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信用情報が鍵!ブラック履歴を回避して審査に通る方法とは

ひとつの状況を想定してみましょう。過去に消費者金融でお金を借りて、なんらかの事情で半年間延滞してしまいました。でも、結局は損害遅延金も含めて、借りていた消費者金融には返済し終わりました。この場合、果たしてブラック履歴になるのでしょうか?

残念ですが、このような状況は、たとえ完済したとしてもブラック履歴がついてしまいます。つまり、次に消費者金融などに申込んだとしても、審査で落ちてしまう可能性が高いのです。このような場合に、ブラック履歴を回避して審査に通る方法はあるのでしょうか?

ブラック履歴が審査に影響しなくなるまで待ちましょう!

返済における事故情報がある場合は、基本的に消費者金融などの審査には通りません。信用情報にブラック履歴がついているからです。これを、クリアにするためには、一定の期間が必要なのです。

信用情報ってそもそもどういう種類の情報なの?

そもそも、信用情報とはなんでしょうか?信用情報とは、簡単に言えば、信用情報機関が提供する個人情報のことです。信用情報には、大きく分けて2つの種類があります。それが、属性情報と支払い情報です。

属性情報とは、個人の名前・住所・年齢・勤務先・年収などが登録された文字通り、属性の情報です。審査の時に、申込者が申告したものと相違ないかどうか、などを調べる基本情報として利用します。

個人融資で最重要視されるのは、支払情報なんです!

支払い情報は、個人のキャッシングやクレジットカードの契約内容・利用状況・返済状況などが登録された情報です。主に、貸金業者が個人融資を検討する時に、この支払い情報はとても重要な情報です。ここを見て、審査を通すか通さないかを決めるといっても過言ではありません。

支払い情報に登録されるものが、いわゆるブラック履歴というやつです。自己破産を筆頭に任意整理や代位弁済など、過去の債務整理情報もしっかり記載されています。さらには、当然返済の延滞履歴もブラック履歴として残ってしまうのです。

ブラック履歴を回避する方法…キーワードは期間です!

信用情報に記載されたこれらブラック履歴を回避する方法は、ただ一つです。信用情報機関の情報データから消える期間を待つ、これだけです。そして、延滞の場合は完済してから5年間経過すればブラック履歴が消えるのです。

確認事項として、延滞は返済日から3ヵ月以上返済しなかった時に、信用情報に記載されます。ブラック履歴を回避する予防策としては、3ヵ月以内に是が非でも返済しておくということも必要です。また、延滞以外のブラック履歴は、それぞれ消去期間が変わってきますので注意しましょう。

返済におけるブラック履歴、その内容と意外な注意点とは

延滞の他にも自己破産など大きな返済事故もブラック履歴です。ここではいくつかのブラック履歴の内容を確認します。また、今だれもが持っているあのツールの意外なブラック履歴の落とし穴も紹介します。
(⇒ブラックでも消費者金融で借入できる?

信用情報ってどうやって手に入れるの?個人でも利用できる!?

もし自分の信用情報が知りたい場合は、どうすればいいでしょうか?もしかして、あの時返済延滞していたかも…とか不安に思う人もいるかもしれません。そんな場合は、思い切って信用情報機関に情報開示の請求をしましょう。

1000円前後の料金で、この情報開示は請求できます。手段としては、郵送・来社・インターネット経由などで対応しています。個人情報なので厳重な本人確認の後、情報を得ることが出来ます。そこで、何もなければ融資の審査はスムーズに通るでしょう。

融資審査で必ず引っ掛かる主なブラック履歴は4つ!

仮にブラック履歴があったとしても、実は自分が何をやったのか忘れてしまったという人もいるかもしれません。そんな人のために、主なブラック履歴をまとめましょう。

  • 延滞
  • 代位弁済
  • 任意整理
  • 自己破産

主に4つが代表的なブラック履歴=事故情報です。

延滞と代位弁済、債務整理それぞれの違いとは

延滞はその名の通り、返済日に支払わなかった時に登録されます。重要なのは、さきほども言った通り3ヵ月返済しなかった時にブラック履歴として登録されるという点です。一日でも支払いに遅れると、登録されてしまうと思っている人が意外に多いかもしれません。

あまり聞き馴染まない代位弁済は、簡単に言えば、本人からの返済が長期間行なわれない場合に、金融業者と契約している保証会社が代理で支払う場合です。この場合、利用者の借金は、金融会社から保証会社に債務が移動します。

任意整理と自己破産は、2つとも利用者の支払い能力を超えて債務が超過してしまう場合に、代理人を立てて借金を整理することです。前者は、計画的に返していきますが、後者は完全に債務を放棄します。もちろん、以降、破産者としてそれなりの負荷がかかります。

知らないうちにブラック履歴…割賦販売契約には要注意!!

自分は、債務整理も借金の延滞もしてない!と自信を持っていても、じつは知らない間にブラック履歴になってしまう例が最近多いのです。気付かずにブラック履歴になる代表的なものが、スマホの支払いです。

多くの人はスマホを、一括払いではなく割賦販売契で購入しています。ですので、うかつに月の料金支払いが滞ると、ローン返済が延滞したことになってしまうのです。つまり、3回支払いが滞ると覚えがなくても、信用情報にブラック履歴がついてしまうのです。

一般には馴染みがない信用情報機関ってどういうところがあるの?

信用情報機関は1つなのでしょうか?それとも複数あるのでしょうか?ここでは主に3つの信用情報機関を紹介します。それぞれ、ブラック履歴の情報が消去する期間に違いがあったりします。

審査で大きな役割を果たす信用情報機関は主に3つです

消費者金融業者や銀行などお金を貸す金融業者が、申し込み者を審査する時に必ず使うのが信用情報です。そして、その信用情報を持っている機関は主に次の3つです。

  • 全国銀行個人信用センター(KSC)
  • シーアイシー(CIC)
  • 日本信用情報機構(JICC)

ほとんどの金融業者は、上記3つのどれかにお世話になっています。

銀行情報やクレジットカード情報、さらに消費者金融情報まで網羅

3つの中で、銀行が主に利用しているのがKSCです。では、消費者金融はといえば、CICかJICCに加盟していることが多いです。さらには、両方に加盟して信用情報の二重チェックをしている業者も珍しくありません。それだけ、ここにある情報は重要なのです。

さらには、これら3つの信用情報機関は相互に情報を共有して補強しあっています。ある意味、個人の信用情報、とくに返済情報に関しては情報漏れはないくらい強力な機関です。ですので、ここにブラック履歴が登録されてしまえば、融資の審査に通るのが難しくなるのです。

各信用情報機関のブラック履歴保持の期間について

信用情報のブラック履歴は保持期間を経過すると消去します。ですので、ブラック履歴を回避して消費者金融などの融資審査を通る方法は、基本的には時を待つという事のみです。ですが、どのくらい待てばいいのかは3つの信用情報機関で少し異なります。

各々の信用情報機関のブラック履歴を保持している期間を種類ごとにまとめました。

機関名 延滞   代位弁済 任意整理 自己破産
KSC 5年 5年 5年 10年
CIC 5年 5年 7年
JICC 1年 5年 5年
先ほど言ったように、CICとJICC両方に加盟している消費者金融業者が多いので、延滞でJICCが1年であっても、CICは5年なので、結局5年経たないとブラック履歴が消えたことにならないので注意しましょう。

ブラック履歴の保持期間はどこから数えるのが正しいの?

もう一つ忘れてはいけないことがあります。それが、この期間の始まりです。あくまで、延滞の場合は、借金を完済したところから始まって5年や1年ということです。返済していなければどれだけ期間が経過しても、当然ブラック履歴が消えることはありません。

自己破産などの場合も同様です。自己破産の手続きを開始した日や破産が決定した日からではありません。裁判所からの免責決定が下された日から数えて10年ないし7年ということです。免責は通常破産決定から3~6ヵ月はかかると言われています。

絶対にブラック履歴を付けない為に何をするかが重要です!

一度ついたブラック履歴は、年単位の期間を経ないと消えません。そう考えると、当たり前のようですが、ブラック履歴を付けないよう予防することが重要になるのです。

計画性とそのための返済シミュレーションが大事です

信用情報のブラック履歴に載らないようにするには、支払をしっかりすることに尽きます。そのためには、借入前にどれだけ返済シミュレーションをするかなど計画性が重要になってきます。また、スマホの支払いなど割賦式の支払いにも注意が必要になります。

さらには、一度に数社の消費者金融に申込みをすることもよくありません。信用情報には、申し込み情報も記載されているからです。それそのものがブラック履歴とはいえませんが、同時に何社も申し込みをしている人は基本的に敬遠される傾向にあるのです。

信用情報をクリーンにして融資審査に通るためにチェックしよう!

信用情報機関の情報をクリーンに保つための注意事項を次のチェックボックスにまとめました。

  • 支払いの延滞はしない(特に3ヵ月を超える)
  • 債務整理するまで借金をしない
  • 一度に3社以上に申込まない
  • スマホなどの割賦販売契約に注意する
  • 過払い請求時の登録を確認する
法律により貸金業者の利率が下げられました。それによって、以前に貸金業者の高い金利を払っていた人は、過払い分を貸金業者に請求する権利を得ました。これが、過払い請求です。しかし、過払い請求で業者が返還したときに、まれにそれがブラック履歴として残ってしまう場合があります。

過払い請求でブラックに…意外な落とし穴にも注意が必要です!

過払い請求によってブラック履歴になってしまう場合は、削除することが出来ます。身に覚えが全くないのに、消費者金融などの審査に通らない!という人は、もしかしたらこのパターンがあるかもしれません。

信用情報機関のブラック履歴は、期間がすぎれば消えます。しかし、各業者独自の顧客データはもちろん消えません。ですので、A社で一度延滞してしまった履歴は、5年経っても10年経っても、恐らくA社の顧客データベースに残っているでしょう。

ブラック履歴回避の近道は「返済をしっかりする」ことです!

顧客データベースに残ったデータは、その業者の判断にゆだねられます。もう一度この人に貸そうと業者が考えるなら、審査に通るでしょうし、逆なら永遠に通りません。ですので、延滞などをした同じ業者でもう一度借りようとする場合は、たとえ期間が経過していても通るどうかはわからないのです。

会社でも人でも、一度信用にキズがつくと、それを回復するのは大変です。お金を返さなかったというブラック履歴も同様です。ですので、基本的にはブラック履歴がつかない様に返済は必ず返済日にするということを守るのが、一番のブラック履歴回避の方法なのかもしれません。

【参考ページはこちら】
過去の情報はいつまで残る?ブラックの場合の審査

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