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消費者金融からも危険視されるお客とは?

いざお金を借りようとしても消費者金融会社の審査に落ちてしまった、審査に通りにくいという方がいます。審査の結果、なぜダメだったのかは消費者金融会社からは決して教えてくれません。

各消費者金融会社で共通の審査基準もありますが、独自の審査基準もあるため、審査が通らなかった明確な理由はわかりえないものの、おおよその予想をたてることは可能です。

ここでは、消費者金融会社が審査の時に危険視する顧客のパターンを検証してみましょう。

どの消費者金融でも審査の基準が同じなのは?

消費者金融会社によって基準はまちまちですが、多くの会社で共通なのが、返済できる収入がコンスタントにあるかどうかです。融資金額に差は出ますが、正社員ではなくてもパートやアルバイトでも融資は可能です。
(⇒契約社員やバイトでも借入はできる?

収入証明書があれば一番いい判断材料になりますが、なくても告知でも検討してもらえます。ただし、勤務先がある場合は、電話にて在籍確認をとられる場合がほとんどです。

また、居住状況も審査の条件になります。賃貸よりも所有している住居、居住期間もできれば半年以上長く同じ場所に住んでいるほうが有利と言えます。長く住んでいる場合は、突然転居してしまい連絡が取れなくなるなどのリスクが少ないと判断します。

年齢は20歳以上70歳までです。まれに「18歳以上アルバイトでの可」という消費者金融会社もありますが、保護者の同意が必要になるなど単独では貸出しません。

その他に重要な条件として、他社からの借り入れ件数があります。

他社からの融資は多くても3件まで

2010年以降、貸金業を営む消費者金融会社の融資商品に関して「総量規制」が設定されています。最近、自民党がこの「総量規制」を一部の優良消費者金融会社に対し、適用外にするという案を発表しましたが、今のところ、消費者金融会社であればその対象になっています。

「総量規制」とは、収入の3分の1以上の借り入れ、貸し出しはできないという規制です。

他社からの借り入れが3件以上となると、少額ずつであったとしてもこの「総量規制」に引っかかる可能性が非常に高く、審査で通らない場合が考えられます。

また、この他社からの借り入れ件数や金額ですが、たとえウソの告知をしたとしても、審査の際に照会を依頼する信用情報機関ですぐにバレてしまいますので、正直に告知するようにしましょう。

審査に通りにくくなってしまった理由は過去にあり

もうひとつ重要な審査の判断の材料としては、過去に融資の返済トラブルがないかどうかです。返済トラブルとは

  • 3か月以上返済金を滞納して、返済していない
  • 債務整理をしている
  • 自己破産をしている

などになります。

これらがある場合はまず、大手の消費者金融会社の審査には通らないと思っていいでしょう。

審査の基準をまとめてみましょう

以上から、どういった場合消費者金融会社の審査に通りやすいのかをまとめると

  • 返済していける一定の収入がある
  • 借り入れが返済できる範囲内である
  • すぐに連絡がとれる
  • 融資のトラブルがない

となり、逆にこれらに不安な材料があるとなると審査には通らない=消費者金融会社からは敬遠される顧客層となります。

返済を不安視される顧客

あなたがお金を貸す方だったらどうでしょう。

あなただけにお金を借りている場合と沢山の友達にお金を借りて回っている場合では、もちろん前者の方がいいでしょうし、「なかなか返済してくれない」という悪評判の友達にはお金を貸したくないですよね。その場合はお金を貸してくれと頼まれても断ってしまうでしょう。

消費者金融会社でも同じことです。少額ずつでもお金を借りているということは、自転車操業のような状態で、いつ貸し倒れしてしまうかもしれませんし、返済が滞っていることがわかれば、新たに融資をしてもやはり返済してもらえないかもしれません。

このようなマイナス条件の方には融資はできません。

危険視される顧客層のパターンとは

  • 返済していける見込みがない
  • 借り入れが返済できる範囲を超えている
  • 過去に融資のトラブルがありまたその可能性がある

などになります。

これらの条件に心当たりのある方は、融資を申込む前に比較的審査の緩い消費者金融会社を調べることです。もちろん、返済していける見込みがなければ消費者金融会社も融資を実行しませんし、「総量規制」をオーバーする契約はしません。

ですが、過去に返済トラブルと思わず、意外と知らず知らずに融資を断られる要因を自分で作ってしまっている場合があります。

知らないうちに私もブラック?意外な落とし穴

融資の返済トラブルとは、先に「過去に融資に関してトラブルがないか」で説明したようなトラブルのことを示しますが、他にも気を付けていただきたいことが2点あります。

まず、滞納は融資に関してのみではなく、ショッピングローンや携帯電話・スマートフォンの端末分割金も対象になります。クレジットカードでのショッピングローンはともかく、意外と見落としがちなのが携帯電話料金です。

携帯電話やスマートフォン端末代金は一括で購入していない限り、分割つまりローンとして毎月の通話料金などと一緒に請求されます。利用度にもよりますが、意外と高額な料金を支払っている方も多いと思います。

今の時代なくてはならない存在の携帯電話やスマートフォンですから、通話できなくなることにプラスして信用情報に載りますので、きちんと毎月支払っておきましょう。

複数社に申し込みをしている人は困っている人?

もうひとつ気を付けていただきたいことがあります。それは一度に何社も融資の申込みをしないことです。

最近の消費者金融会社のコマーシャルを見ると、とても気軽に申し込んでみようかな、と思ってしまいそうですよね。そこが問題で、気軽に何社も申し込んでしまうと、消費者金融会社から「よほどお金に困っている」と判断されてしまうからです。

また、「融資を手当たり次第申し込んで、審査が通ったところにしよう」なんて考えもよくありません。

融資を申込む際には、金利や利便性などのサービス、信頼性などを十分に調査してなるべく1社に絞って申込みしましょう。消費者金融会社によると1か月以内に申し込む融資は3件までで判断するところが多いようです。

このような「うっかりブラック」にならないように気を付けましょう。
また、「うっかりブラック」ではなくても、消費者金融会社から危険視されないためには融資を受けた分に関して、きちんと計画をもって返済することを死守しましょう。

【参考ページはこちら】
借入先に迷ったらここ!優良な消費者金融

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