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一歩間違えば犯罪!?借金申込時における虚偽記載の危険について

「会社を辞めたばかりだけど、審査に通りたいからまだサラリーマンという事にしておこう」

「年収を多めに書いておこう」

借金を申し込む時、このように思った人はいませんか?

信用情報に当たる個人の申告内容を、「ちょっとなら」と誤魔化そうと考える人は少なからずいるものです。

また、急いで書類を書いて、間違えたまま提出してしまうそそっかしい人もいます。

そんなアナタは注意しなくては、いけません。

嘘の内容を申告すると、すぐに消費者金融にバレます。また一歩間違えば詐欺罪として、訴えられる可能性もあります。

どんな申告内容がいけないのか、何に気をつけて記載したらいいのかご紹介していきます。

借金の申込書の項目で特に注意するものとは?

お金が必要な時と言うのは、誰でも必ずあるものです。例えば、予定外の冠婚葬祭が入ったり、必要なモノが高額だったり、急病で入院なんて事があるかもしれません。

そんな時に便利なのは消費者金融でお金を借りる事ですが、審査というものが必ずあります。

この審査は借金をする前に行われるものですが、人によってはやっかいに感じる人もいるでしょう。

というのは、消費者金融にお金を借りる際の条件に当てはまらなかったり、すでに借り入れをし過ぎて、これ以上借り入れができそうにない場合があるからです。

では、審査に通らない可能性が高いと思われる人達は、どうするのでしょうか?

借りられそうな他社を探すのが普通ですが、中には審査に通るように申告内容を誤魔化して書く人がいます。

しかし、それは虚偽に当たります。

どんな事柄を虚偽するのでしょうか。

  • 氏名・年齢
  • 住所・電話番号
  • 住居形態・既婚の有無(家族構成)
  • 職業・職種・勤務先(会社名)
  • 年収
  • 他社の借入(借入件数・借入金額)

項目によっては些細なものもあります。しかし、小さな嘘は大きな嘘を呼びます。嘘がバレれば審査に落ちます。

虚偽以外にも、審査に落ちないだろう状況の人が審査に落ちてしまう可能性として、記入ミスが挙げられます。(一見してわかるようなミスは別ですが)

借金の申込書を書く上で虚偽やミスをしそうな点を、注意も含めてこれらの項目ごとに見てみたいと思います。

特に項目によっては重大で、場合によっては犯罪として扱われる可能性もありますので、注意が必要です。

氏名の虚偽は悪質なパターンが多い

借金の申し込みだけでなく、全ての事柄の基本事項になるのが、氏名や年齢になります。

誰でも自分の事は自分が一番わかっています。本来ならば、間違えるような事ではありません。

しかし、それでも氏名から虚偽をする場合があります。

例えば氏名で別の名前を書くと言う事は、一言で言えば、他人になると言う事です。

これは他人になりすましてお金を借りる、かなり悪質なパターンになります。

融資の審査に通りやすくするというよりも、どちらかといえば、自分だとまったく審査に通らない為に行われると考えられます。

もちろん、架空の人物像を作る場合もあります。名前の漢字をちょっとだけ書きかえる、一文字だけ変える、なんて事をします。

本当に悪質な場合は、字の変更の合わせて、本人確認書類も偽装します。ここまでくれば、犯罪にあたります。

書類偽装までできず、本人の確認書類でバレてしまうから、と別の方法で申し込みをする事もあります。

別の方法で多いのは、手っ取り早く身近な人物の保険証などをこっそり借りて、融資の申し込みをするパターンでしょうか。

兄弟などの家族、友人知人が主な対象になります。なりすまししやすいと言う事があるのでしょう。

(友人や知り合いの場合、なりすましというよりも、本人に頼んで変わりに借りてもらうという事も多いのですが、これはまた話が変わります。)

これらも当然いけません。絶対に止めましょう。

また、虚偽のつもりはなくとも、不思議な事に自分の名前を書き間違える事も可能性としてあります。

そんな事ないだろうと思うでしょうが、紛らわし漢字を使っている場合は可能性がないわけではありません。気をつけましょう。

年齢はうっかりミスが多い!?他も間違えないように気をつけて

名前を偽る人は、それに伴い、年齢も変えたりします。

と言うのは、年齢にも審査に通りやすい年代と通りにくい年代があります。そこを踏まえて、通りやすい年代にするのです。

ただ、その場合、本人確認書類でバレます。

ミスの方としては、名前よりも年齢の方が多いでしょう。申し込み時の満年齢がタイミングによっては変わるからです。

ただ、その年齢の記入ミスならば、会社側も「あぁ、間違えたな」程度ですむでしょう。

名前でも間違えると触れましたが、意外にそそっかしい人は多くいます。

「いくら借りられるのだろう」と考え事をしながら書いていると、特に間違えやすいでしょう。

しかし、そういう人は、他の所も記入ミスをする可能性があります。

重要事項で記入ミスが見つかった場合、書類の再提出の可能性が出てきます。必ず書き間違いはしないよう、丁寧に書きましょう。

住所の嘘はパソコンの入力ミスが主な原因?

氏名を偽った場合、当然、住所も偽る事になります。(家族になりすましている場合ならば、同じ住所でしょうが)

本人確認書類の関係で、住所のみ虚偽するという事はまずないでしょうが、郵便物が家に届いたら困るという意味で、虚偽の可能性が全くないわけではなりません。

どちらにしても、すぐにバレます。

それよりもどちらかといえば、住所などは、虚偽の可能性よりも記入ミスの場合が多い様に思います。

特に多いのが、パソコンなどの文字の打ち込みによる変換間違い。これは意外に気づかないものです。必ず、確認しましょう。

また、引っ越ししたばかりや、引っ越ししたのに各種手続きが行われていない場合は要注意です。

本人確認書類と申込書の住所が違ってしまうからです。例えば、運転免許証の住所までは、自分ではよく見ないものです。

変更の事を忘れて申込書と確認書類が違ったままでいると、書類の再提出や、手続きの遅れに繋がります。

職業や勤め先の虚偽はバレやすい!?

職業や職種、勤務先などの嘘は、大抵が審査に通りやすくする為に行われます。これは年収の虚偽にも繋がります。(こちらもご参考に→審査に通りやすい職業とは?

多少大げさに書いても大丈夫だろうという軽い気持ちのものから、まったく本当の事と違う悪質なものまで様々です。

職業や職種に関しては、会社の中まではわからないだろうから、と思う人もいますが、状況によっては消費者金融も会社の情報を持っている可能性があります。

これは消費者金融が、今までに多くの申し込み者から得た情報があるからです。

もちろんそれらが全てではありませんが、企業情報を持っている場合は、下手をすれば不審に思われる可能性があります。

やはり、正直に書くのが一番です。しかし、虚偽をする人はどうしてもいます。

職業に関する項目の中で特に問題なのは、勤めていないのに勤務先を記入する場合です。その場合は、まず在籍確認でバレてしまいます。

在籍確認をやり過ごす為に、偽装会社の利用を考える方もいるかもしれませんが、やめた方がいいです。細かくは、後で触れます。

アルバイトやパート、派遣社員でも、融資額は少ないかもしれませんが今はお金を借りられます。無理に嘘をつくのはやめましょう。

また、なるべく審査に有利になろうと、勤続年数を誤魔化す人もいます。

勤続年数は、消費者金融にはバレにくい内容ではああるのですが、やはり嘘はお勧めしません。

年収の多少のサバ読みは許される?

年収ですが、勤務先の虚偽に伴って金額も嘘を記入する場合と、年収のみ虚偽をする場合と、様々な書き方がされます。

年収のみの場合、四捨五入的な多少のサバ読みは許されるでしょう。虚偽というよりも性格が大雑把と思われる程度ですみます。

消費者金融も「あぁ、大まかに書いたな。」「細かい所までは覚えていないのだな」と判断してくれます。

しかし、大きなサバ読みはやめましょう。あまりに金額が大きいと違和感があり、すぐにわかるものです。

こうなると大雑把ではすみません。虚偽になってしまいます。

消費者金融側は総合的に見て、怪しい場合はすぐに気付きます。例えば、会社の規模や年齢、勤続年数、年収が噛み合わないなど・・・。

小さな嘘も重なると綻びがでるものです。何より分かった時、信用を一気に失う事になります。

他社借入の虚偽はまずバレます!隠すより相談した方がいい

他社の借入に関しての虚偽は、意外と多くあります。これは申込者が、黙っていればバレないだろうと思っているからでしょう。

しかし、これこそすぐにバレてしまいます。

信用情報機関に、個人のそれまでの借金の記録が残っているからです。

信用情報機関には、多くの消費者金融や信販会社などの金融関係会社が会員登録しており、個人の融資などの情報を照会する事ができるシステムになっています。

ですので、消費者金融のみならず、クレジットカードや場合によっては携帯の分割払いを利用した過去も知る事ができます。

当然、過去、他の消費者金融を利用していた場合、その利用した金額だけでなく、延滞や、もしも債務整理をしたのならば、その履歴も記録されます。

全て、消費者金融はお見通しという事です。隠す方が、かえって心象を悪くします。

確かに他社からの借入があれば、新たな借入は難しいでしょう。

しかしそれ以前に、他社借入金額や借入先の件数の虚偽をしたという事で、借入の可能性は低くなる、または可能性はまったくなくなるでしょう。

それよりも、(大手や借り入れ理由によってはなかなか難しいかもしれませんが)消費者金融によっては、対面で相談に乗ってくれるような所もまだまだあります。

現状を正直に話し、返済の手立てを一緒に考える方が、よほど借り入れしてもらえる可能性が高くなるのではないでしょうか。

収入証明書の提出が必要?年収ではどんな点でチェックされる?

年収についての虚偽には先ほども触れましたが、少しでもお金を借りようと、誰もが一番虚偽をしたくなる項目である事は確かです。

しかし年収こそ、要注意項目の一つになります。

先ほども触れましたが、多少のサバ読みは審査に影響はないでしょう。

どれぐらいまでサバ読みしても問題はないか、と言う部分ですが、会社により違うので難しい所ですが、端数を四捨五入する程度ならば差し支えないと考えていいでしょう。

ただし、金額が大きい場合は、話が微妙に変わってきます。

元々一般的に消費者金融では、50万円以上の融資の場合、所得証明が必要となっています。

また、他社との借入額と合わせて100万円を超える場合も、所得証明書類が必要になります。

総量規制や怪しい時もチェックされる!

それ以外にも、総量規制の関係が関わってきます。というのは、消費者金融は、法律で年収の1/3までしか融資が出来ない事になっているからです。

しかも、その金額は他社分も含めてになっています。ここに気付かない人が結構います。

審査で融資額を決定する際には、総量規制に引っ掛かるか引っ掛からないかが大きな問題になります。

消費者金融としては法律に抵触してはいけないので、所得証明書類で年収をはっきり確認する必要があります。

それ以外にも怪しいと感じた場合には、所得証明書の提出を求められる可能性があります。

消費者金融もさすがプロで、虚偽をするような場合は雰囲気でも察するようです。

当然、申告内容が虚偽の場合、所得証明書類でわかってしまいます。

年収を少しでも多く見せて、融資額を増やしたいと言う思いはあるかもしれませんが、嘘はやはりいけません。やめましょう。

使うと犯罪になる!?偽装会社とはどんな会社?

嘘の年収。そして、嘘の勤務先。これは、本当に良くない事です。

そんな中、逆に嘘を嘘にしないようしてもらえるサービスをする会社が存在します。

「偽装会社」は、例えば風俗や水商売など、表だって職業を言いにくい人達を「健全な会社で働いているように見せてしまう」会社です。

意外に多くの偽装会社が存在し、ペーパーカンパニーとして法人登録していたりします。

偽装会社がしてくれるサービス(有料)

  • 在籍確認などの電話対応
  • 給与明細書の発行
  • 源泉徴収票の発行
  • 就労証明書の発行
  • 郵便物などの対応 etc.

この偽装会社を使って、嘘の年収をそのまま本当のように見せかける人が実際にいます。

無職や勤め先を虚偽した場合に、在籍確認対応もしれくれます。

しかし、これらの事はやらないで欲しいのです。一歩間違えば、違法として取り締まられます。

虚偽で掴まるのは会社ではなくて個人?

ただ、偽装会社の行っているサービス自体は、違法扱いにはなりません。これだけ聞くと、「やってもいいじゃないか。」と思うかもしれません。

例えば、源泉徴収票にしても発行だけならば、偽装会社が発行したものでも罪に問われる事はありません。

しかし、その発行された偽の源泉徴収票を利用したとなると、それは罪になるのです。

発行された偽の証明書が悪用されたとして、詐欺罪に問われる事になります。

しかも、罪に問われるのは、発行した偽装会社ではなく、その証明書を悪用した個人なのです。

利用した個人の方が偽装会社の詐欺にあったような気分になってしまいますが、掴まるのは会社ではないのです。

(過去あった事件では、個人も会社の方も両方掴まったのですが)基本的に、詐欺罪で消費者金融から告訴されるのは、嘘の申し込みをした個人になります。

バレたらどうなるの?消費者金融が取る措置とはどんなもの

例えば実際に虚偽をしたとして、それがバレた時はどうなるのでしょうか?

消費者金融から、それなりの措置を取られる事が予想されます。

  • 審査に落ちる
  • 借り入れしている金額の一括返済を求められる
  • 今後の借り入れができなくなる(他社含)
  • 詐欺罪として訴えられる

絶対とは言いませんが、今後の事を考えると、生活も含めて、かえってかなり厳しい事になるでしょう。

また、先に偽装会社の話にあるようなかなり悪質な場合は、偽装会社を使わないとしても、詐欺罪で訴えられる可能性があります。(詐欺罪は10年以下の懲役)

もちろん、どれもこれもが訴えられるわけではありません。

しかし、正直に申し込みをして審査に落ちるよりも状況は良いとは到底いえないでしょう。

嘘は必ずバレる!それは信用情報機関があるから

でも嘘が「バレなければいい!」と思っている方もまだいるかもしれません。

「ちょっとくらいなら大丈夫」「自分は大丈夫」と思う方もいるでしょう。

しかし、嘘は必ずバレます。例え、最初は上手くいったとしても、後でバレます。

どうしてバレるのか。

信用情報機関があるからです。これは、他社の借入の話でも触れましたが、信用情報機関は、当然これからの事も記録します。嘘の申告をすれば、必ず綻びがでます。

その状態で他社に新たに借り入れを行えば、当然、信用情報機関に照会した時に、辻褄が合わなくなる事に気づきます。

消費者金融も個人の情報をしっかり見ています!

また、消費者金融独自の情報網でもわかってしまいます。

消費者金融では、過去の顧客や経験から多くの会社の情報をある程度持っています。もちろん、全てあるわけではありませんが。

しかし、少しでも申込者の申告内容に不審な点があれば、確認します。

また、最初の嘘がバレなかったとして、順調に借入や返済を行っていけば、当然、増額の話もでます。

最初の審査に所得証明が不要だったとしても、増額になれば所得証明書類の提出が必要になってきます。

お金を借りる事は、消費者金融と個人の貸借契約を結ぶことです。

契約に虚偽記載はしてはいけないと言う事、いつかは必ずバレると言う事は忘れないで欲しいものです。

申し込みで虚偽記載はしない!それが融資可能への近道

借金の申し込みでは、申し込みの際、多くの記入(入力)項目があります。

氏名から始まり、年齢、職業、年収、他社借入から、はては持ち家の有無まで様々です。

沢山項目があると、つい見落としてしまう注意事項もあるでしょうし、急いでいる時は尚更です。

慌てて書けば、記入ミスを起こしやすくなります。

そして、その後に審査が控えているのですが、どうしてもお金が必要なあまり、審査に有利なように書いてしまいがちです。

ちょっとなら、とさりげなく嘘を書いてしまう考えが浮かんでしまうかもしれません。

しかしそれは、ゆくゆくは審査の妨げになったり、今後の借金生活に影響が出てきます。

申し込みの時に気を付ける事はこれ!

虚偽ととられない、また審査の通るようにする近道として、申し込みの際の記入は、これらの点に注意、または心がけましょう。(こちらもご参考に→審査に落ちやすい人、審査に通りやすい人

  • 嘘の申告をしない
  • 誤字脱字をしないよう、丁寧に記入(入力)をする
  • 年収や勤め先などで、不確かな内容は確認してから記入する
  • 審査が通るか不安な時は、オペレーターに質問したり、相談する

嘘については、何度も言いました。正直にいきましょう。

誤字脱字ですが、書類は丁寧に書くものです。相手が読めないと意味がありません。

また、パソコンなどの場合、ささっと打つと、誤字に意外にも気づかない事が多いです。文字変換は確認しましょう。

記憶が曖昧な場合は、きちんと確認してから書くとミスの防止になります。適当に書いて、虚偽と取られては損です。

それでなくとも、書類の再提出になって、融資が遅れてしまいます。

審査に不安がある時や、事情がある場合は、正直に言うのが一番です。親身に相談に乗ってくれる消費者金融もあります。

正直者を救ってくれる消費者金融は必ずあるものです。

これらを心がける事で、消費者金融の心証も良くなります。これが審査に通り、融資されるのに一番の近道なのです。

【参考ページはこちら】
審査に通りやすい会社の特徴を教えて!

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