金融機関においては信用がすべてです。その信用を友達でも知り合いでもないお客の信用を決めるのは属性という総合評価しかありません。その中でも職業というのは需要です。借り入れ限度額は収入に応じて決まりますが、その収入の根拠となるのは職業によります。
信用性が高い職業は、公務員、士業、大手上場企業、上場企業、中小企業という順番です。重要なのは、会社や組織に雇われていて給料をもらっていること。毎月一定金額の収入が保証されているということが信用になります。
消費者金融においては安定した収入さえあれば職業は問われません。派遣社員やフリーターでアルバイトでも安定した収入があれば借り入れは可能です。消費者金融では審査に通りやすい職業よりも審査に通らない理由の方が明確です。
・無職
こちらは消費者金融のみならず、金融機関での借り入れは難しいと言えます。安定的に収入を得ていることが条件になる借り入れにおいて、無職というのは信用がありません。
(⇒就職先が見つからない無職でも借りられる?)
・自己破産者
自己破産者は、以前に借金を法的に無効にしているという前歴があるので、信用がありません。自己破産の情報は個人信用情報機関というところにデータが7年間保管され、その間はそこの金融会社もその情報を検索閲覧できるので自己破産していることはすぐにわかり審査に影響します。7年経つとデータは抹消されます。
・金融事故者
金融事故者は借金の遅延、滞納の常習者で自己破産同様信用がなく、個人信用情報機関にデータが保管されます。金融事故の場合は5年間で、5年が経過すると抹消されます。
・多重債務者
複数社からの借り入れは著しく信用を落とします。他社に借金があるわけですから、その返済があるということで返済に影響があるのではないかという不安や他社への返済のために借り入れをして自転車操業をしようとしているのではないかという危惧があるため審査が厳しくなります。また、消費者金融での借り入れは総量規制という法律によって個人の借り入れ限度額が年収の3分の1までと決まっているので、すでに借り入れ金額が年収の3分の1に達している場合は借り入れができません。
・申し込みブラック
申し込みブラックとは同時に複数社に借り入れ申し込みを行うと要注意人物と見なされて審査に影響します。
以上が審査に通らない理由になります。消費者金融の借り入れについてはこれらに気を付けていれば審査には落ちにくいと思います。
【参考ページはこちら】
キャッシング審査で重要な職業の属性