「すぐにお金が必要なのに審査が通らない!」
「どうして借りられないのか理由が分からない!」
そんな状況になったら、誰でもパニックになってしまいますよね。でも焦りは禁物です。
まずは審査に落ちた原因を考え、ひとつずつ解決していくことが大切です。
一度審査に落ちたからといって、お金が借りられないわけではありませんから、落ち着いて解決法を探しましょう。
審査に落ちる主な原因は5つです。
「申込書に不備がある」「利用の要件を満たしていない」「他社からの借入がある」「ブラックリストにのっている」「カード会社の事業戦略」
思い当たることはあるでしょうか?
全くないという方も、もう一度よく確認してみてください。中には意外な落とし穴があるんです。
申込書に不備はありませんか?
意外と見落としがちなケアレスミスが書類不備です。
対面での申し込みであれば、その場で指摘されるようなことでも、郵送やネット申し込みの場合、自分で確認しなければいけません。
電話番号や住所は正しいですか?
電話確認があるカード会社の場合、電話番号が間違っていたら確認することができません。確認できないのですから、審査が通る訳がないのです。
カードが郵送で送られてくる場合、住所が間違っていたら手元に届きません。届かなかったカードはカード会社に返送されます。
カードの郵送は住所確認の意味もありますから、返送された時点で住所の確認ができないことになります。
記入漏れ、空欄はないですか?
ネット申し込みの場合ですと、記入漏れは自動的に指摘してくれますが、郵送の場合は自己チェックが必要です。
見落としがちなのはフリガナ欄。
フリガナくらい、と思われる方もいるかもしれませんが、大切な項目です。
漢字には様々な読み方があります。同じ漢字でもいく通りもの読み方が存在するのです。
日本全国、様々な名前が地名があり、フリガナがなければ読めないようなものもありますよね。
自分では慣れているつもりでも、はじめて目にする方もいるのですから、細かい部分とはいえ、気を抜かずにいきましょう。
最後に申込書を見渡して、空欄はないですか?
勤務先や年収、他社からの借入など、記入したくない項目もあるかもしれませんが、空欄はできるだけなくしましょう。
空欄が多いと審査自体ができなくなってしまうことがあります。
字は丁寧に分かりやすく書いていますか?
ネットでの申込みなら気にすることはないですが、郵送での申し込みの場合、きちんと読める字で書かれているか確認しましょう。漢字は略さずに書くことも大切です。
字が汚くて読めないのではカード会社も審査のしようがありません。文字は読みやすく、丁寧に書くよう心がけましょう。
申し込む方にとってはケアレスミスでも、融資側にとっては虚偽の申告になってしまことがありますから、提出する前にもう一度確認しましょう。
利用の要件を満たしていますか?
あせって申し込むあまり、利用要件にあっていないことはありませんか?
利用要件があっていなければどんなに申し込んでも審査はおりません。
もう一度見直すべき項目です。
年齢はあっていますか?
申し込み資格には年齢制限が設けられています。もう一度確認してみましょう。
特に未成年の方や高齢者の方は注意が必要です。
職業はあってますか?
申し込むローンの種類によっては職業を指定しているものもあります。
(⇒審査に通りやすい職業とは?)
アルバイトや専業主婦では申し込めないものもありますから注意が必要です。
収入面はあっていますか?
年収がいくら以上と指定されているものもあります。自分の収入がそれを満たしているのかを確認しましょう。
当然ですが、虚偽の申請をしてはいけません。
軽い気持ちで年収の水増し申告をしても、書類の提出を求められれば分かってしまうことです。
虚偽の申告が発覚すれば、信用をなくすことにもなりかねません。
要件にあっていないところに申し込んでいる場合、いくら頑張っても審査がおりることはまずありません。
別のローンを探して申し込む必要がありますから、もう一度利用要件を確認してみましょう。
他社からの借入はありませんか?
今回の申し込みの他に、すでにローンを組んでいたり、他社からの借り入れがある場合、審査が通りにくい場合があります。
キャッシングやカードローンだけでなく、住宅ローンや自動車ローン、奨学金なども審査の対象になります。
返済は銀行口座からの自動引落になっている場合が多いですから、現在の総額がいくらになっているのか、はっきりと把握していない方もいるかもしれません。
一度、ローンの総額を計算してみるのをおすすめします。
あまり金額が多いようでしたら、返済を進め、借金の総額を減らしてから再度申し込むか、申し込み時の借入金額を少なくしてみると良いかもしれません。
連帯保証人になっていませんか?
見落としがちなのは「連帯保証人」です。
通常、お金を借りた人を「債務者」、お金を貸した人を「債権者」と呼びます。
債務者が契約通りに返済できなくなった場合、代わりに返済する義務があるのが「連帯保証人」です。
債務者と同じ責任があるので、審査が通りにくい場合があります。
家族や友人の連帯保証人になっていませんか?
なっていた場合、債務者の返済状況を確認してみると良いかもしれません。
ブラックリストにのってませんか?
俗に言う「ブラックリスト」にのっている状態になっている場合、借入は難しいです。
よく「ブラックリスト」という言葉を聞くと思いますが、実際に「ブラックリスト」というリストが存在するわけではありません。
ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりすると、その情報が信用情報機関に登録され、情報の共有ができるようになっています。
一般的にあまり知られることのない機関ですが、
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
- 株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社日本信用情報機構
といった機関があり、借入情報や返済状況などが登録されています。
自己破産の情報や、一定期間以上の返済の遅延などは、「事故情報」と呼ばれます。
この「事故情報」のことを俗に「ブラックリスト」と呼ぶのです。
事故情報が登録される期間は5年から10年です。
一度登録されてしまっても、一定期間が経てば消えるものですから、そうすればまた新規のローンに申し込むことができます。
しかし、まれに全く身に覚えがないのにブラックリストにのってしまうことがあります。
同姓同名の他人と間違われてしまったり、カードがスキミングされてしまった場合などです。
返済の遅延をしたことがない、または、申し込みが初めてなのに審査が通らないときなどは、自分の情報がブラックリストにのっていないか調べてみるといいかもしれません。
信用情報機関には「本人開示制度」というものがあり、開示請求の申し込みをすれば、確認することが可能です。
カード会社の都合による場合も
カード会社も会社ですから、事業戦略によって、会員を増やしたい時期とあまり増やしたくない時期があります。
会員を増やしたい時期には審査は甘くなりがちですし、増やしたくない時期には厳しくなります。
時期によって審査の基準が変わるわけですから、時間をおいてもう一度申し込んでみると案外すんなり通ることもあるのです。
また、新しく発行したカードは入会しやすいのでおすすめです。
企業側も新規の会員が欲しいときですし、多くの申込者が集まる時期なので、自然と審査は甘くなりがちです。
以上5点のチェック項目に当てはまるものはありましたか?
各社独自の審査基準を設けていますので、すべてをクリアしていても、審査が通るとは限りません
各企業、独自の審査基準は明らかにされていません。
持ち家なのか賃貸なのか、未婚なのか既婚なのか、勤続年数はどれくらいなのか、など、審査基準は様々ですから、自分の条件が審査基準に満たない場合もあるのです。
5つの項目、全てクリアしているのに審査が通らない!という場合もあることでしょう。
そんな時はひとつのローンに固執せず、別の条件のローンを探してみましょう。
【参考ページはこちら】
消費者金融で借入できない原因とは?