> > > 奨学金を利用すると借金に?申し込む前に知っておくべき事まとめ

奨学金を利用すると借金に?申し込む前に知っておくべき事まとめ

金銭的に余裕があまりない場合にまず考えてみるのが、奨学金という人も多いと思います。奨学金を利用する事で止むを終えない事情があったとしても、誰でも進学が出来るようになります。

ただ、奨学金を利用する前に仕組みや選び方を知っておかないと、損してしまうだけでなく、最悪借金を抱えてしまう事もあるのが奨学金制度だとも言えます。

奨学金制度は確かに便利ですが、受ける場合には制度の仕組みや選び方だけではなく、どのような種類があるのかをきちんと把握しておいて、自分に適したものを選ばないと確実に損をしてしまいます。

ここでは、それぞれの傾向やメリット・デメリットなど、まず押さえておかないと損してしまう事を重点に説明していきます。楽しい学生生活を実現する為にも、是非知っておいてくださいね。
(⇒消費者金融のメリット・デメリットはこちら

そもそも、奨学金って具体的にはどのような仕組み?

奨学金は大学や専門学校に進学する際に、入学金や授業料などの学費を経済的な理由で支払うことが出来ない人の為に、学費を貸し出したり負担する制度です。

主に国、都道県や民間の育英団体などが奨学金制度を支えている団体で、この制度を利用する事で、経済的な理由で進学を諦めざるおえない、というような事は基本的にはなくなりました。

奨学金制度に申し込みを行いたい時に必要になってくる条件は、基本的なものばかりで特殊な事情でもない限りは、誰でも申し込む事が可能です。

奨学金制度に申し込む為の条件としては、進学する為の学力や能力をちゃんと持っていて、進学に対しての意欲があり将来的に借りた奨学金を返済する為の能力が期待出来れば、誰でも申し込む事が可能です。

そして、家庭や自分の現在置かれている状況など、経済的な事情で進学する事が不可能と判断された場合は、その人の状況に応じて学費を負担してもらえるようになります。

中には経済的な事情でやむを得ない場合だけではなく、進学する学生の学力や進学先で必要とされる能力がかなり優れている場合などに限って、特別に給付されるような奨学金もあります。

奨学金には国や都道府県が行っているものが主流ですが、民間が行っている奨学金制度もあります。奨学金と一言にいっても様々なものがあります。

公的な奨学金制度は国や都道府県や市区町村から学費を借りる事になりますが、民間の奨学金制度は民間育英団体や学校独自の奨学金、新聞会社などが行っているものがあります。

国の奨学金で一番借りる事が多いのが日本学生支援機構です。都道府県から奨学金を受ける場合は、地域によってある程度の違いはありますが、47都道府県全てに奨学金制度があります。

奨学金の返済は学生の時ではなく、学生本人が学校を卒業して仕事に就いてから始まるので、安心して学生生活を送ることが出来ます。

奨学金は借金をしてしまうと言いましたが、社会に出た後も受け入れやすいですし、他の借金と比べてみても恥じることではないです。

それに、奨学金はお金を借りるといっても、かなりの低金利で学費を払ってもらう事が出来るのでとても便利です。1~3%でお金を借りる事が出来るのは、奨学金ならではです。

ただ、奨学金の返済は長期にわたる可能性がほとんどで、大学に進学した場合は返済が完了するのに10年以上掛かってしまう事も普通にあります。

奨学金には給付奨学金と貸与奨学金というものがある

奨学金には2種類あり、給付奨学金と貸与奨学金と言われるものがあります。自分に状況に合わせて使い分けることが重要になってきます。

給与奨学金は返済の必要がない奨学金のことで、企業や自治体などが行っている場合が多いです。企業や自治体など条件が異なるので、申し込みを行う際は事前に必ず調べておいてください。

貸与奨学金は学校を卒業した後に返済することになる奨学金のことをいいます。無利子、有利子のものがあるので、出来れば無利子の方に申し込むことをおすすめします。

知らない人も多いのでは?奨学金制度は多数あった!

奨学金制度は言葉を知っている人は多いですが、種類が色々なものがあることは知らない人も多かったりします。自分の状況に合わせて申し込みを検討してみてください。

どの学生でも奨学金を受ける事が出来る可能性のある奨学金制度

奨学金制度の中でも有名なものでは、学内奨学金制度といったものがあります。同じ学校でも大学・大学院・短期大学が別々に奨学金制度を設けている場合も多いです。

知っている人が多いと思うのが、成績などが優秀な場合に受ける事が可能になる特待生制度です。国立大学でも大学独自の奨学金制度がある場合も最近では多くなってきています。

語学や簿記だけではなく、コンピューター関連などの進学する大学の学科やコースに関連した資格を持たなければいけない学生の為に、奨学金制度を設けている大学も増えてきています。

在学中に資格を取得する為に、奨学金などの支援金を学生に給付している学校も最近では増えてきています。学内奨学金制度は上手く活用すると得する事も多いです。

その次に定番になるのが、民間育英会や公益法人から成り立っている奨学金制度です。有名なものでは公益財団法人小野奨学会という財団法人があります。

奨学金の仕組みとしては、団体や法人側から直接学校に奨学金を申しこむ事になるので、各学校によっては利用出来る人数が異なってしまいます。

8割方が給付型の奨学金で、学校が推薦をした学生を育英団体が審査を行う形になります。大学は国公立、私立を問われる事は基本的にはありません。

親や保護者がいない場合に受ける事が可能な奨学金制度は?

あしなが育英会は広告などでも有名になってきている奨学金制度だと思います。あしなが育英会は給付型の奨学金ではなく、借り付け型の奨学金制度です。

あしなが育英会はその言葉のとおり、経済的に進学が困難な遺児に、高校や大学、専門学校などで必要な学費を、奨学金という形で手助けする制度になります。

また遺児の方だけではなく、病気や災害、自殺などで保護者を亡くしてしまったりした場合や、重度後遺障害で働く事が難しい家庭の子供たちも奨学金の対象になります。

あしなが育英会の特徴は、奨学金といっても無利子で卒業後20年まで分割返済をする事が出来て、他の奨学金との併用する事可能なところです。

ただ、気をつけてないといけないのが、自動車事故で保護者を亡くしてしまった場合は、あしなが育英会の対象外となってしまいます。

不慮の交通事故で保護者を亡くしてしまった場合は、交通遺児育英会といった奨学金に申し込む事が出来るので、こちらに申し込みを行ってください。

奨学金の対象になるのは名前の通り、保護者が不慮の交通事故で亡くなってしまったり、後遺症が残ってしまい働くことが困難になってしまった場合に限り、奨学金を受ける事が可能になります。

奨学金を受ける事が可能になるのは、高等学校以上の学校に通う事になる学生です。あしなが育英会と同じく無利子で、他の奨学金と併用する事が可能になります。

最近では業務を手伝う事で奨学金を受ける事が可能にも!

最近話題になってきているのが、新聞配達会社が行う奨学金制度です。奨学金と関係のない人でも、意外に知っている人が多かったりもする奨学金制度です。

在学中に奨学金を受ける学生本人が新聞配達業務を行う事で、新聞社に学費を支払ってもらうことの出来る奨学金制度になります。

基本的には返済不要の場合が多いですし、奨学金とは別に新聞配達業務による給与も支給されます。無利子での貸し付けも行っている場合も多いです。

奨学金を利用するとなぜ借金に?そう言われてしまう理由を解説

奨学金は当たり前のように借りる事が出来る、というイメージを持っている人もやっぱり多いと思いますが、お金を借りている事には変わりありません。

奨学金の返済を滞納をしてしまった場合は、本人や連帯保証人に対して、郵便や電話で督促処置が行われます。

電話の場合は自宅だけではなく勤務先などにも電話が掛かってきたという例もあります。電話による督促は職員だけではなく、督促業務を行う会社に委託する場合もあるので気をつけてください。

延滞金は奨学金の返済を延滞してしまっている割賊金の金額に対して、年10年%の割合で延滞金が掛かる場合がほとんどですが、申し込みをした奨学金によって異なる場合があるので、申し込む前に事前に調べておくことをおすすめします。

奨学金を延滞してしまった場合でも、実際に差し押えをされたという例もあります。この場合手続きなどに掛かる費用も、全額借主の負担になるので、出来るだけ早い段階で返済を完了してください。

奨学金制度を設けている団体や機関などから、悪い言い方をしてしまえば借金をしてしまっている状態であって、返済する事が出来ないと何かと色々マズいですし、制度自体が破綻をしてしまいます。

奨学金を返済できない人が増えていくと、奨学金の運営が成り立たなくなってしまうと、金銭的にあまり余裕のない奨学金制度は廃止になってしまう事も実際にはあり得ます。

最近は大学や専門学校を卒業した後でも、返しい気持ちがあっても金銭的な問題で奨学金を返済する事の出来ない人も、増えてきてしまっています。

面倒に思う人も多いと思いますが、学生の内からお金を貯めておいた方が、何かと融通も利きますし、奨学金の利息も節約出来るのでとてもおすすめです。

奨学金は学生の間は返済をしなくてもいいので、後々の事をあまり考えずに浪費してしまいがちですが、お金を借りている状態には変わりはないので、少しづつでも返済プランを立てておくことをおすすめします。

それでも返済が出来ない状況になってしまったら?

失業や病気をしてしまったりした場合など、やむを得なく返済をすることが出来なくなった場合は、専用の手続きを行う事で一定期間の間だけ返済を猶予することが可能です。

猶予期間中は利息も掛かりませんが、利用するためには給与所得が年収300万円以下、給与所得が無い場合は所得は200万円以下の方でないと猶予を受ける事が出来ないので気をつけてください。

猶予の他にも、返済しなければならない金額を一定の期間の間だけ減額をすることが可能になる減額返済制度というものもあります。

この制度を利用するには先ほどと同じく、給与所得が300万円以下、給与所得が無い場合は所得が200万円以下でないと、利用することは出来ません。

適用期間はほとんど場合は12か月ですが、適用期間が終了する前に再び申し込みを行うと延長することができます。最長で10年延長することが可能になっています。

延長をしても当然返済しなければならない金額が減額ことはないので、出来るだけ早い段階で返済してしまうことを強くおすすめします。奨学金とはいっても、借金をしてしまっている事には変わりはありませんので気をつけてください。

奨学金制度は用途に合わせて、事前に情報収集することが肝心に!

奨学金は在学している学校など通じて、どの奨学金に申し込むと結果自分が得する事が出来るか、入念に調べてみる事だけはしておいてください。

どの奨学金制度を利用する場合でも共通しているのが、学費の前払いです。大学の学費の場合は前期分と後期分と二期に分けて納付することが出来ます。

無事合格をした後に給付しなければならなくなるのが、入学金と授業料と前期分の施設費ですが、奨学金の借り付けが実際に開始するのは進学した後の5月になります。

入学前に支払わなければならない費用は中々高額になりますが、入学前に支払う費用は各自で支払う事になります。勘違いしてしまっている人も多いので気をつけてください。

どの奨学金でも一年ごとの契約になります。次年度以降も奨学金を利用する際には、奨学金継続額の手続きは絶対に忘れないようにしてください。

ただ、手続きをして提出をすればいいというわけではなく、書類内容や学業成績などを改めて総合的に審査にされるので、審査に落ちてしまうと次年度の奨学金の継続は出来なくなってしまうので気をつけてください。

奨学金だけではなく大学や専門学校各自で、学費の減免制度や分納制度などを行っている場合も多かったりします。後々損をしない為にも事前に調べておくことをおすすめします。

調べようとしている場合などにおすすめなのが、通おうとしている学校の奨学金を担当している所に実際に行って、その場で働いている人に気になる部分をまとめて質問をしてみると、どの奨学金や制度が向いているのかかなり明確になってきます。

大学や専門学校の説明会などに参加すると、奨学金に対しての説明や質問会などはまずあります。個別質問などもあると思いますので、気になる事をまとめて聞いたり積極的に質問をしてみてください。

日本学生支援機構の返済シミュレーションがとても便利!

日本学生支援機構の公式のホームページ上では、奨学金の返済シミュレーションを行う事が出来るのでおすすめです。

シミュレーションといっても希望のコースを選んでいくだけで、細かいところまでどれ位必要なのかの計算が出来るので、返済総額や返済回数を事前に確認することが出来るのでぜひ利用してみてください。

【参考ページはこちら】
学生でも審査に通りやすい消費者金融情報

新着記事
ページトップへ