> > > 利用の利点はこんなにも!現代の消費者金融について

利用の利点はこんなにも!現代の消費者金融について

消費者金融。この言葉、以前は「サラ金」と世間では呼ばれておりました。「サラリーローン」もしくは「サラリーマンがお金を借りる」の意味合いが含まれていました。

昭和60年代前半は消費者金融はまだ件数的に少なく、利用者は殆ど見られることは少なかったと覚えております。

それは現代ではどうでしょうか?消費者金融の件数は大手、中堅ともに合わせると昔の倍以上に増えました!

商店街や街の中心部へ行けば、必ず消費者金融の看板は1件や2件は見かけます。昭和から平成にかけて時代の変化とともに消費者金融への利用者はますます増えていく傾向にあります。

現代の消費者金融はどうして利用者が多くなったのでしょうか?

昔は消費者金融少なかった!キャッシングする人がいなかった?

まず、昭和時代の消費者金融と言うのはどうだったのでしょうか?過去にさかのぼってみましょう。

昭和60年代前半。消費者金融は件数的に少なく、「お金を借りる」ことに対して消費者は余り興味がなかったのでは?と今になって思えますね。

それは何故か?と言いますと。この時代と言いますのはどちらかと言えばクレジットカード利用者が多く、買い物ついでにキャッシングすると言った例が多かったのです。

クレジットカードは昔も今でも1枚持っていれば大変便利なものです。

  • 手持ちの現金が無くてもクレジットカード1枚さえあれば買い物に重宝していた
  • クレジットカードはショッピング機能とキャッシング機能の両方が付いている
  • 消費者金融の存在はまだまだ薄かった

今から約30年前でもキャッシングする人はいなかったわけではありません。当時の消費者たちが消費者金融の存在を余り知っていなかったのです。

ですからクレジットカードはこの頃から誰でも1枚や2枚は持ってることは当たり前のことで、持っていないと不思議がられるくらいでしたね。

自分自身も若いころ、クレジットカードは持っていたのか?と聞かれますと実は1枚も持っていませんでした。

学校を卒業して初めて就職したのがクレジット会社だった割にはカードを作ることはしませんでした。

勿論先輩社員や上司からもカードを作るように勧められましたが、当時は断ってました。(笑)

仕事で学んだ!キャッシングとはこんな所に便利さがある

昔は今のようにキャッシングだとか、カードローンと言うような言葉は存在してませんでした。

確か当時は「借りだし金」?「貸出」?が今のキャッシング用語の元祖だったと覚えています。

横文字は使ってなかったと思います。でも仕事上でキャッシングの便利さを学んだのもこの頃からでした。

キャッシングに対する便利さとは?一体何だったのかを学んだかと言いますと。

  • クレジットカードは買い物専用だけでなく、暗証番号1つでお金が借りられる
  • 不足金1万、2万程度ならすぐに引き出せる手軽さ

最初は銀行の預金通帳から足りない分をいつでも引き出せばいい!と言った考えでしたが、こんなにクレジットでキャッシングをする人が1日に何人もいることを知らされたのは仕事を初めて3カ月後のことでした。

まだまだ消費者金融のキャッシング利用度は少なかったと言えます。クレジットカードキャッシングの利用度の方が当時としては高かったと記憶しております。

トラブルが多かった!現金自動支払機の故障

消費者金融の存在がまだ薄かった頃、クレジットキャッシングを利用する頻度は多く現金自動支払機のトラブルが耐えませんでした。

今でこそATM(現代用語)は全然トラブルはありませんが、30年前の現金自動支払機では多くのトラブルが発生していたものです。

ではどんなトラブルが多かったのでしょうか?

  • 機械の中の紙幣がピン札ではなく、しわしわ状態で入っていた
  • しわの多い紙幣では引き出し途中に機械の中で詰まってしまった
  • 暗証番号が正しくても「通信エラー」で機械の中でカードが入ったまま出てこず
  • ピン札を機械の中に入れること等の徹底がなされてなかった

当時の現金自動支払機は大型スーパーやデパートに多く設置してはあったものの、たまたまクレジットキャッシングを利用しようとカードを入れた際にこういったトラブルは日常茶飯事で、クレームが多かったものです。

「カードを入れたらエラー表示になって現金もカードも出てこない!」

「現金出てないのに、取引成立になってしまってる!」

「暗証番号を忘れて3回やり直したらカードが出てこなくなってしまった。」

大体このような事例のクレームの電話が頻繁にありました。ですから対応する側としては現金自動支払機の管理を取り扱っている「綜合警備保障」に依頼して来てもらってました。

このようなトラブルに運悪くはまってしまったお客様にしてみれば、「綜合警備保障」の係員が到着するまで20~30分かかってましたので、怒り心頭でしたね。

係員が到着するまで待てなかったお客様に関してはカードを警備員が回収して会社に預けて後日お客様宛に返却の為、簡易書留で送るというシステムでした。

機械のエラーで「取引成立」になってしまった場合は会社側の端末で取り消しの処理を行い、その処理が終わった時点で改めてお客様に機械操作をしてもらうと言った運びでした。

暗証番号を忘れて3回やり直してしまった場合はクレジットキャッシングが不可能となり、機械がカードを自動回収してしまう、といったことが多かったんですね。

暗証番号ミスで機械がカード回収してしまった場合は再発行の処理となりました。ですが、機械にカードを回収されたことによって買い物できない等の苦情が殺到してました。

30年前も現金自動支払機で都合のいい時間帯にキャッシング出来た割にはこういったトラブルが毎日のように発生してました。やはり中に入れる紙幣が奇麗な状態ではなかったのが最大の原因でした。

30年前はキャッシング可能なのは正社員や公務員限定!

実は30年前と言うのはキャッシング出来るのは正社員、公務員等と言った定職のある人限定で、パートやバイトなどの非正規は一切利用出来ませんでした。

その理由はやはりパートやバイトでは安定した収入が見込めないと言ったことだったんでしょうか?

そういった点では非正規はこの時代は不利とも言えました。

クレジットキャッシングは限度額少ない!消費者金融へ利用開始

自分が30年前クレジット会社に勤めていた頃のクレジットキャッシングの限度額は意外に少なく、「20万」が相場だったと覚えております。

限度額が20万円!!今では信じられないくらいの低さと思われるでしょうが、これは本当のことです。

ですから当時としてはすぐに限度額の20万円を一気にキャッシングにて引き出す人が大変多かったのです。いえ、当たり前でもありました。1日のキャッシング利用結果を端末で見ても20万円限度額満額に引き出していた件数は多かったです!

この時代のキャッシング利用はどんなことに使われていたのでしょうか?

  • 生活費→これは今も昔も変わりませんね。
  • 交際費→ゴルフコンペ、飲み会
  • ギャンブル→現代の利用目的では御法度ですが、30年前は多かったんですね。

しかし~!!クレジットキャッシングの限度額は決して変わりませんでした。とても20万円では足りません。

会社員の皆さんにしてみれば休日のゴルフコンペは欠かせないものでしたので、ゴルフ用品一式をクレジットで買う人が多かったですね。

クレジットカードの最大のデメリットは買い物利用とキャッシング利用ですぐにカード全体の限度額が一杯になってしまうことでした。

ですからそれに気づかずにカードを利用されたお客様に関しては会社側の端末では「カードゲンドガクオーバー」となり、当月分の利用は不可とされてました。

クレジットカードはやはり限度額以上になるとすぐに使えなくなってしまうんですね。

「クレジットは駄目だね~!!すぐに限度額満額で利用出来なくなる!」

「いくらこの限度額では少なすぎるんだよ。他にいい方法ないのか?」

「クレジットは買い物と借りだし(現・キャッシング用語)との両方だから不便だ。」

そういった意見が多い中で会社員の皆さんはあることを考えだしました。

「おい、クレジットがもう使えないんだったら、なんかサラ金って所があるよ。」

「サラ金って何だよ?」

「うん、俺自身もよくは知らないけど、駅の近くにお金貸してくれる店があるみたいだ。」

「へえ~そうなんだ。じゃあどんな店か、見に行くだけでもするか。」

そういった会話が多くなったのがきっかけで、サラ金=消費者金融への利用が開始されました。

多くの会社員がサラ金=消費者金融へ興味を出したのも昭和60年代に入って暫らくしてからのことでした。

限度額に縛られない消費者金融!でもいざ利用してみると?

クレジットキャッシングでは限度額が20万までであり、どうしても足りないと感じた会社員の皆さんはサラ金=消費者金融への利用をしてみたい!と興味を出し始めました。

昔のサラ金=消費者金融ってどんな形で店を出していたのか?と申しますと。

  • 現代のような大きな看板は見かけなかった
  • 現代式みたいにインターネットや携帯はなかったので、店頭申し込みのみ
  • 昼間仕事の為行かれないので、帰りの時間帯に行くことが多かった
  • テレビCMなど一切なし
利用者としては女性よりも男性の比率の方が高かったと言えます。何しろ「サラリーローン」「サラリーマンがお金を借りる」と言った言葉の由来通りに。

クレジットキャッシングではもう当月分は利用できないので、サラ金=消費者金融へ行けば簡単にお金って貸してもらえるのか?と半信半疑でとある金融へ行ってみたMさん。

Mさんは初めてサラ金=消費者金融の店に入ってみました。何とそこには数人の店員がいました。

サラ金の店員が「何か御用ですか?」と声をかけました。Mさんは「あの、お金を貸してほしいんですが。」と依頼しました。

「ああ、いいですよ。幾らほど御入用ですか?」「はい、あのじゃあ○○○万円ほど。」

「じゃあ身分証明書出してください。それと書類にあなたの住所とか勤務先も書いてくださいね。今お金用意しますから。」「あ、お願いします。」

Mさんは店員の出された書類に自分の住所や勤務先や連絡先を記入し、社員証を出して○○○円サラ金からお金を借りることが出来ました。

その瞬間Mさんは「サラ金ってこんなに簡単にお金借りられるのか!いいものだ。」とつい簡単に借りられると言うことでサラ金の便利さに味をしめてしまいました。

でもその後!思いもよらないことがMさんを持ちうけていました。

昔のサラ金業者には限度額が無かった!

30年前のサラ金業者は「限度額設定」など一切ありませんでした。金利が25%~30%の所が多く、この時代の利用者は金利や利息のことを考えないでお金をサラ金から気軽に借りていた、と言えます。

この瞬間でサラ金からお金を借りるのは大変危険なものだったと言えます。

  • 当時のサラ金は限度額設定や審査が無かった
  • 店頭申し込みの場合、最初の店員は態度が優しい
  • 希望する金額を申し出ればすぐに貸してもらえた
  • 書類に自分の住所や連絡先を書いて借りた
ですからサラ金から簡単にお金を借りられることから、目的も何もない状態で高額借りる利用者が多くなりました。→限度額設定が無かったからです。

簡単にお金を借りられたのに!思わぬ展開が待っていた

某サラ金からお金を○○○万円借りたMさんでしたが、その後返済を迫る電話が勤務先に入ってきました。

まだ借りてから2~3日経過していないのに。Mさんは某サラ金の店員らしき男性から怖い罵声を浴びせられました。

まだ借りた分の返済をもう少し延期できないか?とMさん。でもサラ金業者側は1日でも早く返済しないと自宅か勤務先に押し掛けると物凄い剣幕。

サラ金からお金を大金借りてしまったことが挙句の果てには兄弟や親せきにもバレテしまい、Mさんは段々追い詰められてしまい、今までの勤務先を退職し、妻子共に姿を消してしまいました。

サラ金の違法な取り立て、督促状の手紙、怖い電話から逃れるためにいなくなってしまいました。残されたのはサラ金で借りた多額の借金・・・。

お金を借りる時はあんなに簡単に出来たのに、返済は物凄いことが待ってたんです。

  • 借りて1週間経つか経たないうちにサラ金業者から頻繁に電話が入る
  • 高い金利、利息付きの督促状が郵送されてくる
  • 昼間、夜中関係なく自宅か勤務先にサラ金業者はおかまいなく取り立てに来た

便利さの裏には怖いことが待っているのは本当に昔のサラ金のやり方だったんですね。

総量規制導入!金融商品満載に生まれ変わった消費者金融

昭和から平成へ時代は変わり、余りにも目の余るサラ金=消費者金融のやり口を見た金融庁!とうとう厳しい法律改正命令を下しました!

  • 貸付業法改正:総量規制導入
  • 高い金利、利息での融資は一切禁止
  • 自宅や勤務先への押し掛け取り立て禁止
  • 夜中などに返済を強要される連絡等一切禁止

「総量規制」がかかってしまった全消費者金融。金融庁の厳しい法律に強制的に従うことになり、中には営業廃業になった消費者金融も出てきました。

違法なやり口をしてきたがために金融庁が常に目を光らせてる中、サラ金用語を消し、消費者金融は色んな形で営業の見直しを図ってきました。

  • 限度額設定をする
  • 融資申し込みの際には必ず審査をすること
  • 消費者に対していかにも利用しやすい環境を整える
  • 昔のサラ金のイメージ剥脱の為に新しいサービスの取り入れ

総量規制が導入されたお陰で消費者金融は素晴らしく生まれ変わることに成功しました!

  • 大手では無利息サービスを登場させた
  • 金利は最高でも18%で統一
  • 相談窓口の専用フリーコール登場
  • おまとめローン新登場

どうですか?いかにも昔のようなサラ金イメージは全然ありません!さすがですね。

現在の消費者金融のメリット

新しく生まれ変わった消費者金融ではありますが、どういったことがメリット何でしょうか?

  • ネット申し込みが充実していて24時間いつでもOK
  • 即日融資OK
  • 大手の無利息サービス(初回だけ)
  • 各自で専用カードが持てる
  • 審査柔軟、結果出るのが早い
現代の消費者金融ではこんなに利点が盛りだくさんです!本当に消費者側が生まれ変わった消費者金融を何処で利用しようか?と選べる時代になりました。

現代の消費者金融のデメリット

こんなにも利用しやすい、金融庁の下で変化を遂げた消費者金融ではありますが、その反面デメリットもあります。

  • 総量規制がかかったことにより、年収以上の融資が受け入れてもらえない
  • 金利がまだまだ銀行より高い
  • 収入のある人限定で収入のない人は借りられない
  • まだ昔のサラ金のイメージを持った誤解

審査が早くて柔軟な割には消費者金融は収入のない専業主婦、学生、無職は借り入れをお断りしています。(こちらもご参考に→様々な無職の場合を徹底解剖!

こういったことで審査にも融資にも応じてもらえないとなると大変不便ですね。消費者金融が利用できない場合はクレジットの「家族会員」を利用するといいでしょう。

新しく生まれ変わった消費者金融!総合まとめ

中にはまだ消費者金融を昔のサラ金と思っていらっしゃる方が多いですね。でももうそれはありません。サラ金は一昔のことで、今は全然違う優しい金融商品満載です!

テレビCMも増えて可愛いペットをモデルにしたものや、「借り過ぎないように」と注意も促しています。

それに現代ではパソコンやスマホで各社の消費者金融のホームページが閲覧出来るようになってますから、情報収集にはうってつけと言えます。

様々な分野で営業を見直し、成功を図った消費者金融!「総量規制」があるのがネックですが、大手ほどサービスに対しては充実しています。特に無利息サービスです!

町では宣伝用のポケットティッシュなどを配っていつでもどこでも気軽にどうぞ!と謳っています。

現代の消費者金融は金利も(4.5%~18%が相場)大幅に下がりましたし、おまとめローンなどの借り換え制度も導入されてますます利点が多くなったと言えます。

銀行との商品競争を繰り広げている消費者金融。昔とは全然違います!利用しやすいのは間違いありません。

どうか色んな情報を集めながらあなたに合った消費者金融を是非探してみてくださいね。

【参考ページはこちら】
有名消費者金融を利用するメリット・デメリット

新着記事
ページトップへ