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お金を借りたい人必見!国民生活金融公庫を徹底調査

お金を借りたいと思ったら、あなたはどこから借りますか?最近は、テレビでもネットでも消費者金融系や銀行系ローンのコマーシャルを見ない日はありませんね。そういった、よく目にする銀行系か消費者金融系ローンにしますか?
(⇒消費者金融と銀行ローンの違いとは

もうひとつ検討する材料として加えていただきたいのが、日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)です。

日本政策金融公庫を知っていますか?

日本政策金融公庫は、政府が出資している金融機関で、中小企業や個人事業主への融資や教育ローンなどの融資を行っています。金利は銀行や消費者金融会社などと比べて比較的低い設定になっています。

各都道府県に店舗があり、「国民生活事業」、 「 農林水産事業」 、 「中小企業事業」の3つの業務に分かれています。

中小企業への長期融資は「中小企業事業」担当なのですが、ここでは「国民生活事業」にしぼって紹介します。

国民生活事業で行っている融資とは

「国民生活事業」では、

  • 教育ローン
  • 個人企業や小規模企業への融資
  • 創業を考えている人への融資

を行っています。

融資限度額は7200万円で平均融資金額が700万円と高額融資になっています。ただし、あくまで企業への融資ですから、個人事業主など比較的小さい規模での企業になると少額の場合もあります。

創業しようとしている企業に年間2万件の融資をおこなっており、金融業など一部の業種を除き、ほとんどの業種に融資しているそうです。

フリーでやっていこうと思っている人に強い味方!日本政策金融公庫

日本政策金融公庫の目的のひとつは、市場にある金融を補う役目をすることだそうです。
たしかに、仕事を辞めてこれからフリーで仕事をしていこうとしている場合、その出資金として銀行や、消費者金融会社に融資を申込んでも条件は厳しいかもしれません。

実際には、昨年の収入を証明できる書類があれば融資してくれる消費者金融会社もありますが、融資してくれる限度額はそれほど多くはないかもしれません。

その点、HPにもあるように創業を考えている人への融資も行っているのですから、店舗などで相談もしてみたくなります。

公的金融機関から借りるという安心感

消費者金融会社の店舗に行くのは、周りの目など気になるところがあるかもしれませんが、公的な金融機関となれば店舗にも足を運んでも構わない、という人もいるでしょう。

もうひとつの目的は、金融秩序の混乱や災害などによる被害に対処するための金融を行うこととあります 。HPにも災害等相談窓口を設けてあり、万が一の時にも相談できるのが安心です。

日本政策金融公庫の役割と申し込みについて

もともと政府の金融機関であった国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫などを、公的な金融機関縮小のため、2008年に統廃合されたのが、今の日本政策金融公庫です。

それまでは今の日本政策金融公庫の「国民生活事業」の部分は旧国民生活金融公庫が事業をしており、高田万由子さんや持田真樹さん、えなりかずきさんなどがイメージキャラクターを務めていた時期もありました。

政府出資の機関となるとなんだか堅いイメージですが、利用者にとって身近な存在になろうという姿勢は見えますね。

融資を相談しに行く前に押さえておきたいこと

HPを見ると、申し込みの際に必要になる各種書類をダウンロードできるようになっています。申し込む融資の書類によって異なりますので、事前に調べておきましょう。

金利も低く、個人事業主に比較的やさしい融資ですから、必要になる書類等は多くなると思います。企業概要書、創業企画書など消費者金融会社の融資の申込みではなかった書類が必要になります。

その人の信用性はもちろんですが、その事業の将来性なども融資の判断材料になります。また、提出書類も増えますので審査に時間がかかることは予想されます。消費者金融会社のように即日融資が必要な方には不向きです。

申し込み時に必要とされる書類すべて揃っている状態で、約2週間後に結果がわかります。創業する場合は、創業を予定している現地に担当者が下見に行くなどのチェックがあります。融資が決定したとして、入金されるのは申し込みから約1か月後になります。

企業概要書や創業企画書は書式をダウンロードできるものの、自身で作成したものでも構いませんが、何を書いたらいいのかわからないという方は電話や窓口で相談出来、親切に教えていただけます。

返済におけるシュミレーションもできるようになっていますので、今の自分に合った融資なのか判断する材料になります。返済方法としては、元金均等返済、元利均等返済、ステップ返済などがあります。

インターネットでの申し込みももちろんできますが、電話や平日・休日どちらでも相談窓口の予約ができますので、実際に話をきいてから申し込む方がお勧めです。

申込む際に訊かれることことを事前に整理しておきましょう

面談で聞かれるのは

  • 創業の理由
  • 商品やサービスの内容
  • 借り入れの返済に無理がないか
  • 売上利益の見込みが妥当か

などがあげられます。
「面接などで緊張してしまう」方もいらっしゃるとは思いますが、ここはあなたの夢を現実にするためのプレゼンですから、練習するなどして準備して臨みましょう。事業に対する熱い思いを伝えることが重要です。

創業したい人にうれしい新制度をご紹介!

創業を理由に融資を申込む場合、一定の条件を満たせば「無担保・無証人」で融資を受けることができます。(新創業融資制度)女性に限った小口融資に関しても有利な条件で融資してくれますので気軽に相談してみましょう。

実際に日本政策金融公庫はどんな事業に融資をしているのでしょう?どんな事業を営んでいる方が日本政策金融公庫を利用しているのでしょうか?

先輩体験者に話をききたいなら

身近に日本政策金融公庫で融資を受けた方がいない場合は、HPの先輩創業者の体験談を閲覧してみましょう。美容師や託児所、ソフトウェア開発、カフェなど多種多様にいらっしゃいますのでとても参考になります。

また、「創業・経営応援セミナー」を行っているそうなので、セミナーに参加してみるのもいいと思います。同じように創業しようとしている仲間を得られる可能性もありますし。具体的に「創業企画書はどうやって書けばいいの?」など、はじめての方にわかりやすいセミナーなようです。

今回は個人で事業を創業・運転する方へ融資してくれる公的機関として、日本政策金融公庫を照会しました。

仮に自己資金が少なくても相談に乗っていただけるようですが、事業には予期しない突然の出費等が考えられます。自己資金と借入金のバランスを十分に検討することが大切です。

日本政策金融公庫に相談して夢を実現させましょう!

【参考ページはこちら】
消費者金融と信販会社の違いは何?

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