カードローンを利用したいと思っている人が抱える不安はいろいろあります。
「お金を借りてもきちんと返済できるだろうか…」
「何かトラブルにならないだろうか…」
こういった利用に対する不安に加え、
「カードローンの利用が会社にばれないだろうか?」
などと、周りに知られはしないかと不安を持っている人はかなり多いのではないでしょうか。
簡単に利用がばれることはないだろうけどやっぱり不安・・・と感じている、そこのあなた。
カードローンの利用が会社にばれないように注意点をわきまえ、安心して日々の生活を送りましょう!(こちらもご参考に→誰にも内緒でお金を借りたい場合)
そもそもどうして会社にばれる?ばれるケースを考える
会社にばれないようにお金を借りたいと思っているけど不安が残る…。
そんな人に対していくら「会社になんてバレないから大丈夫だよ!」と言っても不安な気持ちが簡単に解消できるわけではありません。
もちろん中には心配しすぎという場合もありますが、「ばれないと思っていたのに会社にばれてしまった!」という体験談も少なからずあるので、もしそれが自分に当てはまったら…と思うと心配になってしまう気持ちもわかります。
しかしただ闇雲に不安になっても意味がありません。
きちんと、「会社にばれてしまうケースとはどんなものか?」を理解しておく必要があります。
考えられる「会社にばれてしまう」ケースは
- 在籍確認でばれてしまうケース
- 延滞でばれてしまうケース
- 自己破産などでばれてしまうケース
あたりです。それぞれどういった理由でばれてしまうのか細かく見ていきましょう。
在籍確認でばれてしまうケース
基本的にこれでばれてしまうことはありません…が、全くばれるわけではない、というのが怖いところですね。
例えば「絶対に仕事上で自分に電話がかかってくることがない」という立場の方の場合、親やよほど親しい友人であるならまだしも、
会話の中で名前が出てきたことがないような人からいきなり会社に連絡があると、「一体どういう関係?」と思われてしまうかもしれません。
なのに本人がいない場合は「改めてかけます」といったアッサリとした引き際…ちょっと違和感を覚える人がいてもおかしくありません。
そこまで気にしない、という職場も多いと思いますが、気になる人も出てくるでしょう。
また、カードローンでお金を借りていた経験がある人が代わりに電話に出ると、「もしかして」と思われることもあるようです。
本人の心のなかに留めておいてくれればそれでいいのですが、おしゃべりな人だったりすると…もしかしたら、がありそうです。
あとこれは不幸やハプニングの類に入ると思いますが、電話口の声が大きすぎて声が漏れてバレてしまった…なんてケースも経験談としてありました(笑)。
笑い事ではないのですが、こういった「万が一」でばれてしまうこともあるので、ちょっと気をつけなければいけませんね。
この「在籍確認」については、次のトピックで詳しく説明します。
延滞などでばれてしまうケース
在籍確認は難なく突破したものの、支払いを忘れていたり、踏み倒しを狙って返済を一切しなかった…なんて場合には勤務先に連絡がくることがあります。
1回目や2回目など、「たまたま」の延滞であれば自分の連絡先(たいてい携帯電話の番号にしているでしょう)に連絡がくる程度だと思います。
しかし延滞したまま音信不通になっているようなケースだと「悪質」とみなされて(実際悪質ですが)、勤務先に連絡をする可能性が高いです。
ただこれは在籍確認と違い、きちんと毎月返済をしていればこのようなことは起こらないので、未然に防げるケースだと言えます。
自己破産でばれてしまうケース
最初にお断りしておきますと、全ての自己破産において会社にばれてしまう、というわけではありません。
カードローンから借りているお金が返済できなくなり自己破産することになったというケースは割合多いですが、この状態で基本的に会社に自己破産したことが通知されることはありません。
会社に郵便物や電話などの連絡がくることもありません。
では、どうして会社にばれてしまうのか?それが考えられるケースは以下の2つです。
- 会社の誰かが官報を見た
- 会社に対して借金をしていた
まずは官報の件から説明しましょう。官報とは、政府が発行する新聞のようなものです。
これには破産をした人の名前や法律に関する記事などが掲載されており、一般的にコンビニなどで販売はされていません。
インターネット上で閲覧するか、「官報販売所」にて手に入れるしかありません。
この官報をチェックしている人が会社にいて、破産者一覧のところに名前が見つかった場合「もしかしたら…」と思われる可能性はあります。
職種によっては官報を毎日購入して会社や事務所などに置いていることもあるようなので、きっかけが0とは言いがたいですね。
ただ趣味であるか、よほど気になることがない限り官報を毎日隅々までチェックする、なんて人はそうそういないと思いますのであまり気にするところではないでしょう。
次のケースである「会社に対して借金をしていた」方がありえる話ですね。
会社からお金を借りている場合、会社が債権者となりますので、その通知が届くわけです。
会社から借りていた分はきちんと返済していたから通知はいかないように出来ないか?というのは無理です。
自己破産は現在の借金を全てなかったことにするものなので、支払いが滞っていたカードローン分だけを免除、ということは出来ないんです。
なので自然と会社には「何かしらの理由で返済が出来なくなったから自己破産をした」事実が伝わってしまいます。
これを回避するには自己破産ではなく任意整理を行うなど、別の法的手段を取る必要があるでしょう。
こちらのケースもきちんと自分の身の丈に合った金額を借り入れていれば起こりえない状況だと思いますので、あまり不安になる必要はないと思います。
カードローンの利用の中で会社が関わってくる部分とは?
そもそも、カードローンの利用はあくまで個人で行うもの。会社が関わってくることはないのでは?
…と、思う方も少なからずいると思います。
確かに個人で利用することに会社が関わってくるというのはちょっと違和感があると言われても不思議ではありません。
ただカードローンはお金に深く関わっています。お金を借りてそれを返済する、当たり前のことですがそこにはお金の動きがあります。
収入がない人がカードローンでお金を借りたとしても、それを返済するのは土台無理な話だと、多くの人が思うでしょう。
そこで収入がきちんとその人にあるのかどうかを、お金を貸す側…消費者金融や銀行はきちんと確認しなければなりません。
収入があるかどうかを確認するには、
- その人の給与明細書など収入が確認できる書類を提出してもらう
- 勤務先である会社にその人が勤務しているかを確認する
といった方法が使われます。
後者の方法、それが「在籍確認」と言われる、カードローン審査の中で行われる「きちんと収入がある人間かを確認するための行為」なんですね。
そしてカードローンの利用の中で会社が関わってくる部分のほぼ100%を占めるといっていいのが、在籍確認です。
在籍確認ってどんな感じなの?
在籍確認は「電話」にて行われます。
具体的には、申し込みをした際に記入した「勤務先」の連絡先(電話番号)に電話をかけ、申込者が今会社に来ているかどうかを尋ねます。
ポイントなのは個人名であることですね。基本、会社名は出さずに個人名で電話をかけてきます。
絶対に企業名を出して電話をすることはないので、明らかに消費者金融から電話がかかってきた!なんてことにはなりません。
(大手の銀行など、名前を出しても違和感がない会社の場合は会社名を名乗ることもあるようですが、基本は個人名になります)
また、本人が電話にでなくても「本人がその会社に在籍している」ことがわかればOKです。
自分は営業だから普段社内にはいない…という場合でも、事務の方が電話に出て「今は席を外しております」と返答すればそれで在籍確認は終了です。
改めて会社に連絡がいく、ということは会社に電話をかけても通じなかった(誰も電話にでなかった)などのよほどの場合を除いてないと思っておいて大丈夫です。
時間にしても2~3分、長くても5分程度ですので時間を取られる、ということもありません。
在籍確認がくるまでは「バレてしまうかもしれない、どうしよう…」と不安になっている人が多いですが、
実際在籍確認が終わると「全然大したことがなかった」というある意味拍子抜けだったと感想を漏らすくらい、すぐに終わってしまうようですね。
在籍確認で周りに怪しまれないようにする方法はある?
カードローンを利用するには避けられないといってもいいのが在籍確認…ということはおわかりいただけたのではないでしょうか。
もうあるものは仕方ない!でも、できるだけ周りにはばれないようにしたい…。
そんな不安を解消する、できるだけ周りに怪しまれたりしない、在籍確認を乗り切る方法を考えます!
方法1:会社に在籍確認がくることを言ってしまう
「えっ!?」と思う人がいるかもしれませんが、個人的にはこの方法は有効じゃないかな…と思います。
在籍確認というとカードローンの審査の中で出てくるもの、というイメージが結構ありますが、それ以外でも在籍確認が行われる場面って、実は結構あるんです。
クレジットカードはカードローンとは違いますが、こちらもお金に関わることですよね。
審査の中できちんと返済能力があるかどうかを確認するため、勤務先に連絡を入れることは珍しくありません。
同じお金に関わることでも、カードローンとクレジットカードならイメージは断然後者のほうがいいですよね。
なので「クレジットカードを新しく作る予定なので、もしかしたら在籍確認の電話が来るかもしれません」と言ってしまえばOKです。
同じように生命保険を新規に申し込んだ場合、住宅ローンを申し込んだ場合にも在籍確認の連絡が勤務先にくる可能性があります。
クレジットカードと言いにくい場合は、こちらの在籍確認と言ってみてはどうでしょうか?
ウソをつくのは心苦しい…と思う方もいると思いますが、事前に在籍確認があると言っておけば自分が電話に出られなくても安心ですし、下手に疑われることもありません。
普段自分に電話がかかってくることがない職種や立場の方でもこの方法なら問題ないのもポイントですね。
方法2:意地でも自分で取る
方法1に比べると少々力技といってもいいレベルではあるのですが(笑)、自分で電話を取ることができる場合、自分で応対できるのが理想ですよね。
消費者金融や銀行など、カードローン商品を出している会社の中には相談すれば在籍確認の時間をある程度融通を効かせてくれる場合もあります。
ただ、こちらで指定した時間じゃないとダメ…というのは聞き入れられない可能性もあります。
会社が本当にあるのかどうかわからないからです(騙している可能性を考えます)。
例えば「13時から16時の間にしてほしい」「午前よりも午後にしてほしい」といった、ある程度時間に幅があるような希望であれば聞き入れてくれる可能性も高くなります。
審査の基準上そういった要望には応えられない、という場合もあるので申し込み前に確認を取ったほうがいいでしょう。
会社によっては「Q&A」や「よくある質問」にて在籍確認の質問に回答している場合もあります。
そちらも参考にして、どこのカードローンにするか決めるのも選択方法のひとつだと思います。
この方法はある程度電話に出ることができる立場の人、絶対に1ミリともばれないようにしたい!と気迫がこもっている人におすすめです。
方法3:聞かれたら必死でごまかす!
もう最後は力技でもなんでもなくなってきました…。が、これも結構有効です。
というのも、自分宛てにきた電話ならいざしらず、会社の同僚に来た電話なんてあまり気にする人はいません。
よほど電話口で激昂していたり、泣いていたりといった「インパクトが強い」人であれば強く印象には残ってしまうでしょうが、淡々とした電話であればそうそう印象には残りません。
「完璧に覚えてる!」という人はすごい記憶力がいい人なのでしょう。
多くの人は「なんかいたかも、いなかったかも?」程度であまり深く印象に残っている人はいないのではないかと思います。
ただ、電話を受けた人が「誰だろう?」と気になってしまうことはよくあること。
聞かれずにスルーしてくれたらそのままでいいですし、もし「今の人誰なの?」と聞かれた時に焦らないように、電話をかけてきた人の設定を考えてみてはいかがでしょうか。
例えば方法1の「クレジットカード会社の人」や「保険会社の人」なんかはすぐに相手が納得してくれそうですよね。
あとは「最近家にもかかってくるセールスの人」とかどうでしょうか?
さすがに勤務先にまで電話をかけてくるセールスは悪質といってもよさそうですが、
「知人を通じて話を聞いたら営業に熱が入っちゃったみたいで…」なんて言っておけば「そうなんだー」と収まるのではないでしょうか。
この方法は方法1と違い、「聞かれるまで答えない」というスタンスなので、万が一のために備えておく程度でいいや…というタイプの方におすすめの方法です。
これなら会社バレも安心!?在籍確認ナシでお金を借りる方法
どうしても在籍確認はイヤ!と考える方でも安心。
在籍確認なしで審査を乗り切る、お金を借りる方法も実はあるんです。
在籍確認があるばっかりにお金を借りることが出来ない…という方はこちらの対処法を試してみてはいかがでしょうか?
方法1:在籍確認を代替方法で乗り切る!
最初の対処方法はこちら。
在籍確認は、申込者がその会社に所属(在籍)しているかどうかを確認するための方法です。
逆に言えば、会社に在籍していることがわかれば別に電話じゃなくても問題ない、そう言い換えることが出来ますよね。
一般的にあまり知られていないことですが、申し込みの前に電話などで相談すれば、電話ではなく別の方法で在籍確認を行ってくれることもあるんです。
その方法とは、「書類の提出」です。
具体的には
- 会社が発行した保険証
- 社員証
- 給与明細書
などが挙げられます。
これらの書類を在籍確認の電話の代わりに提出することで、在籍確認をパスできることが出来ます。
なぜこれらの書類が在籍確認の代わりになるのかというと、こういった書類には必ず会社名が記載されています。
会社名が記載された身分証明書(給与明細書は身分証明書ではありませんが)であれば、電話で確認をしなくとも会社に在籍していることがわかる、というわけですね。
ただ、これらはあくまで一例です。
こういった在籍を証明するための書類に加えて収入を証明する書類が必要になったりなど、会社によって必要とする書類が変わってくることもありますし、
代替方法は受けられません、という回答をもらうこともあるかもしれません。
「明らかに自分に電話がかかってくるのは不自然だから避けてほしい」
といった、きちんとした理由があれば対応してくれます。
その場合、インターネットからの申し込みでは対応が出来ないこともあります。
電話、または窓口など相談しながら申し込みができる申し込み方法を利用しましょう。
大手の派遣会社など在籍確認を受け付けていないところも実際存在しています(その会社は在籍証明書を発行し、提出してもらう形となっています)。
カードローン会社も融通が利かないわけではないので、「多分自分のケースではダメだろう」とは思わず一度は相談してみましょう。
方法2:モビットの「WEB完結」を利用する
確実に電話連絡なしでお金を借りる方法と言えばコレ!消費者金融「モビット」の「WEB完結」でお金を借りる方法です。
この「WEB完結」は、一般的なカードローンの利用の過程を全て「ネット上」あるいは「メール」のみで行い、
電話連絡なしですぐにカードローンが利用できるという画期的な商品です。
在籍確認がネックでカードローンの利用を控えていた層にとってはこんな商品を待っていた!と思わず言いたくなるのではないでしょうか。
ただWEB完結を利用するには(カードローンの中では)条件が厳しく設定されていたり、面倒な部分もあります。
まず最初に、WEB完結を申し込みできる人は以下の条件2つを満たす人に限られます。
- 三井住友銀行、あるいは三菱東京UFJ銀行に普通預金口座を持っている
- 社会保険証(全国健康保険協会が発行したもの)、あるいは組合保険証を持っている
この時点でアルバイトやパートの方、自営業の方は利用できないということがわかります。
条件はこれだけでは終わりません。あくまでこれは前哨戦…のような感じでしょうか(笑)。
この条件を突破したら、次の壁が待っています。
そして本人確認書類として、運転免許証もしくはパスポートのコピーを提出すること。
ここまでは難なくOKできる部分ですし、ややこしいこともありません。
あと2つ提出物があるのですが、そこが事前に用意しておかないとちょっと大変な部分になります。
収入を証明できる書類を以下の中から1種類選んで提出しなければなりません。
- 源泉徴収票
- 税額通知書
- 所得証明書
- 確定申告書
- 給与明細書(2ヶ月分)
加えて、会社に在籍していることがわかる書類として、必ず以下の2種類の書類を提出する必要があります。
- 健康保険証(社会保険証もしくは組合保険証)
- 給与明細書(上記収入証明書類として給与明細書以外を提出した場合のみ・1ヶ月分)
なかなか提出書類が多いように感じますが、一番コンパクトな形にすれば
- 運転免許証
- 健康保険証
- 給与明細書(直近2ヶ月分・賞与明細書もあれば)
の3種類の書類の提出で済みます。
申し込みが終われば審査は最短30分で終了し、メールが送られてきます。
審査に可決していた場合、その時点でお金を借りることができるようになりますが、カードローン用のカードは送られてこないため、預金口座に振り込んでもらう形でしかお金を借りることが出来ません。
電話連絡がない分、
- 必要書類が多い
- ATMで直接借り入れや返済が出来ない
- 時間帯によっては翌営業日にしかお金が振り込まれない
といったデメリットも存在します。
ATMが利用できないのは少々不便で、振込キャッシングでは「平日の9:00~14:50」までしか対応していません。
それ以外の時間帯では翌営業日以降となってしまうので、週末の夜に突然飲みに行くことになってお金がピンチ!という状況でもモビットは使えないんです。
電話連絡なしというメリットはありますが、それ相応のデメリットもあるのが「WEB完結」です。
メリットとデメリットを天秤にかけてどちらが自分にとって便利なのか検討してからの利用のほうがいいですね。
極度に会社バレを怖がる必要ナシ!心配なら在籍確認ナシのものを
ここまで色々と在籍確認など、会社にカードローンでお金を借りていることがばれてしまうのでは?という可能性について書いてきました。
会社にばれてしまうケースとして一番可能性があるのは「在籍確認」であることは間違いないでしょう。
逆にいうと、他のケースは自分のミスや不手際といったことがない限り起こりえる確率は非常に低いということです。
在籍確認だけ乗り切ってしまえば後は基本、会社に連絡がくることはありません。
乗り切るまでが不安…という気持ちも非常によくわかります。
ですが、対策方法のどれか1つでも使ってみてください。不安で仕方ないなら方法1と2を併用すると鉄壁でガチガチですし、
そのときさえ乗り切れれば大丈夫!という方なら方法3で十分です。
30万人を超えるたくさんの人がカードローンを利用していますが、ほとんどの人が在籍確認を乗り切っています。
どうしてもダメ!というなら在籍確認ナシのカードローンを選択すれば安心できるのではないでしょうか。
方法や可能性はいろいろあります。自分に合っていそうな方法、カードローン商品を選べば
「なんだ、全然お金借りるのなんて大したことないじゃん」
と、未来のあなたは思うはずですよ。
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