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審査なし!誰にでも貸す!その会社信じて大丈夫?

急にまとまったお金が必要になった時や、出費がかさんでしまった時にカードローンに申し込む方が多いです。

カードローンを申し込む時何を基準にするかと言う質問に対する答え、何が多いと思いますか?低金利、審査が迅速?

カードローンを申し込む際に、多くの方は何を基準にしているのかアナタはご存じですか?

低金利?それとも審査の早さ?いいえ、違います。答えは「審査が緩いかどうか」なんです。

意外だと思いませんか?特に問題を抱えていない方でも審査に通るかどうか心配なんです。

それを知ってか、「審査なし!」「誰にでも融資します!」このような謳い文句をDMなどでよく目にします。

このような会社は信用出来るのでしょうか?分かりやすく解説します。

審査なし!その甘い誘い文句に乗らないで!

カードローンに申込む人が一番気にしている事、それは審査に通るかどうかです。出来るだけ審査の緩い所が良い。

誰でも審査にはすんなりと通りたいのです。そういった気持ちにすき入るような甘い誘い文句があります。

「審査なし!」「誰にでも貸す」DMなどで目にした事はありませんか。誰だって審査は無い方が良いですよね。

でも、このような会社を本当に信用しても良いのでしょうか。はっきり言います。「NO」です!

審査のないカードローン会社はありません。 もちろん誰にでも貸すなんてありえません。

そのDMヤミ金融の可能性あり!気を付けて!

ひと頃よりは多重債務者やブラックになった人を相手に融資し、高利をむさぼるヤミ金融の被害の数は減っています。

それでもまだ、詐欺まがいな悪徳業者はやはり手ぐすね引いて罠にかかる人を待っている のです。

こういったDMにはまず怪しいと疑ってみる事です。会社名、住所、電話番号は明記されていますか。

下記の場合はヤミ金融の可能性が大きいですよ。誘いに乗らないで下さいね。

  • 住所が明記されていない
  • 電話番号が携帯番号になっている
  • 登録番号が無い、あっても更新回数が(1)となっている
  • ホームページを持っていない
  • 金利などが明記されていない

登録番号に関しては詐称している場合もあるので要注意です。必ずしも(1)でない場合もあります。

関東財務局長(6)○○○○なんて言うのもありますから、気を付けて下さい。

確実にヤミ金融かどうかは会社名で検索してリストに上がっていないか確認する必要があります。

この場合でも上手くリストから外れるようにしている場合があります。様々な手口を使うのがヤミ金融なのです。

誰にでも貸す、その裏のヤミ金融の実態に迫る

考えてもみて下さい。審査せずに誰にでも貸すと言う事が現実に出来るかどうか。それはまず無理な話しです。

それでも審査に不安がある人はつい誘いに乗ってしまうのです。どうしても急いでお金が必要だからと言う理由で。

ではうっかりヤミ金融に乗った人に起こりうる被害についてお話ししましょう。

こんなにあるヤミ金融の手口

ヤミ金融の手口は実にさまざまで、それも日々変化しているので、怪しいなと思った時は誘いに乗らない事です。

巧妙な手口を挙げてみましょう。まずはどのような種類のものがあるのでしょうか。

  • 090金融
  • 年金担保金融
  • 自動車金融
  • クレジット換金金融
  • チケット金融

どのような内容?ヤミ金融の巧妙な手口の全容

090金融…DMやビラで「ブラックOK!」「審査無しで誰にでも貸す」と誘い、高利で貸付をするものです。

(⇒ブラックの人はヤミ金でしか借りられない?

連絡先は携帯電話となっており携帯で取引される為、090金融と呼ばれています。貸付金額は5万円位が多いです。

ただ、利息が法外で、俗にトイチ、トサンなどと呼ばれている高利になります。5万円借りて、10日で1割の5000円。

トサンでは10日で3割、15000円の利息です。トイチでは5万円が1ヵ月で6万5千円。トサンでは9万5千円。

ひどすぎますが、言葉巧みに勧誘されるので、内容を良く把握しないままに借入してしまう事があるのです。

年金担保金融…年金受給者に対して、言葉巧みに融資を行い、年金証書、印鑑、通帳などを預かります。

完済後も年金証書などを返さず、そのまま年金を受け取り続ける悪徳金融業者です。

自動車金融…「車に乗りながら融資を受けられる」と言う謳い文句で、車の売買契約を一旦締結して所有者を変更させます。

替りに売買金額として融資します。車はリース契約となり、支払うリース代金は高額利息となります。

車に乗りながら高額利息を支払い続け、滞納すると車の名義は債権者になっており、合鍵も作られているので突然車を盗られます。

クレジット換金金融…クレジットカードで換金性のある品物を購入させ、その商品を換金すると持ちかけ法外な手数料を取ります。

商品の買取り額から手数料を引いた金額が残りますが、当然クレジット会社からは元の商品代金の請求がありますよ。

例えば30万円の指輪をクレジットカードで購入させ、15万円で買い取りする。15万円がヤミ金融の儲けになります。

借りた方は元の代金がカード会社から請求される為、15万円借入する為に30万円返済しなくてはいけないと言う事になります。

チケット金融…新幹線などの回数券を金券ショップで換金させてその額面を1週間後に返済させると言う方法です。

換金率はおおむね80%程なので、1週間の金利は20%、10万円で2万円。つまり毎週2万円払っても元金は減らないのです。

審査が不安?そんな人につけ込むヤミ金融から身を守るには

ヤミ金融は多重債務者、金融事故の為に借入の出来ない人などを相手に、DMや携帯電話を使って優しく勧誘してきます。

審査に自信がないと言う原因が過去の金融事故などによるものであっても、審査無し!などと言う文句には充分に気を付けましょう。

まずは大手の消費者金融、銀行のカードローンのお試し申込みなどを利用して、申込みが可能かどうか確認する事が出来ます。

不安な場合はそういったお試し診断を試してみましょう。各カードローン会社のホームページで試す事が出来ますよ。

審査は何の為にあるのか?なにを基準にしているのか?

ヤミ金融についていろいろとお話ししてきましたが、そもそも審査は何の為にあるのでしょうか。そう、返済能力の有無を見る為です。

消費者金融も銀行も個人に融資する為には、その顧客が信用出来るかどうかを確認する必要があるのです。

担保無しで信用貸しするのですから当然の事です。返済能力があるかどうかは融資をする側にとっては重要な事ですよね。

それでは、どのような方法で審査は行われるのか、どのような事を基準に可否を決めているのかをお話ししましょう。

審査は属性確認と信用情報照会で行われる

カードローン会社は申込みを受けてまずその顧客の属性を審査します。生年月日、勤務先、勤続年数、居住形態、居住年数、収入などです。

属性から返済能力を審査すると同時に、個人信用情報を照会し、他社での借入状況の確認、過去に金融事故が無かったかの確認をします。

信用度における得点が高いものほど当然審査ポイントが高くなります。

  • 安定した収入がある事
  • 勤務先、勤務形態、勤続年数が基準を満たしている事
  • 他社の利用状況に問題が無い事
  • 過去に金融事故等の履歴が無い事

安定した収入と言うのは必ずしも高収入に限りません。アルバイトやパートであっても毎月決まった額の収入が見込まれると言う事です。

もちろん、収入が高い方が得点も高くなります。一番の問題点はその収入が持続する事、安定している事が望まれるのです。

勤務先や勤務形態も重要なポイントです。勤務先は小さな町工場よりも上場企業、アルバイトよりも正規社員の方が得点が高いのは事実です。

勤続年数も当然長い方が高得点なのは言うまでもありません。属性の審査はそのようなポイントを押さえながら進められます。

信用情報では他社の利用状況や、過去の金融事故の有無などが審査の中心となります。個人信用情報は各社で情報を共有照会されるのです。

5年も前の延滞金融事故でも審査をクリア出来ない?

銀行や大手消費者金融の審査では、やはり審査基準も高くなると思って下さい。それなら過去に問題がある人はヤミ金融しかダメなの?

いいえ、そんな事はありません。ヤミ金融には手を出さないで、審査内容が寛容な消費者金融もありますよ。

通常、金融事故の履歴は5~7年残ると言われます。一度だけうっかりミスでの延滞も5年ほど履歴が残ります。完済していてもです。

中小規模の消費者金融の中にはすでに完済、または手続きが完了していて、現在は充分に返済能力がある場合は金融事故に寛容な所があります。

口コミ情報などで、安心できる老舗店舗を選び、現在の状況を審査して融資の可否を決めてくれる消費者金融を探して下さい。

カードローン会社の求める優良顧客とは

貸金業法改正後の消費者金融は特に顧客品質にこだわる所が多くなっています。大手消費者金融は大手銀行と提携し、イメージを一新しました。

サラ金と呼ばれていた以前のイメージを大手銀行グループ会社を名乗る事で、より安心で明るいイメージへと変化させたのです。

消費者金融は利息制限法改正で実質上の金利引下げに!

確かに貸金業法改正以前の消費者金融は金利一つとってもかなり高利な所がほとんどでした。利息制限法と出資法の上限金利の差が原因です。

改正後は利息制限法も改正され、利息制限法と刑事罰となる出資法の上限利息が年利率20%以下と統一されました。

その結果、すべての消費者金融の上限利息は20%以内(18.0%が多い)となり、大幅な金利引下げとなったのです。

それまでは回収不能となった顧客の損失は利息分から補填する事も可能だったのですが、極力そのようなリスクを無くさなければいけません。

そういう意味で消費者金融はもとより、銀行のカードローンも顧客の品質にこだわる為の審査を行っています。

過去の金融事故の履歴に寛容な消費者金融も、ただ審査が緩いと言うだけでなく、現在の返済能力についてしっかりと審査をしているのです。

優良顧客となる為の信用実績は自分自身で積み上げる

ヤミ金融の手口に乗らないと言う事はご理解頂けたと思いますが、今後審査に不安な事がある場合はその原因を取り除く事が必要です。

個人信用情報は本人が開示請求すれば見る事ができます。何年も前の延滞の履歴が発覚した人もいますよ。

使用していないクレジットカードの限度額がある事で、総量規制に引っかかる事もあるのです。クレジットカードも整理すると良いですね。

金融事故の履歴が残っている場合は、何年すれば履歴が消えるのかが問題です。延滞などは5年以上たってから申し込む方が良いでしょう。

先にお話ししたように、過去の履歴よりも現在の状況を審査してくれる消費者金融に融資を受けるのも良いですが、その後が大切です。

信用実績を積む努力をして下さい。必ず返済期日に遅れる事なく返済する事、信用実績は自分自身で積み上げて行くものなのです。

審査を恐れる事なくカードローンに申込むには

審査が心配だからと、審査無しと言う会社に申込んでしまうと、危険だと解っていただけましたか?充分に気を付けて下さいね。

審査を恐れる事なくカードローンに申込む為に特に必要な事をいくつか挙げてみましょう。

  • 申込の際、嘘を書かない事(嘘だと分かった時点で審査不可です)
  • 希望額をまず少額から申し込む
  • 他社での借入限度額分を把握して申し込む
  • クレジットカードや携帯電話の使用料なども遅延しない
  • 勤続年数は少なくとも1年以上経ってから申し込む
  • 同時期に複数の会社に申込んだりしない事

以上現在の状況を出来るだけ審査基準に沿った形にする事と、信用実績を出来る限り積んでから申し込むようにして下さい。

審査基準をクリアして申し込めば、審査は決して怖いものではありません。当たり前の事をしていれば良いのです。

くれぐれも簡単に審査が無いのなら、とか誰にでも貸してくれるのなら、申込んでみようかなどとは考えないで下さい。

自分にあったカードローン会社を選ぶのは必要な事ですが、大手消費者金融や大手銀行ならより安心なのではないでしょうか。

まずは必要最小限の限度額での利用から、そしてしっかりと半年以上信用実績を積めば、増額の案内もあるはずですよ。

無理なく借入して計画的に返済する。何よりも大切なのは培った信用はどこででも通用すると言う事実を知る事ではないでしょうか。

【参考ページはこちら】
審査に通りやすいカードローンはどれ?

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