまっているといった場合、採用で不利になるか気になるのではないでしょうか。これは調べてみると様々な情報が出ています。

3親等以内の親族に犯罪歴がある、破産経験があるという状況であれば採用はされない、そう書かれていることもあります。ですが、これは誤りであるとされています。実際は、3親等以内の親族に犯罪者がいるからと言って採用することは出来ないという規則があるわけではない様です。ただし、採用候補者名簿に名前を記載するにあたって、他の条件が全く同じで身内の犯罪社歴・破産歴の有無だけが違うということになれば、無い人の方が上位に来るというようです。

心証的な問題であると行っても良いでしょう。ただ、その犯罪というのが殺人や強盗などであれば採用に不利に働くことは十分考えられます。ただし、必ず不採用になるという事でもありません。その他の状況や採用面接でそれを見極める場合もあるようです。

ですが、両親・兄弟など身近な人物のために不採用となるケースはゼロではありません。それは、近い身内が暴力団や政府に攻撃的な活動を行っている団体に属し、その影響を少なからず受けていると判断されれば警察官として採用されることはありません。警察官になる事で何らかの問題を起こしてしまう可能性があるという判断になるんですね。

両親を含めて親戚に犯罪歴・借金歴があっても採用に必ず影響すると言えない
ただし、候補者名簿順位に差が出る可能性はある
また、親戚が暴力団員など思想に影響が与えられている可能性がある場合は
採用不可となることが多い

親戚に問題があるから…と極端に不安を感じることは無いようですが、どうしても心配である場合は一度現役の警察官に話を聞きに行っても良いでしょう。交番、警察署、どちらでも採用試験を受けているから話を聞きたいと言えば対応してもらう事は可能です。知り合いでなくても大丈夫ですから、一度勇気を出して話を聞きに行ってみてはどうでしょうか。

消費者金融利用は採用に不利?

警察官になりたい、採用を目指いしているという人が消費者金融を利用していた場合、採用に影響があるのかですが、残念ながら採用される可能性は極めて低くなると言えます。警察官を採用するにあたり、債務状況は重要な判断材料の1つとなるのです。車のローンやバイクのローンであれば大きく不利になる、影響するという事はないかもしれませんが消費者金融利用は別なのです。
(⇒消費者金融借入のメリット・デメリット

警察官になりたいということであれば、消費者金融にある借金残高をゼロにしておくようにしたいですね。採用試験を受ける前に完済しておくことが望ましいと言えます。家族に消費者金融利用があっても大きく影響しないかもしれませんが、本人に債務があれば別という事です。もし借金があるのに無いという虚偽の申告をしてしまった場合は、何らかのきっかけでそれがばれてしまった時に問題となります。不利になると分かっていても正しい情報を申告するようにしなければいけないのです。

やはり出来るだけ借金があれば残高をゼロにする努力をしてから採用試験に臨むようにするのがベストだと言えます。

警察官が自己破産をするとどうなる?

警察官になった後、消費者金融やローンを利用することは可能です。きちんと返済できるようであれば問題ありません。ですが、延滞等を繰り返してしまえば警察官でも関係なくブラックになってしまいますし、返済することが困難になれば自己破産等の債務整理を余儀なくされるでしょう。もし警察官が自己破産をしてしまった場合、その職を辞さなければいけない、停職処分になってしまうといったペナルティはあるのでしょうか?

警察官が自己破産をしたからと言って法的にペナルティを課すことはありません。そして、自己破産をしたからといって職場にその連絡が来るわけでもありません。自己破産をしてしまえば一定期間就くことが出来ない職業というのがありますが、警察官や公務員はこれに該当しないので、通常通り働くことが可能です。ですが、いくら自己破産情報が外から漏れる可能性が少ないとは言っても定期的にある面接で債務状況を報告しなければいけない場合もあります。その際は自己破産の事を伝えなければいけないこともあるかもしれません。

定期的に警察官は面接を行い、貯金額や交際状況等確認されることがあります。交際相手ができればその氏名や住所を報告することも必要ですね。借金情報は、金銭トラブルにあっていないかを知るためにも必要な情報ですから報告する場面があれば正直に伝えるしかありません。問題行動を未然に防ぐという目的もあるのです。

自己破産後の生活は、一定の資産を手放さなければいけないというだけで日常必要な家具・家電は手元に残りますし、

自己破産情報が裁判所等から職場に通知されることはない
自己破産をしたことで警察官の定職・辞職等処分されなければいけない決まりもない
ただし、警察官は面接等で債務状況を報告する場面が出てくる

自己破産をした際、借金の理由がギャンブル等不適切なものであると判断されれば停職処分になる可能性もゼロではありません。実際そのような処分をされたという例もあります。借金をする際は返済できる金額だけ利用するよう心がけるようにしましょう。

【参考ページはこちら】
消費者金融を利用しやすい職業とは

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