キャッシング申込みの『申告書』とは何かということを説明していきます。『申告書』と言われるものには、『確定申告書』がありますが、それだけではありません。どんなものがあるのか、キャッシングの申込から、審査・契約までの関連する書類の説明をします。
キャッシングの『申告書』は、審査の通りやすさと関係があります。審査が通ったとしても契約までいかなければ意味はありません。そこで契約までに関係する書類について、『申告書』とされる書類についての説明をするものです。
キャッシング審査で個人事業主に必要な『確定申告書』
『確定申告』というのは、個人の所得税額・法人の法人税額・消費税課税事業者の納税額を確定することです。この税額によって個人・法人・自営業の収入の状況がわかります。
勤め人(個人)の場合は、勤め先で『確定申告』を行なうため、その収入状況知るには、『収入証明書』が必要ですが、自営業についてはズバリこの『確定申告書(写し)』が必要となるのです。
当然のことながら、この『確定申告書』の内容が、個人の『収入証明書』同様に、キャッシング審査の通りやすさに影響をしてくるわけです。ましてや、自営業では個人以上に「安定収入」とすることは難しい事ですので、個人のように融資金額によってこの書類提出を免除するということはありません。
キャッシング申込みで提出する書類は『申告書』と言える
『申告』の意味は、文字のとおり「申し告げること」です。また、限定的な意味では、「法的な義務で公的機関などに事実を申し告げること」となります。『確定申告書』はそういう限定的な意味で『申告書』と呼ばれているのです。
しかし、『申告書』と呼ばれなくとも、「法的に事実を申し告げる」書類は、『申告書』と言えるでしょう。キャッシング申込み・審査に際して、様々な書類を提出しますが、これらは全て『申告書』なのです。キャッシングでは法的拘束力をもつ契約書が存在しますので、これら書類は『申告書』にあたるのです。
個人のキャッシング申込み・審査で提出する書類には、次のようなものがあります。それぞれに、審査において重要な意味を持っており、その通りやすさのポイントをもっているのです。
(⇒キャッシングの申込みについてもっと詳しく)
- キャッシング申込書(個人情報・契約内容記載)
- 本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)
- 収入証明書類(源泉徴収票・給与明細書など)
- その他書類(使用目的限定の融資では必要)
キャッシング申込書の審査を通りやすくするポイント
キャッシングを申し込む際に、一番最初に必要な『申告書』は、『キャッシング申込書』です。ここには、個人情報とキャッシング内容など、たくさんのことを記入しなくてはなりません。当然、『申告』なので事実を記入しなければなりません。これが審査を通りやすくするポイントになります。
アイフルの『キャッシングローン』のWEB申し込みには、次のような項目があります。
大項目 | 小項目 |
---|---|
申込金額 | 当日融資希望有無 希望限度額 利用目的 |
個人情報 | 氏名(漢字・カナ) 生年月日 性別/結婚有無 扶養家族 eメールアドレス 運転免許証 |
現住所情報 | 住所 電話番号 住居/名義人 住居(家賃)負担額 入居年月 同居内容 |
勤務先情報 | 勤務先名 勤務先住所 勤務先電話番号 雇用形態/保険証種別 業種職種 会社規模 給料日 入社年月 税込年収 その他雇用形態 |
他社借入情報 | 他社利用件数 他社借入残高 |
審査の希望連絡先 | 携帯電話 自宅 勤務先 ※一つ選択 |
希望の契約方法 | WEB 来店 ※一つ選択 |
『申込金額』の希望融資額は年収との兼ね合いで記入セヨ!
『申込金額』では、即日融資の希望で緊急性が確認されますが、融資額がそれほど高くなければ、『勤務先情報』で申告することになる年収との兼ね合いを見て、審査は通りやすくなるでしょう。即日融資を希望しなくとも、年収の1/3までしか融資できないという総量規制がありますので、希望融資額は年収に見合ったものにしなければなりません。
また、利用目的の選択がある場合は、明確にお金の使用理由があるのであれば、ここで利用目的を選択した方が審査では有利になると考えられます。自由に使えるというキャッシングもいいのですが、利用目的がはっきりしていれば、返済計画も確かだと判断してもらえる可能性が高いからです。
個人情報と現住所情報でキャッシング審査に有利なトコロ!
『個人情報』で基本的に確認されるのは、生年月日・性別・結婚有無・扶養家族ですが、これによってどの程度の生活費がかかりそうかがわかるからです。一般的に独身で扶養する子供がいなければ、生活費はそれほどかからず、自由にお金を使える(つまり返済能力が高い)と見られます。
『現住所情報』では、持ち家などであっても、単身赴任の場合は、現在実際に住んでいる住所を記入するように求められています。これは、あくまでも返済に問題が生じた際に、確実に連絡を付けられるようにとの考えからでしょう。
確実な連絡という面から言えば、電話番号の記入は、携帯電話か固定自宅電話の一方を求められていますが、一般的に携帯電話のほうが連絡は取りやすいものです。しかし、本人の居場所の確実性が高いのは固定自宅電話であり、こちらの方がキャッシング審査での受けは良いのかもしれません。
その他勤務先情報でキャッシング審査に有利なトコロ!
『勤務先情報』は、「安定収入」の判断に直結するものであり、非常に重要です。「安定収入」を見込める勤務先(職業)として、公務員→大企業会社員→その他会社員→派遣社員・パート・アルバイト→自営業というような順番があると考えられます。審査の通りやすさの重要なポイントです。(こちらもご参考に→審査に通りやすい職業とは)
会社が大企業かどうかの判断は、その規模(上場有無・社員数など)の確認で行なっています。また、入社年月日の確認がありますが、これは大体5年以上の勤務実績でその会社に定着していると見るためです。また、年収の確認もあり、これは融資金額の決定に関わってくるものです。
『他社借入情報』では、総量規制との関係もあり、他社との借入金残高の総額を確認します。他社借入状況は『個人信用情報機関』で管理されていますので、ここでウソをつくと、確実に審査は通らないでしょう。
『本人確認書類』はキャッシング契約に必要な『申告書』
『キャッシング申込書』をうまく記入して、キャッシング審査を通ったとしても、まだ契約は終わってはいませんので、お金の借入はできません。契約が終わらない限り、審査を通っても意味は無いのです。広い意味で、契約時に必要な書類も審査を通りやすくするポイントになる『申告書』と言えます。
通常、『運転免許証』(又は『運転経歴証明書』)がこの書類となります。運転免許が無い場合は、次のうちのいずれか一つが必要となります。
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード
- パスポート
- 在留カード
- 外国人登録証明書
- 特別永住者証明書
- 公的証明書類
単身赴任などで、現住所が本人確認書類の住所と異なっている場合は、別に現住所のわかる書類が必要です。『公共料金の領収書』・『住民票の写し』・『印鑑証明書』などになります。また、免許証の代わりに健康保険証を提示する場合は、『キャッシング申込書』にも記入しますので、間違ったものを提示しないように注意が必要となります。
『収入証明書類』もキャッシング契約に必要な『申告書』
『収入証明書類』は、キャッシング契約時に必要になる『申告書』で、特にキャッシング審査において提出した『キャッシング申込書』中の、希望融資額と年収に関わる最も重要な書類となります。返済能力を考えれば、これが最も重要な契約する(審査を通った意味をなす)ための『申告書』と言えます。
『収入証明書類』としては、次のうちのいずれか一つ、最新のもののコピーが必要となります。
- 源泉徴収票
- 給与明細書
※直近2ヶ月分
※1年以内の賞与明細書もあれば良い - 住民税決定通知書、納税通知書
- 青色申告決算書
- 収支内訳書
- 支払調書
- 所得証明書
- 年金証書、年金通知書
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