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無審査に注意!高利子なのが緩い理由

消費者金融会社のホームページや銀行のホームページを見ると審査の厳しさは多少は差があるものの、「無審査」という言葉は見かけません。ですがインターネット検索から「無審査」を含めて検索すると無審査で借り入れができる消費者金融は見つかるでしょう。

「手間がかかるくらいなら絶対無審査がいいだろう」、そう思っている人も最初は思うことでしょう。でも、そこで借りて大丈夫だと思いますか?さらに詳しく調べればわかることですが、無審査で借り入れができてしまうところは実は高利子なのです。

もしかしたらそれは闇金かもしれませんよ。知らず知らずのうちに闇金のカモになることがないよう怖い思いをする前に事前に知っておきましょう。

そもそも一般的な消費者金融では

大手消費者金融のアコムや、銀行系の三菱東京UFJ銀行などでは、審査が必ずあります。安定した収入があるかどうか、年齢は借入対象の範囲内であるかなど、提出いただく書類を元に返済が可能な人物かどうか審査しているのです。借入金額が少なければ審査の甘い会社もあります。
(⇒審査が早い・通りやすいキャッシング会社

銀行系と消費者金融系の審査の比較

大手であれば、審査はネットですし、借入額も100万円未満であれば提出書類は運転免許証のみでいいのです。来店不要の会社もありますから、なにも手間はかからないですね。但し、銀行系と大手消費者金融とでは、金利の違いや、融資までにかかる時間が異なります。

アイフル 三菱東京UFJ銀行
ネット診断有 ネット診断有
提出書類(借入額100万円未満はコレだけでOK)
・運転免許証
提出書類(借入額100万円未満はコレだけでOK)
・運転免許証

低金利は当たり前、高利子は違法だった

以上、紹介しました銀行、大手消費者金融も含め、一般的には金利は低金利が当たり前となっています。なぜなら貸金法という法律で決まっていることだからです。各会社によりますが、金利は低くて3%から高くても18%前後には収まっているはずです。

ということは、高利子というのは違法であるということなのです。違法業者ということは、闇金を意味しています。でも闇金と聞いても、ドラマや漫画の世界でよく聞く言葉なので、なかなか現実味がないでしょうけれども、意外と身近に潜んでいるものです。

まず闇金とは、貸金業の登録をせずに貸金の業務を違法で行っている業者のことです。 出資法では、上限金利は年20%なのに、それ以上の金利になっているのです。漫画やドラマで「トイチ」という言葉を耳にしたことはないでしょうか?

実際にあった手口で、「トイチ」とは「10日で1割の金利」を意味し、他にも「トゴ」(10日で5割)などがあり、このような高利子はいずれも違法です。想像していた高利子よりはるかに高額だとわかるでしょう。

普通の正しい判断ができている精神状態であるならば、まず手を出さないのですが、こうした高利子に手を出してしまうのは闇金の巧妙な手口からなので、自分は絶対にひっかからないとは思わない方がよいでしょう。
(⇒闇金以外で審査が緩いキャッシングを教えて!

無登録なのに架空の登録番号を掲載していたり、登録している業者の番号を詐称したり、実在する登録業者の社名を名乗る悪質な業者は、金融庁がホームページに会社名を公表しています。頻繁に更新されていますから確認しておきましょう。

もし闇金に手を出してしまったら・・・

無審査だからといって、高利子な闇金に手を出すのは間違っています。もしこのような悪質な業者に手を出してしまった場合は、あっという間に雪ダルマ式に借金が増え、返済できなくなるのも時間の問題です。勤務先や家族にまで連絡が行き渡り、厳しい取り立てに合うのです。

闇金はこうしたタイプの人をカモにするために、審査を緩くしたり、無審査を謳って、契約に来るのを待ち構えているのです。過去には厳しい取り立てが原因で一家心中してしまうケースもありました。

もし闇金から借りてしまったら

実は法律では、闇金から借りたお金は返さなくてもよいと定められています。ココは重要です。覚えておくとよいでしょう。また契約時には利息を確認しておきましょう。あまりにも高い場合は疑った方がいいです。

以下、貸金業法第四十二条より

消費者金融会社との消費賃借の契約時に、年109.5%を超える利息で契約をした場合には、その契約を無効とすると定められています。但し、2月29日を含む年は、年109.8%で、一日当たり0.3%となります。
つまり、高利子と定めた契約は無効になることを意味しています。

もしトラブルが発生した場合は、一人で問題を抱え込まずに、まずは弁護士などに相談しましょう。

貸金業法について知っておきましょう

闇金でない一般の消費者金融会社では、貸金業の登録をしており、この貸金業法に則って運営しています。借り入れに審査があるのも、貸金業法で定められているからです。実は完全に施行されたのは2010年のことなのです。最近の話ですね。でもこれによって、利用者が精神的に追い詰められることが減ってきたのです。

で、利用者にとって知っておくべき貸金業法のポイントは?

  • 総量規制と言って、年収の3分の1を超える借入はできないこと
  • グレーゾーン金利廃止により、出資法の上限金利を20%とした
  • 収入証明の提出が必要であること(但し借入金額による)
  • 指定信用情報機関に顧客の情報が登録されること

利用者にとっては3分の1を超えた額も必要な人もいるかと思いますが、それは利用者側の未来を守るためでもあるのです。また消費者金融側の法律についても知っておきましょう。以下のような行為があっては違法なのです。

  • 夜間も日中も執拗な取り立ての規制
  • 借り手の自殺による保険金支払いのための保険契約の禁止
  • 連帯保証人の保護の徹底
  • 業務改善命令の導入

因みに貸金業の登録をしている企業でも、貸金業法に違反すると、業務改善命令、業務停止命令を受け、金融庁のHPにも掲載されます。借りようと思っている会社は信頼できるのかどうか、チェックしておくといいですね。

怪しい業者には近づかないと心に誓うこと

闇金は色々な手口を使って待ち構えていますが、結局は自分の身を守れるのは自分なのです。 自分だけではありませんね。家族もいるかもしれませんし、誤った行動で自分以外の大切な人を巻き込みかねないのです。もう一度繰り返しますが、無審査は違法!高利子も違法!違法ということは「闇金」を疑うべきです。絶対に注意してください。

また周囲の人が違法な業者からお金を借りようとしていることに気づいたら、これまでココでお話してきたことを伝えてあげてください。また違法な業者を見つけたときには、警察や国民生活センター、日本貸金業協会等に相談しましょう。

正しい選択を心がけ、計画的に利用しましょう

手間を省くために違法な業者を利用することなく、また闇金の甘い誘惑に誘われることなく、正しい選択を心掛けて、登録している信用できる消費者金融から借入しましょう。一般的な消費者金融会社や銀行では、ただお金を貸してくれるだけではなく、お客様の立場になって寄り添い、返済までの計画も考えてくれます。

お金を借りるからには悩みや不安があるはずです。後回しにすればするほど一人で解決できない大きな問題に膨れ上がってしまうことになりかねません。そうなのであれば、ひとりで抱え込まないで解決できるうちに早め早めにプロに相談しましょう。きっと心も軽くなるはずです。

【参考ページはこちら】
キャッシングした人が陥りやすい返済地獄を避ける方法

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