初めてキャッシングのために消費者金融を利用するときは、やはり不安ですよね。
銀行であれば、どこであっても基準や審査に大差はないかも知れません。限度額や金利もほとんど横並びなのが銀行だからです。
それに対して消費者金融でのキャッシング利用には、基準や審査に様々な選択肢があり、都合に合わせて選ぶことができます。
(⇒優良な消費者金融の特徴はこちら)
だからこそ自分に合った消費者金融業者を見つけ出すことがとても大切なことだと言えるでしょう。
今回は、大手から中堅・中小の消費者金融までを対象に、評判が良い消費者金融業者を見つける方法をできるだけ具体的に紹介します。
消費者金融を安心して利用したい人が感じる不安とは?
消費者金融のキャッシングという時、いろいろと不安に感じることが多いようです。
業者の対応に対する不安をさけるには?
せっかく店頭に出向いて契約しようという段になってから、担当の人の対応に気持ちを害してしまった…。
このようなことはあって欲しくないことです。専門家として対応してもらえるという期待が裏切られたようでさびしいですよね。
できれば応接がしっかりした業者とお付き合いをしたいと思うのは誰でも同じでしょう。
応接マニュアルがしっかりしていない業者であれば、窓口の対応も期待できないことが多いものです。
それに対して応接マニュアルがしっかりしている業者であれば、電話の受け答えもしっかりしているのです。
なのでいきなり店頭に出向いて相談、ということは避けて最初に電話を入れてみること。これで判断すれば大丈夫。
でもいきなりあちこち電話してみるのも気がひけることですね。またこのやり方には危険が伴うことも事実です。
受付対応がしっかりした業者を選ぶために役立つ情報は、インターネットを活用すれば手に入れやすいと言われます。
それは「口コミサイト」の利用。口コミサイトを覗いてみましょう。そこには実際に利用した人たちの感想が掲載されています。(こちらもご参考に→口コミから分かる消費者金融の良い所・悪い所)
それらのサイトのコメントを見て、いきなり否決されたなどというコメントがあまりにも多い業者は考えものと言えます。
通常、希望額の融資が難しい場合でも、消費者金融業者は様々に条件を変えて希望に沿うようにと応じてくれるはずだからです。
あれこれ、やりとりがあった末に結局ダメだったというコメントが多い業者が狙い目ということになります。
これらのコメントは利用者と相談をしながら妥協点を探そうと懇意に応接してくれている業者の証拠だからです。
消費者金融の金利は銀行より不当に高い?
銀行のカードローン金利と比較すると、消費者金融の金利は高いという不満や不安を耳にすることは事実です。
でも実際はその通りでしょうか?銀行カードローンの金利設定は大体、4.0%~15.0%程度になっているようです。
それに対して消費者金融の場合、4.5%~20.0%などとなっています。高く見えるのは最高利率の方でしょうか。
しかし、銀行だから低くなっているというわけではなく、融資限度額の高低で決定されているのです。
融資限度額が100万円であれば、消費者金融業者であっても15.0%以上の金利を設定することはできません。
逆に融資限度額が10万円の時には、銀行であっても4.0%などという低金利を適用するとは言えないのです。
設定される金利と、融資限度額とは反比例します。高額の融資額だと金利は低くなり、少額の融資額だと金利は高くなります。
160万円の銀行カードローンを作りました。設定金利を聞いてみると15%なのです。
この例は銀行の金利が低いとは言えないことがわかると思います。160万円の最高金利は15%に定められているからです。
このスペックなら、消費者金融で作るカードローンと何も変わるところがありません。
銀行と消費者金融とでは融資する金額の設定に大きな違いがあるため、設定金利に高低の違いが出ているに過ぎません。
前掲の数字を見ると、銀行と消費者金融の最高金利の違いは5%程度になっていますが、これは大きい違いとは言い切れないのです。
20%の実質金利でキャッシングし、リボルビング返済すると最終的に総支払い利息は全体の消費税程度の金額になります。
つまり消費者金融業者の儲けとしては決して暴利とは言えないものだと考えられるのです。
無論、利息は安い方がいいに決まっていますが、安すぎると業者は経営が不安定になってしまい、利用者の不利益になるのです。
個人情報が外部に漏れるのではないか?
確かに個人情報は商品価値があるとも言います。ニュースで時々報道される個人情報漏えいが記憶にあるからです。
しかし、法律的に消費者金融業者や銀行といえども本人の了承なしに個人信用情報に照会することはできません。
また、実際の個人名を含めて申込内容やその状況を他者に知らせることは法律違反になります。
現在、個人情報保護法が施行されており、消費者金融業者に関係する諸法令もこの法律に準拠するように改正されています。
この法律・制度による取り締まりは非常に厳しく実施されるようになりました。ですから基本的にこの心配は無用なのです。
しかし、法制度が施行される以前に出回った情報を取り締まることは未だ不十分なようで、この点には注意が必要でしょう。
また業者によっては、そもそも法律を無視している業者もないとはいえないのであって、こちらの方が問題でしょう。
後ほど触れますが、このような悪徳業者は消費者金融業者ではないのです。業者を見分ける目が大切だということです。
つまり現在、消費者金融を利用申込みして個人情報が他所に漏れてしまうのではないかという心配はないということになります。
大手から中小まで!消費者金融業者とヤミ金の違いを見分ける
消費者金融業者は店舗規模や審査基準、キャッシングのスタイルによっていくつかの種類に分けることができます。
中にはヤミ金でも利用できるなら、消費者金融業者の一種だと考えている人もいらっしゃるようですが、実際はどうなのでしょうか。
大手の消費者金融業者と中堅・中小の消費者金融
テレビで大々的にコマーシャルをしている大手の消費者金融は少なくありません。
これらの業者が提供しているサービスの主流がカードローンというものになっています。
申し込んで可決されると、キャッシュではなくカードを発行してもらえます。このカードで現金を引き出すわけです。
それ以降、キャッシングする度に申込みや審査を必要とはしませんので、利用限度額内の利用は非常に便利なのです。
それに対して、中堅・中小に分類される消費者金融業者も日本全国に数多くあり、それらの中には大変優良な業者もあります。
これらの業者ではカードローンではなく、対面でキャッシングを実行するタイプのサービスが主流になっています。
原則的に店頭で申込みして利用希望額の審査を受けることになります。審査に可決すればキャッシングが実行されます。
ですから、キャッシングが必要になった時に業者に申込みをして、審査を受けて利用するということになります。
面倒だと思う人もいるかもしれませんが、この方式はショッピングローンなどと同様の使用感だということができます。
一度キャッシングローンを利用すると、原則的に追加キャッシングなどの手続きがないので返済までの管理が簡潔になります。
また、利用額に対しての信用度を審査しますから、カードローンよりも少額になる傾向もあり審査基準も低くなります。
また、対面審査が中心になっており、担当者とのやりとりの中で審査が進行することから、初心者でも利用しやすいでしょう。
消費者金融とヤミ金の違いを知っておきましょう
消費者金融は登録事業です。各都道府県または内閣総理大臣による登録が義務付けられています。
登録しないで貸金事業を行っている業者をヤミ金と呼びます。ヤミ金は未登録・非合法な金融事業者ということです。
彼らは自称消費者金融業者です。ですから彼らの言い分をそのまま聞いているとわなにハマってしまうでしょう。
彼らは法律を度外視して利益を追求します。ですからあなたの申込み内容ですら利用することを考えるのです。
例えば、問い合わせ内容を仲間内で共有することで利益を上げようとすることが考えられます。
そうすると、その日から様々な金融業者から誘いの電話が入るようになったりダイレクトメールがやってきたりするでしょう。
問い合わせの電話を入れた時点ですでにカモになっていることを覚悟しなければならないということになります。
ヤミ金の手口は多種多様です。関わりを持ってしまうと何が原因で酷い目に合うのか予測することは困難なのです。
ですから、ヤミ金を利用しようと考えないでください。疑わしいと思ったら回避するようにしましょう。
登録済みの正規の金融業者でなければ、問い合わせの電話すら危険であるという認識を持つことが必要です。
インターネット活用!今さら聞けない業者情報の集め方
インターネットを活用すれば、実に多くの消費者金融業者情報を見つけることができる便利な時代になりました。
しかし、見つかる情報が増えたことはうれしいことばかりではありません。それらの情報は玉石混交という状態だからです。
インターネットで得られる情報の特徴として、検閲がされていないことと、情報の有効期間がないことを念頭に置いてください。
極端なことを言えば、インターネットの情報にはゴミのような情報も混ざっているということになります。
ですから、それらを利用する私たちに、良い情報と悪い情報、必要な情報と不必要な情報とを見分ける工夫が求められます。
つまり、情報の利用と結果は個人責任なのです。
業者自身による公式ホームページが役立つ
ホームページに掲載している情報や業者自身による公告は、その業者に対する評価・判断をおこなう際の基準になります。
これらのホームページなどに記載されている情報で注意すべき項目は、以下の通りです。
- 正式な社名
- 貸金業登録番号
- 設定金利
正式な社名としたのには理由があります。私たちが意識しているのは案外ブランド名であって正式社名ではないこともあります。
ブランド名ではその他の公式情報と照合することができない場合も多くあります。なのであえてここでは正式な社名、なのです。
通常、公式ホームページや公告では、登録事業者であればこの貸金業法登録番号を表記しているはずです。
この番号を表記していないのであれば、その業者の利用は見送った方が良さそうだと、判断できます。
そして設定金利は、法定金利の範囲に入っているでしょうか。あるいは銀行などの金利に比べても低くなっていないでしょうか。
ちなみに法定の最高金利は以下の通りになっています。
元金 | 金利 |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
最高金利は法定の数字ですからコレ以上の設定をしているならば、すぐに違法だと分かります。
また、低すぎる金利は公告のための引きである疑いが強いと考えるべきです。
中には、融資限度額1000万円、利率2.0%などと明記したダイレクトメール等があるようで、魅力的に見えてしまいます。
しかし、このような設定をしている業者は利用をやめておきましょう。非合法な金利や低すぎる金利を提示している業者は危険です。
また金利設定を適正に表示していないということは、キャッシングを言い値で高く利用さようという意図を隠しているのです。
金利設定を明記していない業者は明らかに避けるべきです。
金融庁が公開している登録貸金業者情報検索のページ
正規の消費者金融業者であることは、安心して利用するための絶対条件だということができます。
金融庁は登録している金融業者の情報を検索することができるサービスを公式サイトで公開しています。
「登録貸金業者」というキーワードで検索すれば、すぐに見つけることができるはずです。
正式社名を使って検索してみましょう。対象が正規の消費者金融業者であれば登録内容が表示されます。
注意すべきなのは、馴染みがあるブランド名であっても、正式社名で検索する必要があることです。
検索結果が表示されない場合、その業者は未登録の業者だということになります。
どれだけ魅力的に見えたとしても、情報検索ができない業者の利用は見送るべきでしょう。
登録番号は次のような情報からできています。
- 登録区分
- 更新番号
- 個別番号
登録区分は、単一の自治体で営業所を持っているのか、複数の自治体に営業所を展開しているのかという区分を意味します。
意外と大切な情報を表しているものなのが、更新番号です。更新番号によって業者の営業期間の長さを知ることができます。
消費者金融業の登録は3年毎の更新が義務付けられていますので、更新番号2であれば、3年以上の営業実績があります。
勿論、長い間の更新をしながらの営業は安心の証明です。ですから更新番号が大きいほど安心できる業者だと言えるでしょう。
個人信用情報機関のホームページ
日本には個人信用情報機関が3つあります。その中でも消費者金融業者と直接関わっている機関は以下の2つです。
- JICC 株式会社 日本信用情報機構
- CIC 株式会社シー・アイ・シー
消費者金融業者は利用者の履歴を調査するために、これらの公的個人信用情報機関のいずれかまたは両方に加盟しています。
この2つは情報を共有していますが、どちらにも加盟していなければ、その業者は公的な個人信用情報を参照できないのです。
正規の消費者金融業者であっても、これらの公的な個人信用情報機関に加盟していない業者はあるのです。
そのような業者では、他業者での利用履歴が悪影響することはありえないということになります。
またその業者での利用状況が公的に記録されることもありません。
このような機構への加盟状況を調べることによって、業者がどのような審査を行うのかという傾向を見ることが可能でしょう。
これらの公的除法機関ではそれぞれに加盟している消費者金融業者を公開していますので、状況を確認することができます。
ポイントを押えて見つける!安心できる消費者金融の探し方
これまでの知識を活用して、具体的に安心できる消費者金融業者を見つけ出すための方法を順番に従ってまとめてみます。
業者を探す
インターネットを活用して業者の一覧を手に入れます。これは検索サイトを活用します。
例えば、「安心 消費者金融」「優しい 消費者金融」などとすれば一覧が表示されるはずです。
これらの一覧から、自分の必要に合っていそうな業者の情報をメモしましょう。
業者を絞り込む
メモした業者一覧をそのまま利用することはできません。そこには悪質業者が混じっている可能性があるのです。
業者自身が開設している公式サイトがあるでしょうか。公式サイトに表記されている情報を書き留めるなどしておきます。
- 正式社名
- 貸金業者登録番号
- 融資限度額
- 設定金利
前述した公的サイトを利用して、真正の正規業者であることを確認しましょう。
- 金融庁の貸金業者情報検索
正式社名で検索が成功すれば、業者の情報が表示されますので、貸金業者登録番号が一致していることを確認しましょう。
その業者の営業年数は十分ですか?断言できることではありませんが、更新回数が2以上であることは1つの目安になります。
その業者は、どちらの信用情報機構に加盟しているでしょうか?機関側の一覧に業者の名前は見つけられますか?
- 個人信用情報機関サイト
これらのことを確認できれば、その業者は安心して利用できる正規の登録消費者金融業者だと考えられます。
口コミを調べる
- 自社の公式サイトを開設している
- 金利設定は遵法であって、安すぎない
- 金融庁の検索サイトで見つけることができる
- 更新番号が2以上である
これらのチェックを実施して大丈夫だと判断できれば、口コミサイトを参照して評判を確認しましょう。
業者の人気ランキングは何位でしょうか?並んだコメントに異常な内容のものは含まれていませんか?
極端なコメントは無視しましょう。ポイントは申込をしたのにいきなりダメだったというコメントが少ないことです。
逆に店舗まで出かけたのに、さんざん…の後に否決されたというコメントはポジティブな情報です。
相談に乗ってくれる業者を口コミで見つけることが比較的簡単であることがわかると思います。
電話してみよう
最後に念押しになりますが、キャッシング申込をする前に、業者に電話を入れてみましょう。
一旦、申込みをすると申込内容が公的信用情報機関に記録されることになっています。
これは同時に複数業者へ申込みをした場合に、利用者の借り過ぎを回避できなくなるための処置なのです。
ですから、立て続けに申込みをすることには審査を可決することが難しくするという効果が生じます。
本来は数週間程度の間隔を空けて、他の業者に申し込むことが良いのですが、時間的に問題が生じます。
それに、対応の良い業者を探すという目的から考えても、とりあえず申し込むというやり方はコストが大きいと言えるでしょう。
なので、とりあえず申込みをしてから業者の対応を判断するというやり方は賢明だとは言えないのです。
おすすめなのは、利用する業者に見当がついたなら、相談窓口に電話をして、キャッシングの質問をしてみることです。
相談の電話であるかぎり、申込情報として利用履歴に記録されることはありませんので安心です。
最初の相談の電話に対する対応が良くなければ、その業者は見送ることが良いでしょう。
質問に対して、明確な応答が返されることが評価するためのポイントになります。
このように見てくると何も特別なことはどこにもありません。消費者金融業者は通常のサービス会社の一つなのです。
それでも悪質な業者が紛れ込んでいることは確かです。安心できる利用のコツはただ悪質な業者を避けることに尽きるでしょう。
是非インターネットを活用して安全・安心な消費者金融のキャッシングを利用し、豊かな生活の役に立てて頂きたいものです。
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