カードローンは誰もが利用したい現代の便利システムです。
しかし、その審査に通らなければ利用は不可能！だから審査通過か否かは人生の分かれ道ともいえる一大事かもしれません。
そんな中、誰でも審査通過が可能だと噂のワールドトラストに興味を持ったアナタ！
アナタは今、おいしい餌が仕掛けられた落とし穴に自ら飛び込もうとしているのですよ！！
審査に通りたい一心で大事なことを見逃してはいけません。
この機会に注意が必要な消費者金融も沢山あることを知っておいてください。
審査に絶対落ちない消費者金融なんてあるの？
誰もが審査に通過する正規の消費者金融はありません。さらに、ほとんどの人が審査に通過するといわれているところでも、審査に落ちる人はいます。
（⇒カードローン審査に落ちる人ってどんな人？）
この内容を読んで、これは自分だ…。という方がいらっしゃったら、それはラッキーです。なぜなら、どこを改善すればいいかがわかるからです。
さて、消費者金融の審査は、担当者の“さじ加減ひとつ”なんてことは絶対にありません。
決められた一定の条件をクリアしている人のみが審査通過の栄光を手にします。
以下の内容でご自分の状況をチェックしてみましょう。
審査に落ちる人ってどんな人？
消費者金融の審査に落ちる人は以下のような人です。
- 仕事をしていない
- 未完済の借入がある
- 現在複数の消費者金融で借入がある
- 誰かの保証人になっている
- 借入可能な年齢制限外である
これらは個人信用情報に情報が残っている場合の審査落ちの条件でもあり、一般的な消費者金融の話です。
審査の甘い消費者金融は、上記のような状態でも審査通過を可能にさせる場合がありますので、必ず上記に当てはまる人が審査に落ちるとは限りません。
審査通過の有無は、消費者金融のさじ加減一つではないのに、上記が当てはまる人でも審査通過を果たせる理由は、その消費者金融がリスク覚悟で貸し付けているか非正規の消費者金融だからです。
消費者金融の審査に欠かせない『個人信用情報』とは
信用情報というのは、個人の年収や住宅情報、勤務先等の属性、ローン、公共料金の支払い状況など、個人のお金にまつわる全ての情報のことです。
各金融機関は、この信用情報機関に問い合わせることによって、本人のお金にまつわる様々なことを確認し、審査通過の可否を決定しているといってもいいでしょう。
この機関は、本人ならば開示請求ができるため、自分の過去に不安のある方はそれぞれ思い当たる機関に請求してみるといいと思います。
信用情報機関は、消費者金融・クレジットカード会社・銀行等で別機関になっていたり、重複していたりと様々です。しかし、３～４機関ですから、焦点は絞りやすいのではないでしょうか。
ご自分が利用したクレジットカードでの買い物代金引落しを不能のまま放置しているな…。と思ったら指定信用情報機関のＣＩＣに開示請求するなどです。
審査の甘い消費者金融のメリット・デメリット
審査の甘い消費者金融には目先のメリットもありますが、デメリットの方が大きいのです！
あなたはこれをメリットととるか、デメリットととるか、どちらでしょうか？
| メリット | デメリット |
|---|---|
| いつでも借入可能 | 簡単に借金が膨らむ |
| いつでも借入できる安心感 | 返済に追われる不安感 |
| 必要性を考えなくても借入できる | 絶対必要ではないのに借入してしまう |
| 自分の財布のように利用できる | 借入れている意識が薄くなる |
あなたにとって、審査の緩い消費者金融はメリットばかりでしたか？デメリットばかりでしたか？
この部分の自己判断によって、あなたが闇金にハマる可能性が見えてきます。上記の内容を見れば、デメリットの方が断然大きい！と思えた方はまだ大丈夫です。
メリットあるじゃん！と思った方は、要注意！！心理的に便利だと「思い込みたい」無意識が働き始めています。
危ない！ワールドトラストの内情
消費者金融もたくさんありますが、私たちが知っているのはテレビでＣＭが流れているところだけですね。しかし、ＣＭなどしていなくても私たちを助けてくれる消費者金融はたくさんあります。
私たちを助けてくれる消費者金融は、ワールドトラストではありません。ではどのような会社が審査に通過しにくい人を助けてくれるのでしょうか。
それはズバリ！中規模・小規模消費者金融でしょう。
ワールドトラストってどんな会社？
遊技場を運営する株式会社ワールドの子会社として、株式会社ワールドトラストがあります。
しかし、消費者金融的な業務をしているかどうかは定かではなく、全国的な登録貸金業者ではありません。なぜなら、金融庁で登録されていないからです。
営業所が都道府県をまたがり、二か所以上で営業している場合は金融庁の登録が必要になります。
そして、一か所での営業の場合、都道府県知事の登録業者の可能性がありますが、住所が明らかになっていない場合、正規の消費者金融とは言い難いものがあります。
ワールドトラストは、ネット上でも住所が明らかになっていません。どこのどんな会社なのか、また、同名会社なのかさえもはっきり分からないのです。
さらに、同名の会社に消費者が融資をし、元本保証で運用をするという話もまことしやかに流れています。
このような内容から、ワールドトラストが闇金かそうでないかにかかわらず、審査の通りやすい消費者金融をお探しの方々には関係のない会社といえるでしょう。
非正規の消費者金融が存在するわけ
需要がなければ供給も無いのが世の中です。そして、人間のお金に対する欲求は貪欲です。
大手消費者金融の審査に落ちた人は、中小の消費者金融に流れていきます。さらにそこでも審査落ちとなると、消費者は焦り闇金へと手を出してしまうのです。
正規の消費者金融とは
営業所が単独都道府県にのみ所在する場合、都道府県知事の登録となり、複数の都道府県にまたがる場合は財務局の登録となります。
非正規の消費者金融とは
通俗的には「闇金」と表現されています。素人目には偽っているかどうかがわからない場合が多いため、金融庁も常に注意を呼び掛けています。
消費者にも消費者金融にもいろんな事情はある
闇金も闇金を運営する側のスタッフにも生活があり、それを利用する消費者にも生活があります。
そう考えると、それぞれに事情がありお互いの条件が合えば、闇金だろうと継続して営業できることは容易に考えられますね。
それが銀行や正規の消費者金融を利用している間はいいのですが、そうでなくなった時、人生が取り戻しにくい方向へと転がり始めるのです。
お金は「絶対いる！」と思いこむと、何が何でも借入をしなければ生きていけないような錯覚に陥ります。
現金を手にして、よく考えればここまでして必要だったか？という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たとえば生活費ではなく、ギャンブルやお酒、買い物依存等のためにお金が必要な人は、特に闇金に陥りやすい心理状態なのです。
また、闇金を運営する人も闇金で働かざるを得ない人も、それぞれの事情を抱えて生きています。
しかし、誰かにお金のことで迷惑をかけたり法に触れることは絶対にしてはならないのです。それは結局自分の首を絞めることにしかならないからです。
それでもワールドトラストを選びますか？
どうしてもお金が必要だからといって、どこの誰ともわからないワールドトラストをあなたの消費者金融として選びますか？
非正規の消費者金融を自ら選び、トラブルになっても守ってくれる人は誰もいないことも覚えておいてください。
守ってくれるどころか、闇金からの取り立てに悩み苦しむ地獄の日々が待っているといった方がいいでしょう。
貸金業法で決められている『取り立て』等に関する諸条件
厳しい取り立てに苦しんで自殺や夜逃げを余儀なくされていた消費者を消費者金融から守るためにできたのが返済要求に対する規則です。
貸金業法、第２１条「取立行為の規制」
- 正当な理由もなく、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯（午後９時～午前８時）債権者に電話・ＦＡＸ・自宅訪問すること
- 正当な理由もなく、債権者の勤務先やその他、自宅以外の場所へ電話・ＦＡＸ・訪問すること
- 債権者から、訪問に対して退去するように意思表示されたにもかかわらず、退去しないこと
- はり紙や立て看板やその他の方法で債権者の借入に関する事実や私生活に関する自室を債権者以外に明らかにすること
- 債権者に対して、債権者以外のものからの借入等の方法で返済資金を調達するよう、要求すること
- 債権者以外の者に対して、債権者に代わって返済するよう要求すること
- 債権者が債務の整理を弁護士等に依頼した旨の通知をうけたにもかかわらず、債権者に対して返済を要求すること
- 債権者に対し、「資金調達の要求」以外の言動をすると告げること
上記のような規則ができ、人が人らしく生きるための最低限を死守できるよう国がわれわれ消費者を守ってくれているのです。
しかし、闇金はこのような常識の範囲内で取り立てを行うはずがないということをご理解いただきたいのです。
ワールドトラストの社会的ポジション
ここまで来ると社会的ポジションもおおよそ検討がつくと思います。
大きな会社の子会社かもしれない。そうではないかもしれない、税金対策の会社かもしれない、そうではないかもしれない。
結局のところ、経営理念を掲げて堂々と消費者の前に立てる会社ではないということだけははっきりしていますね。
以下に表記する大手、中小の消費者金融の中から、あなたに合った消費者金融を選ぶことを強くおススメします。
ワールドトラストとその他の消費者金融
ここで、さまざまな消費者金融をご紹介いたします。
まずは大手消費者金融です。
| 会社名 | 審査難易度 | 最低必要書類 |
|---|---|---|
| アイフル | 普通 | 身分証明証／申込書 |
| アコム | 普通 | 身分証明証／申込書（借入総額による） |
| プロミス | 普通 | 身分証明書／申込書（借入総額による） |
| モビット | 普通 | 身分証明書／申込書（ＷＥＢ完結申込の場合は更に収入証明書要） |
中小の消費者金融
| 会社名 | 審査難易度 | 最低必要書類 |
|---|---|---|
| セントラル | やや通過しやすい | 身分証明証／申込書 |
| アロー | やや通過しやすい | 身分証明証／申込書 |
| ライフティ | やや通過しやすい | 身分証明書／申込書 |
| フクホー | やや通過しやすい | 身分証明書／申込書 |
その他の消費者金融
| 会社名 | 審査難易度 | 最低必要書類 |
|---|---|---|
| 中央リテール | やや通過しやすい | 身分証明証／申込書 |
| ユニーファイナンス | やや通過しやすい | 身分証明証／申込書 |
| スカイオフィス | やや通過しやすい | 身分証明書／申込書 |
上記は、審査の状況によって必要書類の追加提出を求められることがあります。
いかがでしたか？最後に申し上げますか、ワールドトラストは上記の中のどこにも入ることはありません。
沢山の正規の消費者金融の中から、あなたに合った会社をお選びいただき、健全な生活をこれからも続けられるようご自分を守っていただきたいと思います。
消費者が損をしない消費者金融の選び方
審査に通過しやすいだけで消費者金融を選ぶのは危険だということはここまででご理解いただけたと思います。
ここでは、具体的に消費者が消費者金融を選ぶときの注意点や見分け方、安全な消費者金融を選ぶことが最終的には損をしないことなどをご紹介します。
危険な消費者金融の見分け方
危険な消費者金融の見分け方は、第一に『登録業者』か否かです。
最近はパソコンやスマートフォンでいろんなことが検索できますね。まずは金融庁のＨＰから登録業者であるかの検索をかけます。
次に、金融庁で不明な場合、調べたい消費者金融の都道府県への確認をします。この両方で確認が取れない場合は近づかない方が賢明です。
消費者金融もネットなどで探す方が増えている中、現代に合った危険な消費者金融の見分け方として、詳細が明確でない、また、詳細がホームページ上に載っていない等のキーワードを覚えておきましょう。
さらに不正な消費者金融は、“お金が借りられる”“審査が甘い”“誰でも融資”などの甘い言葉で誘います。
それらをクリックしていくと、どんどんどこのホームページかわからない所に迷い込み、最終的には携帯番号だけが載っているページに辿り着くということが多々あります。
ここに連絡してしまうと、闇金の罠にかかったも同然です。絶対に住所も詳細も固定電話も不明な消費者金融を名乗る業者とコンタクトをとることは避けましょう。
安全な消費者金融の選び方
非正規の消費者金融はさまざまな方法で「怪しいかもしれない」というところにまで辿り着かなければなりません。
しかし、安全な消費者金融の選び方は、登録業者であることを確認できればいいのですから、簡単です。
登録業者だと分かれば、あとは金利や限度額、利用可能ＡＴＭなどを確認して、自分に合っていると思えば申込をすればいいだけです。
ただし、同名会社に騙されないようにしてください。優良消費者金融と似通った会社名をつけて、あわよくばおこぼれをもらおうとするのが非正規業者です。
少しも怪しさのない業者であることを確認してからの申込が賢い選択です。
安心できる消費者金融の審査通過を勝ち取るには
危険な消費者金融と安心できる消費者金融が見極められるようになったところで、次はその審査を勝ち取るハードルが出てきます。
審査の段階としては、大手消費者金融から中小規模、個人経営の消費者金融に行くのが一般的といえますが、ここからは作戦が必要です。
大手消費者金融の審査に落ちて、次は中規模、次は小規模と徐々に審査に通過しやすそうな方へ流れるのか、無駄な審査落ちを少なくして目標を定めるのかです。
ご自分の個人情報に自信のない方は、情報が消去される年数を予想するか、実際、開示請求をしてから大手に申し込むのも一つの手です。
さらには、個人情報は心配なまま、少し審査の緩そうな中・小規模・個人経営の消費者金融にターゲットを絞り申込をするかですね。
ただし、消費者金融の審査に落ちた消費者が銀行カードローンの審査には通らないように、中小規模消費者金融の審査に落ちた消費者を大手消費者金融が通過させるかといえば疑問が残ります。（こちらもご参考に→審査に通りやすい人、審査に落ちやすい人）
申込情報も全て個人情報機関にはデータが流れますので、複数社の申込を同時にしない方がいいといわれるのはそのためです。
複数同時に申込をされた消費者金融からすると、いろんなところに申し込んでいるのなら、うちじゃなくて余所で借りてください。という気持ちになるともいわれています。
実際には、複数社同時に申込をする程お金に困っているイコール返済が心配。という評価のようですが、その実は定かではありません。
審査の実態は、その内情ははっきり明示されていないのが現実なのです。
そもそも、どこのカードローン会社でも「是非わが社で借入してください」と求められる消費者であることが理想的です。
そのためには、他社での借入がなく、今までの借入は完済しており、過去に遅延も無く、仕事もまじめに続けていることが一番ということです。
長いスパンでの目標は、消費者金融から求められる消費者になること。
目先の目標は他社での借入があったとしても遅延しない、仕事を辞めないということが審査通過のぎりぎりラインかもしれません。
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