> > > 独自審査で借りやすい!?消費者金融の特徴と申込み後の流れは?

独自審査で借りやすい!?消費者金融の特徴と申込み後の流れは?

消費者金融での独自審査についてご存じでしょうか?最近ネットや週刊誌で独自審査という言葉を見かける機会が増えてきました。

多くの場合「独自審査だから他社で借入を断られた人でも大丈夫!」といった意味合いで使われているようですが、そもそもこれはどんな審査なのでしょうか?

そして独自審査を取り入れていない企業との違いは何なのでしょうか?消費者金融における申込後の流れ、そして独自審査の内容について解説します。

消費者金融での申込みと審査の流れ

消費者金融で実際に借入れの申し込みをする際の手順と、審査の流れについて解説します。

今すぐお金が欲しい!そんな時の対処法は?

急にお金が必要になった時、不用品をリサイクルショップに売ったり日払いのバイトをしてお金を工面しようとする人は多いでしょう。

しかし自分の都合の良い日に入れるバイトが必ずあるとは限らないし、不用品も二束三文にしかならない場合は多々あります。

どうしても急いでまとまったお金が欲しい場合、キャッシングの利用も検討する事になります。

では消費者金融で借入れの申し込みをする際、必要な手順と申し込み後の審査の流れは実際にはどうなっているでしょうか?

消費者金融からお金を借りる方法とは?

消費者金融は申し込みをしてきた人(消費者)にカードもしくは振込みでお金を融資し、その消費者から毎月返済をしてもらう事で成り立っています。

お金を借りる方法ですが、まずは自分に合った方法で消費者金融に借入れを申し込みます。

例えば最寄り駅の近くに有名な消費者金融の会社があるのをいつも見かけるといった場合は、直接そこまで赴いて無人契約機や対面での申し込みをする事が可能です。

また最近ではネットの普及に伴い、インターネット上の公式ページにある申し込みフォームをクリックする事で借入れを申し込む事もできるようになりました。

思い立った時点で申し込む事もできますが、企業によっては実際に申し込む前にお試しで自分の年齢などを入力して借入れが可能かどうか確認する方法もあります。併せて確認してみましょう。

申し込みをしたら運転免許証など本人確認ができる書類、そして収入の証明ができる書類を提出します。提出方法ですがメール添付、FAX、郵送等の方法があります。

消費者金融の審査基準について

消費者金融での審査基準ですが、企業ごとに異なるので一概に「これぐらいクリアすれば絶対に借りられる!」と断言する事は出来ません。

しかし大体共通して言える審査基準は以下のような内容になります。

  • 年齢
  • 年収
  • 他社での借入れ状況
  • 雇用形態及び勤続年数
  • 家族構成
  • 延滞歴

その他に現在住んでいる住居は賃貸と持家どちらなのか?住むようになって何年経過しており、固定電話はあるのか?なども含まれます。

これらの審査基準の中でもとりわけ重要視される事は、安定した収入があるかどうか?そして総量規制に沿った借入れなのかどうか?

過去に他社から借入れをした経験がる場合、取引の状況がどうだったのか?などが見られます。

また企業によっては最終学歴の卒業年月や配偶者の氏名及び生年月日、子供がいる場合は子供の通っている学校が私立と公立どちらの学校なのか?などを尋ねる事もあります。

そして申込みをした方が「本人が自己申告してきた職場に、本当に在籍しているのか?」と在籍確認をとるために、消費者金融の人間が職場に個人名で電話をかける事になります。

「なぜここまで根掘り葉掘り申込者について質問をしたり、職場に在籍確認の電話まで架ける必要があるのか?」

そんな風に疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これらは全て申込者が本当に返済能力のある人間なのかどうかを確認するために必要な事なのです。

融資を必ず断られてしまう人の特徴とは?

このように多くの項目から消費者金融で審査が行われる事がお分かりになったと思います。審査の結果問題がなければ融資をしてもらえる事になりますが、なかには融資を断られてしまう方もいます。

消費者金融で融資を断られてしまう方は、次のような属性を持つ方です。

  • アルバイト、パートを除く無職の方
  • 未成年者(学生ローンは除く)
  • 住所不定の方
  • 他社で延滞中のまま放置している方
  • 破産申立をしているが免責の決定がまだの方
  • 債務整理依頼をしているが、まだ相手方と和解に至っていない方
  • 料金未納で携帯が止まっている等、連絡先が一切ない方
  • 申し込み内容に明らかな嘘がある人

上記のような方は、かなり高い確率で融資を受ける事ができません。絶対に借りられないとは言い切れませんが、借入先があったとしてもヤミ金など違法な企業である可能性もあります。

借り入れする前に、貸金業協会に登録がある正規の企業なのかどうか確認する等十分に気をつけましょう。

また、それ以外にも連絡がとりにくい職業の方は融資を断られてしまう事があります。

これは万が一返済が遅れてしまった場合、電話等で督促する必要があるのですが連絡がとりにくい職業の場合は督促の電話もつながりにくい可能性があると判断されるためです。

実際に連絡がとりにくい職業の方が延滞をしてしまった場合、督促の業務に支障が出るため長期にわたる延滞が発生してしまうといった実績が出ています。

そのため上記のグラフに該当しない場合であっても、連絡がとりにくい職業の方は融資を断られる可能性があります。

また、本人に非がなくても同居している家族が他社で借入れをし、延滞してしまっている場合や年収が少ないのに家賃が異様に高い場合、そして勤続年数が少ない場合も断られてしまう場合があります。

負のスパイラルに陥らないために

お金が必要なのに融資を断られてしまうと、困惑したり傷つく人は多いでしょう。しかし融資を断られた場合、ほとんどの企業はその理由を教えてくれません。

なぜ教えてくれないのかと言うと、コンピューターが審査をしているため融資を断らざるを得ない決定的な理由が担当者には分からないという事情もあります。

融資を断られてしまった時、絶対にやってはいけない事があります。それは次に申し込む時、複数の企業に同時に申し込みをする事です。

融資を断られたからすぐ別の企業に借入れを申し込んだり、断られる事を想定して一度に複数の企業に借入れを申し込む方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これはお勧めできません。

何故なら消費者金融を含む貸金企業は審査の際に必ず指定された信用情報を参照する事が法律によって定められており、その信用情報はリアルタイムで更新されているからです。

そのため一度に複数の企業に借入れを申し込んだ場合、例えば1日のうちに4件または5件借入れの申し込みをした履歴が信用情報に残ってしまいます。

多くの企業は「この人はどうして、1日のうちに4件も5件も借入れを申し込んでいるのだろう?」と不安になり、融資を渋るようになってしまいます。

一度断られたからと言って次々に複数の企業に借入れを申し込んだりしてしまうと、元々融資を断られやすい属性の方がさらに借入れする事が難しくなってしまう負のスパイラルに陥ってしまいます。

そのため融資を断られたら新たな借入先を探す事も大切ですが、それ以前に自分が融資を断られてしまった理由は何だったのかを考えましょう。

そして思い当たる事があれば、少しでも借入れが出来るように属性を上げていきましょう。

また他社での借入れもしているけれど、お金をどうしても借りたいという方は毎月の返済額と生活費を合算し、これらを月収から引いて赤字になっていないかどうかを計算してみて下さい。

もし利息しか入金する事ができなかったり、既に赤字になっている場合は債務超過の可能性があります。

その場合は返済する金額を減らす交渉をするか、もしくは副業をしたり転職するなど収入を増やす方法を考えましょう。

しかしそれが難しい場合は任意整理など法的な手段を検討した方が良いでしょう。

なぜ、独自審査が今注目されているのか?

独自審査が今注目されていると言われていますが、これは一体どんな審査なのでしょうか?

人間によるきめ細かいサポートが受けられるのが特徴

大手の消費者金融企業ではコンピュータによる自動審査を行っている事や、貸金企業では審査の際定められた共通の信用情報を参照する事が法律によって義務づけられているという事は先程述べました。

大手企業に借入れを申し込んでも断られてしまうのに、独自審査を取り入れている企業で借入れを申し込んだら何故か審査に通ってお金を借りる事ができた。そんな経験を持つ方が多くいらっしゃいます。

機械による審査では、与信を行う上でのスコアリングシステムを導入している企業もあります。

これは申込者の年齢や年収、家族構成、これまでの取引実績や過去の金融事故歴などを考慮し、「何円ぐらい貸したら延滞や貸し倒れになってしまうのか?」という数字を算出しています。

そしてその上で融資可能か不可能かを判断するシステムだといわれています。

実は大手の消費者金融企業による審査はコンピュータによる審査であるのに対し、独自審査は人間による審査なのです。

申込者と企業の担当者、つまり人と人が向き合ってよく話し合った上で審査を行うため人情的な判断を行う事が可能です。

言い換えれば機械による審査は大雑把で、人による審査は人間同士が膝を突き合わせて相談するためきめ細かいサポートが受けられると言う事ができます。

そして機械による審査では過去に延滞や金融事故があったなど何かしらマイナス要因があると即弾かれてしまいます。

しかし人による審査では過去に何かあったとしても、今のあなたにきちんとした返済能力があれば融資を受けられる可能性があります。

ただし未成年者や66歳以上の方、そして無職の方などは独自審査でも融資を断られると言われています。(こちらもご参考に→無職でもキャッシングできるってホント?

そのため大手で融資が受けられなかったから、独自審査なら必ず借りられるというわけではない事も心に留めておいて下さい。

それって本当に独自審査?甘い言葉に惑わされないで!

独自審査は人間による審査のため、機械による自動審査と違ってきめ細かいサポートが受けられるという事が分かりました。

しかし、なかには気をつけないといけない事があります。それは、「独自審査」という言葉を盾にして消費者を陥れようとする悪い企業に引っかからない事です。

たまに独自審査を謳っているものの、実際には独自審査どころか無審査で5万円~10万円と少額の融資しか受けられなかったり、金利もトイチやトサンという企業もあります。

独自審査が注目されているからこそ、借り入れを申し込む際は自分がこれから利用しようと思っている企業が良心的な企業なのかどうかを事前によく調べた上で慎重に申し込む事が大切です。

特に貸金業を生業としている企業は消費者からの返済があってこそ成り立つ業界のため、返済能力のある方にしか融資はしません。無審査で融資をするという事はまずあり得ないので実際に訪問して、無審査でお金を貸してくれるような事を言われたら即座に断って帰った方が良いでしょう。

お金を借りるという事は、必ず返済をする約束をするという事です。約束は必ず守る必要があるため、融資を受けた時点で責任が発生するのです。無責任にお金を貸してくれる企業はありませんし、もしもそのような企業があったらそれは違法な金融企業の可能性が高いです。甘い言葉に惑わされないように気をつけましょう。

独自審査と通常の審査、お勧めなのはどっち?

独自審査とコンピュータによる審査、消費者金融だと2つの審査方法がある事が分かりました。
実際にお勧めなのはこの2つのうち、どちらなのでしょうか?

お金を借りる場合は本人の属性により、独自審査と通常の審査どちらが向いているか異なるのが現実です。

初めて借りるなら大手の方が安心です

お金を借りる時、あなたが一番頭を悩ませるのは「本当に借入れが出来るだろうか?」そして「いつ、いくらまでなら借りられるだろうか?」という事でしょう。何しろ給料日に間に合えば良いのではなく、今すぐまとまったお金が必要なのですから。

借入先を探す時には、いくつか気をつけるポイントがあります。それは、

  • 即日融資可能か?
  • ATMに行ってカードで引き出すタイプか振込みか?
  • 金利は何パーセントなのか?
  • 合法な企業か違法な企業か?

などです。

特に最後の「合法な企業か、違法な企業か」というのは非常に重要なポイントとなります。

消費者金融を含めた貸金業は登録制で、必ず自治体の許可を受け登録番号も持っています。

電話番号が携帯電話しかなかったり、登録番号がどこにも書いていない。

もしくは住所があやふやな場合などは闇金の可能性があります。

合法な企業なら登録番号が必ず書いてあるはずですが、初めてお金を借りようとしている人には登録番号の存在など知らない方もいるかもしれません。

そのため、キャッシングの初心者がその企業が合法な企業か闇金なのか見分ける事は非常に困難です。

特に「ブラックの人でも誰でも必ず借りられる」もしくは「審査なしで借りられる」などと謳っている企業があったら要注意です。(こちらもご参考に→ブラックでも貸してくれる?

急にまとまったお金が必要になるような場面に直面すると、気持ちが動転して落ち着いた判断ができなくなってしまう人がほとんどではないでしょうか。

冷静な対処が出来ない状況で、「とりあえず独自審査だと貸してもらいやすいらしいから」という理由で借入先を決めてしまうのは非常に危険です。
初めてお金を借りる人にとっては、大手で借入れをした方が安心できるでしょう。

独自審査が向いている人は、こんな人

逆に独自審査が向いている方は、これまで大手の消費者金融企業などで審査に落ちてしまった経験のある方。そして過去に金融事故を起こしてしまった経験等がある方です。

つまり「初めて借りる人」ではなく何度か借入れの経験があり、なおかつ審査が通るかどうか不安を抱えている方です。

そして最後になりますが独自審査であっても通常の審査であっても、貸付を断られてしまう人は断られてしまいます。

例えば総量規制により年収の3分の1以上の借入れは出来ないのですが、その金額を既に超えてしまっている人。

他社で借りたお金を返済せず、延滞し続けている方。無職の方。

自己破産してから3年未満の方などは、簡単にお金を借りられない事を覚悟しておいた方が良いでしょう。

【参考ページはこちら】
ブラックになったら保証人なしでは借りられない?

新着記事
ページトップへ