消費者金融で審査を受けるとき、その審査内容というのはどういうものがあるかご存知でしょうか?
様々な項目を見られて、信用できるかどうかの判断をされるわけで、消費者金融の利用でもっとも重要な部分だと思います。
そこで審査の内容というのはどういうものでしょうか?また、消費者金融の審査内容で重要な部分はどういうものなのでしょうか。
どうしても審査に通りたい!借入を確実にしたいっていう人に対して、審査の3つのポイントをご紹介したいと思います。
審査はなぜ金融会社は行い、どのようなものなのかを説明する
まずそもそもなぜ金融会社、消費者金融というのは審査をするのでしょうか?審査をする理由を考えたことはありますか?
なかなか審査をする理由について考えたことがある人は少ないと思います。決まっているから受ける人が多いでしょう。
審査をする理由はいくつか存在しますが、大きな理由を一つだけ言えばそれは返済可能かどうかを見ているからです。
業者の視点、そして利用者の視点から見てみるとわかりやすいと思いますので両者の視点から見てみましょう。
消費者金融は返済されないと損をして困る!
まず消費者金融の視点から考えてみます。消費者金融の視点から考えれば簡単だと思います。
それは返済をすることができるかどうかです。返済をされないというのはそれだけで損になります。
消費者金融が50万円を貸していた人が、一度も返済をせずに自己破産などしてしまえば50万円丸々損をします。
例えば10万円だけ返済をしてもらったとしてもそれだけでは損をしてしまうのです。
だから重要な事は限度額の枠を与えた人がちゃんと全額を返済してくれるのか?が重要になってきます。
そうして少ない金額で始めれば、返済できなくなる可能性というのが非常に低くなるわけです。
業者としては必ず審査をしないといけません。でなければ返済されない可能性が増えて、損をしてしまうのです。
借り入れをする人も返済出来ずブラックの可能性も
もう一つ、借入をする人も返済できずブラックの可能性になるという点も見逃せないと思います。
ブラックというのブラックリストに入った人ということで、ブラックになれば借入はできなくなります。
原則として消費者金融の有名業者、アイフルやアコム、プロミスやモビットと言ったところは使えないでしょう。
どこからの消費者金融でブラックになれば、それはすべての消費者金融が知ることになる仕組みになっています。
利用者としては審査なんて無い方がいい、と思うかもしれませんが、審査なしで貸出をするとヤミ金のようになる可能性があります。
もし審査なしで貸出をしてヤミ金のようにどんどんお金を借りられたとしたら絶対に返済できない時がやってきます。
年収300万円なのに、借入が1000万円あったらまず返済出来ないでしょう。そうなればブラック確定です。
ブラックになれば借り入れが出来なくなるわけですから、利用者にとっては損にしかなりません。
もちろん自己破産などをすれば借金そのものは返済義務がなくなりますが、それでも利用者は損をするでしょう。
利用者にとっても審査をパス出来るかどうかが一つのブラックを防止してくれるハードルになっていると考えられます。
審査に通る為に注意するべき3つのポイントを紹介する
ではタイトルの通り、審査に通るために注意するべき3つのポイントというのを紹介しましょう。
実は他にもこれら以外に見ている点もあるのです。最重要ではないですが見られているポイントは下記の通りです。
- 結婚しているかどうか
- 持ち家かどうか
- 親や兄弟がいるかどうか
こういったことも見られているそうです。ただ、これらのポイントは少し審査が通りやすくなるくらいで、やはり3つのポイントが重要です。
- 現時点での収入の多い・少ない
- 現時点での借金があるなし、多い・少ない
- 過去に何かしらのミスをしていないか
この3点が基本的に見られると思って下さい。現時点のことが2つと過去のことが一つ関係しています。
一つ一つの項目について見て行きましょう。きっとこれらが分かれば、消費者金融の審査もとおりやすくなります。
消費者金融のみる収入の多い少ないとはどういうもの?
まず収入についてです。消費者金融が収入について見ているというのは誰もがわかっていることだと思います。
しかし収入を見ていると言っても、どのくらいの収入があればOKでどのくらいの収入がなければNGなのでしょうか。
これはもはや消費者金融の中でかなり基準が違ってきますが、生活できるだけのお金が残るかどうかを基準としているとされています。
例えば生活費に最低必要な金額というのがあります。一人暮らしだったらこれくらい、二人だとこのくらいというようなものです。
で、一人暮らしでも地方と東京や大阪などの都市部では必要な経費というのが違って都市部は高くなります。
これらの生活費が残るか?がキーになります。仮に月15万円だと地方なら生活可能ですが、都心部は厳しいでしょう。
ですので都心だともう少し収入がほしいですが、地方だと消費者金融の審査に通るというわけです。
逆に街金やサラ金などの中小の業者であれば、低めに設定しているので借りやすいというわけです。
こればかりは業者によって違うのでなんとも言えませんが、収入については生活費を差し引いても返済に回せるだけが必要です。
借金は少ない、もしくはゼロになっていれば良い
次が現在の借金がどのくらいあるのか?という話になります。この借金が多い・少ないについてもラインは様々です。
借金が多ければ多いほど、大手は貸出をしませんが、中小だと貸出をしてくれる業者もいます。
ですので業者によって借金のボーダーラインというのは違います。違いますが、やはりひとつの基準があります。
それが生活費とその他借金を返済した後、返済するだけのお金があるかどうかが基準になっています。
毎月生活費がいくらかかかり、その生活費を差し引いて、どのくらいのお金が返済できるかがポイントです。
返済できるお金が多いのは収入が多い人ということになりますので、収入が多い人ほど複数借入が可能です。
また複数借入をするにしても、収入が少ない人は断られることも多いというわけです。
借入をしていなければ業者としては返済支払いが無いということで、安心して貸出ができるでしょう。
消費者金融は今だけでなく過去も見て判断する!
最後が一つだけ過去を見ているというものです。消費者金融は過去の状況も判断材料にしています。
判断材料としてプラスになるのは真っ白で事故履歴などがない状況で、この時は借りやすくなるでしょう。
逆に事故履歴が残っている場合、場合によってはブラックということで借入をすることができないこともあります。
ブラックとして判断されるのは自己破産や任意整理など、最初の契約どおりに支払いができなかった場合です。
こういった任意整理や個人再生などなどの方法を使えば借金に苦しめられなくなるのはその通りです。
しかし借金に苦しめられなくなるけれども、その後の借金はしにくくなるというのが実態なのです。
ブラックの場合は厳しいですが、例えばブラックではないけれども遅延や金利だけ払うというような場合もあります。
こういったものも履歴として残っています。しっかりと返済できないと分かれば、貸してくれる人も少なくなります。
というように、過去にどういった借金をしてきたか、どうやって返済したかが重要になってきます。
返済していない借金が実は残っているというのであれば、それは非常にマイナスに働くので早めに返済しましょう。
消費者金融とその他の金融機関、審査の内容は違うの?
ここまでは消費者金融、特に個人が使う消費者金融やカードローンの審査内容について書いてきました。
しかし中には消費者金融や銀行系カードローンというのは特殊なのでは?と思っている人もいるでしょう。
そこで銀行や信用金庫との違い、一般的な企業向けの融資との違いについて説明しましょう。
一言で言えば企業向けの銀行融資と消費者金融というのは全く見ているところが違っていると言えるでしょう。
銀行は今だけでなく将来の返済可能性も見る!
消費者金融や銀行系カードローンと違って、一般の企業向けの銀行融資というのは今だけを見ていません。
見ているのは返済可能性というのは違いはありません。やっぱりちゃんとお金を返済してくれないと困るので。
しかし唯一違うのが消費者金融や銀行系カードローンと違って、銀行融資は将来についても見ています。
将来を見るというのは「この企業はちゃんと成長するか?」ということを見て貸出をしているということです。
なぜこのような将来を見て貸出をするかどうかを決めているかというと、返済期間が長いという理由があります。
1年2年ではなく5年や場合によっては10年15年といった長い期間借入をする企業が多いのです。
だからその時まで順調に成長してくれない困るわけです。借りた時だけ成長していても意味がありません。
一方の消費者金融や銀行系カードローンなどの個人ローンは今が重要です。今稼げているかどうか、それがポイントになります。
今稼げいている、今給料が十分にあって返済できる、だから借りられるというような流れになります。
まとめると下記のようになるでしょう。
消費者金融や銀行系カードローン | 銀行や信用金庫などの企業融資 |
---|---|
今の返済可能性しか見ていない | 今の返済可能性も重要だが、将来の返済可能性も重要 |
昔から今でもこの考え方というのは違ってきていないと言われています。今が個人の場合重要なのです。
たまに出世払いしたいとか、若い人なら少ないけれどもあとで給料が上がると思っている人も多いと思います。
それは企業であればもしかするとうまくいくかもしれません。しかし企業以外はその言い分は通用しないのです。
これで通過間違いなし!?消費者金融審査通過の方法
というように、個人と企業向けというのも違うし、消費者金融と銀行もだいぶ考え方が違うわけです。
審査の内容も当然違うわけですが、では消費者金融に焦点を絞り、どうやって審査通過するか?を考えてみましょう。
消費者金融についても上記で述べたとおり、いかに返済できる人であるか?をアピールするかにかかっています。
ただ、消費者金融に対して「私は返済可能性が高いです!」と言い放ったところで意味はありません。
そうではなく数字で見せる必要があります。
年収や借金の少なさなどを数字でアピールしよう!
というよりも、消費者金融や銀行系カードローンは数字でしか判断をしないのです。それが信用調査です。(こちらもご参考に→銀行と消費者金融の違いとは)
信用調査ではドコでどれだけのお金を借りて、どのくらいの返済をしたかというのが全て載っています。
それこそ収入や家族構成なども載っているくらいです。この信用調査の数字を良くすることが重要です。
例えば返済はここ1年スムーズにできているとなれば信用はグッと上がりますし、年収が上がったというのもプラスです。
借入をしていた会社に繰り上げ返済をして、全額返済したというデータが有れば、それも大きなメリットになるでしょう。
というように、信用調査をうまく使っていくことが重要です。逆に言えば信用調査こそ全てとも言えるでしょう。
昔は人情で借りられたが、今の消費者金融では無理
昔の消費者金融だと、ドラマなんかでは浪花節や人情で貸出をしているシーンもあったかもしれません。
たしかに昔はそういう会社もあったでしょう。しかし残念ながら今は人情で借りることは難しくなっています。
審査内容も人情が入り込まないように、しっかり数字で見て判断できるようになっているのです。
昔のほうが良かったという人もいるかもしれませんが、今借入れをしたいのであれば、数字こそが重要です。
ぜひ数字を示して、審査に通って借り入れができるように願っています。
【参考ページはこちら】
口コミも参考に!安全な貸金業者の見つけ方