消費者金融に、キャッシングの申し込みをしたら、必ず審査を受ける必要があります。
審査に受かったら、即日でも融資が受けられるようになります。
しかし、申し込んでも審査に落ちる場合があり、本当にお金が必要なのに借りられないといったことが起こります。
審査に落ちたら考えられる理由は何なのでしょうか。
審査でまずすること!申込者の情報を登録する
審査でまず行うのが、申込者の情報を登録することです。
その時に登録する情報は以下のようなものです。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 勤務先
- 年収
- 住居(持ち家か賃貸か、賃貸なら家賃はいくらか)
- 申込者の家庭(独身か妻子がいるのか)
- 固定電話の有無 など
勤務先に関しては、どのような会社なのか、そこで何をしているのか、何年間働いているのか、などを詳しく聞かれます。
また、場合によっては最終学歴や配偶者の名前なども聞かれることがあるので、たとえいやだと感じても正直に答えましょう。
情報を登録したら…その後の審査について
申込者の情報を登録したら、今度は担当者から申込者の勤務先に連絡をしてきます。
これは在籍確認と言って、申込者が実際に登録した勤務先に勤務しているかどうかを確認するもので、返済能力があるのかどうかを確認する意味でも行われます。
審査で見る基準の1つ!「総量規制」とは何か?
消費者金融を利用するにあたって、総量規制という言葉をご存じでしょうか。
2010年の貸金業規制法の施行により、年収の3分の1までしか借りられなくなりました。
これにより、年収を上回る金額の借入ができなくなり、収入によって借入の上限金額が異なります。
ここで判断するのは、収入の多さではなく、収入と借入金額のバランスが十分であるかどうかによるものです。
これで通るのか?登録情報による審査
最初に登録した情報をもとに審査が行われ、その内容によって返済能力はあるのか、信用できるのかが問われます。
(⇒キャッシングの審査基準とは?)
登録情報の内容によって、審査の通りやすさが異なります。
以下の表を参考に、どういった情報が審査に通りやすいのかを見てみましょう。
登録情報 | 通りやすい事例 | 通りにくい事例 |
---|---|---|
現在の住居 | 持家(ローンを完済していればさらに通りやすい) | 賃貸のアパート |
電話 | 固定電話と携帯電話の両方を持っている | 携帯電話のみ |
勤務内容 | 公務員 | 水商売など |
健康保険 | 国民保険は通りやすい、社会保険ならさらに通りやすい | 健康保険に未加入 |
勤続年数 | 3年以上働いていれば通りやすくなる | 半年以下であれば、働き始めて間もないので通りにくいでしょう |
上記の表でわかるのは、持ち家に住んでいて自宅に固定電話があれば、引っ越しなどで連絡が取れなくなるということが起こりにくいと考えられるので、信用度が高いとみられます。
勤務先は公的機関や大手企業のほうが信用度が高く、また勤続年数は長ければ安定した収入を継続して得られるので、信用度が高いとみられます。
こんなところも見られる?過去の借入状況
審査で特に見るのは、申込者の「信用度」、なので過去に借入したことのある人や、他社から借入している人に関しては、特に注意が必要です。
過去の借入状況は、信用情報機関にキャッシングやクレジットカードの利用に関する情報が登録されていて、それにより把握することで信用できるかどうかが決まります。
このことに関して、会社によって異なりますが、審査に以下のような条件を設けているところがあります。
- 複数の会社から借入していれば受け付けない
- 何か月か延滞していたことがある
- 債務整理をしたことがある
これらのことがあれば、信用度は下がってしまいます。
しかし、初めて借入をする人のほうが審査が通りやすいと言えばそうではないようで、過去に取引がある人のほうが信用度が高いとみられることもあるのです。
今まで借入をしたことがない人の中には、過去にキャッシングやクレジットカードの履歴がないからしっかりと返済してくれるのかどうかわからないという場合が考えられます。
また、架空の人物であったり、なりすましであったりする場合も考えられるのです。
どうやって行われている?消費者金融の審査
審査は申込者の入力した情報と信用情報をもとに行われます。
システムで融資可能金額が表示されたら、審査が通ったというように捉えられますが、最終的に融資を決定するのは、消費者金融の担当者なのです。
申し込むときには、何かしら担当者と話す機会があり、その時の対応次第で、システムで表示された融資可能金額よりも低い金額で決定したり、融資を断られたりすることもあります。
なので、審査の際には担当者とのやり取りでは、言葉遣いやマナーをよくして対応しましょう。
審査の記録も残る?消費者金融の申し込み
消費者金融の申し込みにおいて、審査に落ちた時の記録は信用情報機関に登録されるという話を聞いたことはありませんか。
審査に落ちた記録が、長い間残ってしまうということがあり、それを不安に感じる人はいるかと思います。
こうした記録が残ると、どうすればいいのでしょうか。
どのくらい残る?審査に落ちた記録
審査に落ちた記録は、信用情報機関であるJICCやCICに登録されてしまいます。
いわゆるブラックリストと呼ばれるもので、それらには過去の延滞や返済不能などといった事故情報も登録されています。
実際にその記録は6か月間残るといわれています。
落ちた情報があるけど…複数の会社で審査を受けるとこうなる!
審査では信用情報を見るので、JICC・CICに登録されている情報を照会するわけです。
1件目で信用情報を照会したとき、この時点で照会されたという情報が登録されてしまうのです。
1件目で落ちて、続いて2件目の審査を受けるとき、当然信用情報を照会するのですが、そのときに既に1件目に照会した情報、借入金額が0円と表示されれば2件目の消費者金融は、その前に断られていたことを把握するのです。
こんなことを知ってしまうと、もう自分は複数の消費者金融に申し込んでも無理だと思ってしまいがちです。
しかし、6か月たてば審査に落ちた情報が消されるので、そのときにまた申し込んでみることもできます。
【参考ページはこちら】
カードローン審査に落ちる人ってどんな人?