お金が必要なんです。一か所で借りたのですが、あまり金額を借りる事ができませんでした。収入が低いから、仕方ないのかもしれませんが困っています。
少額でも別の会社で借りる事ができればその分資金繰りできる気がするのです。
急いでいるので、いくつかまとめて会社を回ろうと考えています。同時にまわれば、借入が一社しかない状態ですし、額が少ない事から問題なく借りられますよね?
と、こんな感じで考える方も多いかと思います。
それが本当に正しいのか。貸す側のシステムなんて、借りる側にはよくわからないですよね?
そういう考え方で動いていいのか、もしかしたら思わぬ落とし穴があるのか、ご一緒に考えていきましょう。
カードローン複数社で借りる利点は?
先ほどもあげましたが、複数の会社で同時期に借りる事でよく考えられる利点として
- 借りられる額が少額なので合わせると額が増える
- 同時に借りれば、まだ借りた履歴が少ない状態だから
相手はお金を貸すプロです。
その辺りの回避手段はとっている気がしませんか?
実際にこれらのメリットが正しいか、この話の結論は横に置いておいて、逆にカードローンを複数社で借りる事に対するデメリットを考えていきましょう。
カードローン複数社で借りるデメリットは?
先に同時期に複数社でお金の借りる申込みをする、デメリットの内容をあげていきます。
- 総額が大きくなる事で審査に落ちやすくなる
- 申込みが多く時期が近いと危険視されて審査に落ちやすい
簡単に言うとこの二つが挙げられます。
総額が大きくなる事で審査に落ちやすくなる
消費者金融では総量規制というものがありますので、複数社で申込みをするとその合計額で判断される事になります。
額が増えれば返済が難しくなる面はありますし、返済の相手金額が増えると金銭管理の面でも期日に返済するという当たり前の事が、失敗するリスクが高くなります。
また、一社一社は小さい額でも、結果として合計50万円を超えれば収入を証明する書類も必要となります。
申込みが多く時期が近いと危険視されて審査に落ちやすい
消費者金融ではお金を借りるだけでなく、申込みをした履歴も共通した信用情報機関のデータベースに残ります。
一銭も借りていない状態でも、申込みが近い時期で複数あった場合全部審査が通らなくなる事があります。
借りていないのにブラック扱いされる、これを申込みブラックと言います。
申込みの記録そのものは借りた記録よりは短い保存期間のため、半年で消えるようですので、申込みブラックに陥った場合は、半年はその状態が維持されると考えた方がいいので気をつけてください。
複数社でをお金を借りる時、同時に申し込みは是か否か
先ほどの複数社で借りる事のメリットを再度振り返ってみましょう。
(⇒消費者金融のメリット・デメリット)
ここまで読めば既に、メリットが本当にメリットなのかどうかはお分かりかと思います。
- 借りられる額が少額なので合わせると額が増える
- 同時に借りれば、まだ借りた履歴が少ない状態だから
現実はどうだったでしょうか?
借りられる額が少額なので合わせると額が増える
これはうまくいけばメリットになります。
同時に一社二社ならともかく、五社とか六社も申し込んで通るかどうかは微妙というか無理ではないかと考えます。
同時に借りれば、まだ借りた履歴が少ない状態だから
確かに借りた履歴は少ないです。
が、これは実はメリットのように見えて、勘違いの多い落とし穴なのだそうです。
借入の申込みをする=審査のために情報を確認すると、借入をしていなくてもその履歴が残るのです。ですから、その申込みをした記録が多くあると、貸すのは危険という判断されます。それだけお金に困っていると思われるからです。
どのみち同時に申込みをしている総額で判断される面もありますので、収入の1/3を超える総量規制にかかる額や、返済が難しい額と判断されれば審査が落ちます。
この借りていない状態で陥る、申込みブラックは半年は影響が出ますので多数の会社に同時期に申込みをする事は絶対避けた方がいいです。
ちょっと考えたらいい考えのような気がするのですが、やはり貸す側もうまく考えています。想像通りにはうまくいかないものですね。
申込みブラック回避、より多くの額を借りるためには
先に挙げたメリットデメリットで消費者金融で複数社に同時に借入を目指すのはリスクが高い事はわかっていただけたかと思います。申込みブラックという状態で、下手な鉄砲数撃ちちゃ当たるではなく、鉄砲はどこにも当たらないという事になります。知らずにやってしまうと、どこも貸してくれない状態がしばらく維持されてしまうので、かなり困った事になります。
では、申込みブラックを回避して、よく多くお金を借りるにはどうしたらいいでしょうか?
やりやすい方法としては二つあります。
- 先に借りているところがあればその限度額を上げる
- 消費者金融ではなく銀行カードローンを利用する
では、その理由と詳細を見ていきましょう。
先に借りているところがあればその限度額を上げる
審査が再度ありますし、即日結果が出るとは限りません。
延滞等なく、返済をしている状況なら、その経歴がプラスになって審査が通りやすくなる可能性があります。
また、そこの返済ができていない場合は、結果として他社の借り入れ審査も通りません。また一か所であれば返済もまとめて今までと変わらない額の設定もできる可能性があるので、返すのも複数社よりは楽になります。
借りるところは一か所に絞って、お金を借りた方が申込みブラックを防ぎつつ、お金を多く手にする事ができるといえます。
まぁ、まだどこも借りていない場合で、複数借りてでもお金を調達したい場合には不向きではあるかもしれません。
その場合に対応できるもう一つの方法は
消費者金融ではなく銀行カードローンを利用する
という方法です。
消費者金融と銀行のカードローンは縛る法律に違いがあるため、消費者金融で重要な総量規制の対象から外れる事が大きいです。
そのため、借りる総額に対する縛りが弱いという事。
信用情報機関が共通していないため、近い時期に借入の申込みをしても申込みブラックとしてはねられる確率が実は低いのです。収入を証明する書類の必要な限度額も高いです。
銀行だから厳しい面もあるとはいえ、実は結構審査が緩くて利用しやすいのが、銀行のカードローンなのです。(こちらもご参考に→審査が緩い、通りやすい消消費者金融は?)
ここまででご参考になりましたでしょうか?
とりあえず、複数の会社に同時に申込みは避ける事が大事で、どうしようもない時は銀行のカードローンや借入限度額の増枠をする事が、遠いようでより多くお金を借りるための近道なのです。
もし、よろしければ参考にしてみてくださいね。
【参考ページはこちら】
必ず融資してもらえる法則とは?