キャッシング初心者、または経験の無い方は”キャッシングは危険”など不安な印象を抱いている人が多いのではないでしょうか?
確かにキャッシングに潜む危険というのは存在しますし、危険な借入業者というのも存在します。
悪徳業者は「お金がない!」と切実な悩みを抱えた利用者の足元に忍び寄り、甘い罠を仕掛けます。
しかし、それはある程度の基礎知識があれば十分に避けられる危険であり、安全にキャッシングをする事は可能なのです。
そんなキャッシングの特性と安全に使用するための基礎知識を学んで賢くキャッシングを使いこなしましょう。
キャッシングの特性を知る事で上手な使い方を身に付けよう!
まずは、そもそもキャッシングって何?という事から少し知識を身に付けていきましょう。
なぜならキャッシングは特殊な金融商品でメリットが大きい分、デメリットも存在するからです。
キャッシングの特性を良く知る事でそのメリットを手に入れ、デメリットを回避する事が出来るという訳です。
(⇒キャッシングのメリットとデメリットを教えて!)
キャッシングの特徴
キャッシングとは、金融ローン商品の一つですが、その特徴は以下のように上げる事ができます。
- 無担保・無保証人で契約可能
- 使用目的がフリー
- 契約期間内の再借入が可能
一つづつ解説していきましょう。一つ目の無担保・無保証人で契約可能という事がキャッシング最大の特徴でしょう。
他の金融ローン商品でこのような商品はほとんど有りません。
銀行は一時期までキャッシングを扱いませんでしたが、銀行が一番手を出しにくかったのがこの部分だったのです。
キャッシングを扱うまで銀行が無担保・無保証人でローンを組むこと自体が有りえない事でした。
そういった意味ではキャッシングは画期的な商品であり、ここまで普及した理由もそこにあるのです。
二つ目の使用目的フリーに関してはキャッシングだけのものでは有りませんが、キャッシングの特徴を表しています。
利便性、使い勝手の自由度、というのがキャッシング商品の特性ですね。
キャッシングカードが利便性を飛躍的に高めた
三つ目の特徴は契約期間内であれば、再借入が何度でも可能というところです。
キャッシングは元々消費者金融だけが扱っていた商品で、昔はキャッシングカードも無く一定の金額の貸し借りだけでした。
しかしキャッシングカード・専用ATMの登場により、いつでも現金が引き出せ、返済もできるシステムができたのです。
一定金額(借入上限金額)の範囲内で有れば、いつでも現金が引き出せる画期的なシステムがそこで生まれたんですね。
キャッシングの特性から出るデメリット
ここまではキャッシングのメリットの部分ですが、デメリットの部分も抑えておかないといけません。
一番のデメリットはやはり金利の高さでしょうか。
他の金融ローンと比べ、キャッシングの金利が高いという事は、明白です。
またその利便性でキャッシングに嵌ってしまう人がいる事も事実でしょう。
借りやすさから、必要以上のお金を使い、返済がおっつかないという現象も良くあるようです。
自己管理必要になってくるという事なのですが、計画的な利用を心掛けなければいけません。
では具体的にどのような事に気を付けなければいけないのか次項で説明をしていきましょう。
キャッシングに利便性の裏に有る危険を回避しよう
前項で説明したデメリット部分でも危険性をもう少し細かく説明をしていきましょう。
キャッシングと上手につきあっていくには、デメリット・リスクの部分をしっかり把握しておかなければいけません。
社会問題となった多重債務
一時期多重債務者というのが社会問題となりました。
金利の支払い額が多く、なかなか借金が減らないという事態に陥ってしまう人も多くいました。
また金利の支払いに追われ、また新たな借金先を増やすという悪循環に陥るケースも多く発生したのです。
原因の一つは借りやすさ
その原因の一つとも言えるのが、キャッシングのメリットとも言える「借りやすさ」に有ります。
返済をしていても、カード一枚で「いつでも借りれる」という気軽さから現金をつい引き出してしまうのですね。
その為、返済をしながら常にお金を借りるという事を繰り返してしまう人が増えたのです。
収入が安定していれば良いのですが、転職などで収入が下がってしまう場合も多々あります。
そうなると返済自体が厳しくなり、多重債務に転がり込むという結果に繋がってしまうんですね。
総量規制という法的規制ができた
そういう社会現象を受け、キャッシングの貸付金額の規制をする法律ができました。
その法律は総量規制と言い、貸付側に貸付金額の上限金額を定めた法律です。
具体的には、契約者の年収1/3以下を上限とする、という内容になっています。
例えば、300万円の年収の方には、上限100万円までしか貸し付けが出来ないという事になります。
また、その金額は契約者の他社借入金額も含めた金額で、契約者の他社借入も事前調査する事が義務付けられているのです。
このように現在では契約者を守るように法整備もされていますので、昔のような危険な目に合う事は少なくなっているのも事実です。
キャッシングの審査も厳しくなっている
しかしそれに伴い、キャッシングの審査も当然厳しくなっています。
その人に長期継続できる返済能力が有るかどうかが審査時問われる訳ですが、計画的な借入・返済計画が借りる側にも問われる訳ですね。
しかしそれが双方にとって良い契約となるわけですから、やはり計画的な借入という事が重要になってくるのですね。
「闇金」に注意!悪徳業者の回避方法!
キャッシングでもう一つ注意しなければいけない事が、キャッシング業者の中には悪質業者が紛れ込んでいるという事です。
一般的に「闇金」と呼ばれるこういった業者は法外な金利を要求し、違法な取立てを平気で行ったりします。
闇金とはこういった業者
キャッシング会社は、基本的に営業をする時には、行政に対して事業登録をしなければ営業が出来ないという決まりがあります。
その事業登録をせずに営業を行っているのが闇金です。
事業登録をする為には、正常な運営が行える資金力であったり、きちんとした運営体制が必要です。
登録をせずに営業をするのは法で定められた正常な運営ができないか、始めからする気がないかのどちらか、というわけです。
闇金のおそるべき手口
では次に闇金の手口について話をしていきましょう。
闇金はむしろ初めの貸付自体は簡単にしてくれます。元々金利のどれだけ多く搾り取るかが彼らの目的だからです。
しかし法外な金利ですからやがて支払いが厳しくなります。
そうするとまた貸付けをすぐしてくれてその金利の支払いにあてさせます。
その繰り返しで元金をどんどん増やし借金を増やし金利の回収を永続的にできる悪循環に陥れるのです。
闇金側は貸付を繰り返しているようですが、金利返済分をまた貸しているだけなので初めの元金以上の出費は無い仕組みになっているのです。
(⇒悪質なヤミ金融を見分ける方法を教えて!)
キャッシングには様々な法規制が有る
もちろんこのような法外な悪質業者が成り立たないよう様々な法律が定められ、取締りがされています。
まずキャッシングには定められた法律が有り、その範囲内でしかできないという事を知っておきましょう。
基本的な所ではまず3つの規制が有る事を覚えておけば良いでしょう。
- 貸付の上限に関する規制
- 金利の上限に関する規制
- 取立てに関する規制
一つ目は前項にも出てきた貸付する金額には上限があるというものです。
二つ目は金利に関する上限規制です。
ローンには当然金利というものが発生しますが、その金利も上限規制が有り、それ以上の金利は付ける事が法的にできません。
例えば100万円までの上限金利は18%、それ以上は15%以下にしなければいけないと決まっています。
三つ目は取立ての規制です。取立てで自宅に行く際は何時から何時までの間という細かい決まりまで有ります。
細かい部分は割愛しますが、まずこういった法律が有るという事を把握しておきましょう。
悪質業者は事前に調べる事ができる
実は「闇金」に嵌らない方法はそんなに難しい事では有りません。
ちょっとした事前調査さえしておけば「闇金」は回避する事ができるのです。
事前調査というと難しそうですが、実際はネットによる簡単な操作の検索作業で調べる事ができるのです。
行政への事業登録をしなければ貸金の運営ができないと前述しましたが、事業登録した会社は金融庁のホームページで検索できるのです。
具体的な検索方法は「金融庁」「貸金業者登録」という文字で検索を掛ければ金融庁のホームページの検索ページにアクセスする事ができるはずです。
そこから調べたい業者名を検索し、登録されていれば正規の業者という事がわかる訳です。
どうでしょう?そんな難しい事ではありませんよね。
安全性が確保できればキャッシングのメリットは大きい!
さあ、ここまでの説明でキャッシングのメリットと危険性、その回避方法は理解して頂けたでしょうか?
危険性といっても回避する事がそんなに難しい事では無い事も理解頂けたと思います。
安全さえ確保できればキャッシングのメリットを最大限活用できるのです。
いつでもATMが有れば現金を引き出せる
一番大きいメリットはやはりいつでもATMが有る所にいけば現金を引き出せるという事ですね。
個人主義となっている現代ではお金に困った時に自分で解決する方法をいくつか身に付けてなくてはいけません。
現在ではコンビニATMなどで引き出せるシステムを構築しているキャッシング会社は数多く有ります。
いろいろな場面で役立つキャッシング
社会人として生活を送っていくといろんな場面でお金に困るようなケースが出てきます。
しかしなかなか簡単にお金を貸し借りできるような人は近くにいませんよね。
例えば、給料日前だけど、みんなと飲み会に!とか、期間限定品を買いたいけど手元にお金が無い!なんてのも良く有るケースですよね。
そういった、いざ、という時に頼れるツールとして持っておきたいものですよね。
返済は計画的にしよう
キャッシングで大事な事は計画な使い方をする事です。
もちろん契約だけしておいて、困った時だけ使う、というのも一つの使い方ですよね。
有る程度まとまった金額を始めに借りるという時は返済の計画を細かく立てましょう。
あまり無理な金額を設定すると長続きしません。
しかし期間が長くなればその分支払う金利も増えていくという事を考えなければいけません。
そのバランスを良く考え、一番賢い選択をするように心掛けましょう。
【参考ページはこちら】
消費者金融のイメージは良くなった?実際はどう?