カードローン審査に必須！準備するべき必要書類はコレだ！

カードローンは、単純に申込書に名前や住所を書くだけでは申し込むことができず、必ず決められている「必要書類」の提出を求められます。

「必要書類」と聞くと、なんとな～く、「用意するのが難しい書類が必要なのかな？ちょっと面倒だな～…」と、思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

この「必要書類」は、銀行や貸金業者があなたを審査するための判断材料にもなりますから、審査をスムーズに通るためには欠かせないものです。

実は、カードローン申込みの「必要書類」はたったの２つだけなんですよ。

主にどんな書類が必要になるのかを知っていれば、簡単に準備できるんです！

後にも先にも！カードローン審査に絶対必要な書類は「身分証明書」

カードローンの申し込みに絶対に必要な書類が「身分証明書」です。

主に以下のリストが、この「身分証明書」に該当します。

• 運転免許証（又は、運転経歴証明書）
• 健康保険証（各種）
• パスポート
• 住民基本台帳カード
• （外国人の場合）在留カード、特別永住者証明書

上記のリスト以外に、特定の免許証や公的な証明書類等も該当する事があります。

それらのコピーを作れば、「身分証明書」の準備は完了です。

もし「これは身分証明書になるのかな？」と不安であれば、申し込むカードローンの問い合わせ窓口に確認してみると良いでしょう。

信用の高い「身分証明書」とは「写真つき」であること

一般的に、信用できる「身分証明書」というのは「写真つき」の書類である事とされています。

その理由としては、写真がついている書類は本人確認に最も有効だからです。

分かりやすく例を挙げてみましょう。健康保険証等の文字だけの「身分証明書」を、赤の他人が使っていたとします。

しかし、赤の他人が使っていても、書類内容の「性別」や「年齢」等と大きな違いがないなら、その人の知り合い以外が「書類の本人なのか、それとも他人なのか？」を判別する事はできないでしょう。

先ほどの「身分証明書」に該当する書類を、複数持っているという人は多いはず。

もしも、どの「身分証明書」を提出するべきなのか悩むようであれば、「写真つきの身分証明書」を優先的に提出しましょう。

「運転免許証」＋「健康保険証」のセットが多いワケ

カードローンの申し込み時に提出する「身分証明書」として、「運転免許証」＋「身分証明書」の２つをセットで提出するのが一般的です。

「運転免許証」は殆どの人が成人する頃に取得しますし、信用の高い「写真つきの身分証明書」ですから、提出される事が多いのもすぐに納得できるかと思います。

それでは、わざわざ「健康保険証」をセットで提出する理由とは何でしょうか？

それは、「カードローンの審査を通るのに有利に働く場合がある」というメリットです。

自己申告で「収入があります！」と書類に書くだけでは、「収入のない人が嘘をついている」という可能性が全くないとは言い切れません。

しかし「公務員」や「会社員」である本人の「健康保険証」が提出されていれば、「申し込む人に収入がある事」を確実に証明できますよね。

しかも、「公務員」や「会社員」といった「職業」の証明にもなります。

カードローン会社にとって「収入が安定している職業なのか？」という事も審査で重視されるポイントです。

基本的に、「公務員」や「会社員」である事の証明は、カードローン審査で有利になります。
（⇒公務員はキャッシング審査で最も通りやすい？）

これが、「健康保険証の提出でカードローンの審査に通りやすくなる」というメリットのカラクリです。

そのため、主に「公務員」や「会社員」の人は「健康保険証」をセットで提出する事が多いのです。

それなりの金額を借りるなら「収入証明書」は必須！

カードローンでそれなりに高額の借入を検討している場合は、申し込む人の正確な収入額が分かる「収入証明書」が必要になります。

• 源泉徴収票
• 所得証明書
• 給与明細書
• 確定申告書
• 住民税決定通知書、納税通知書

これらの書類の中からひとつ、最新の書類のコピーを作れば、「収入証明書」の準備も完了です。

ちなみに、高額の借入を検討している場合以外にも、「収入証明書」の提出を求められる事があります。

例えば、既に他社のクレジットカードやカードローンでキャッシングを利用している場合にも、「収入証明書」が必要になる事があります。

「収入証明書」の提出方法の注意点を必ず確認しよう！

「収入証明書」の提出方法は、カードローン会社ごとに細かい注意点が決められている事がありますので、必ずそれを確認してから書類を準備しましょう。

例えば、「給与明細書」を「収入証明書」として提出する場合、よく以下のような注意点があります。

• 直近２ヶ月～３ヶ月分の「給与明細書」を用意する
• 「社名」等が記載されていない場合、勤務先の社印や社判が必要になる
• 賞与支給がある人は、賞与明細書も必要になる

特に、「直近２ヶ月～３ヶ月分の給与明細書を用意する」という項目は、多くのカードローン申込みで該当します。

「先月もらった給与明細書があるから大丈夫だ！」と思い込んで、「給与明細書」を１枚だけ提出してしまうと、確実に「書類不備」になってしまうので注意しましょう。

「収入証明書が不要のカードローン」とは？

最近では、「収入証明書は一切不要です！」と大きく宣伝しているカ－ドローンが多くなりました。

このようなカードローンは、利用上限が50万円位の、比較的少額の融資内容なので「収入証明書」を必要としないのです。

つまり、このようなカードローンの場合、申込みに必要な書類が「身分証明書」のみになるので、より気軽に申込みやすい商品と言えますね。

状況によって、必要書類が少し増える事もある！

基本的にカードローンの申し込み時に必要な書類は、ここまでに説明した「身分証明書」と「収入証明書」の２つがあれば大丈夫です。

しかし、何事にも例外はつきものです。申し込む人の状況によっては、この２つ以外にも、少しだけ必要書類が増える事があります。

もし「身分証明書」や「収入証明書」以外に必要書類の提出を求められても、必ずカードローンの審査や、法律上の決まりにおいて必要な書類ですので、安心して下さいね。

貸金業者から「配偶者貸付」を利用する場合なら…

消費者金融等の貸金業者は、「貸金業法」の決まりを守らなければなりません。

「貸金業法」では、「総量規制」という決まりで個人が収入の３分の１以上の金額を借りる事を制限しています。

つまり、実質的に収入のない人は貸金業者からお金を借りる事ができないのです。

しかし、例外的に借りられる方法のひとつに「配偶者貸付」があります。

貸金業者から、「配偶者貸付」でお金を借りる場合、以下のような書類が必要になります。

• 配偶者との婚姻関係を示す書類（住民票や戸籍妙本）
• 配偶者の収入証明書
• 配偶者の同意書

「配偶者貸付」とは、「配偶者と合算した年収の３分の１までの金額のお金を借りられる」という決まりです。

要するに、収入のない専業主婦の名義でも、年収600万円の会社員の夫がいれば、貸金業者から「配偶者貸付」で200万円まで借りる事が可能になるのです。

しかし、カードローン申込みをする専業主婦が、自分自身の「身分証明書」や「収入証明書」等の必要書類を提出したところで、「収入のある夫がいる」「その夫がカードローン申込みに同意している」という事がカードローン会社には分かりませんよね。

そのため、先ほど挙げた書類でそれらを証明しなければならないのです。

最低でも「身分証明書」と「収入証明書」が必要！

ここまでの流れを簡単にまとめると、以下のようになります。

• カードローン申込みに「身分証明書」は絶対必須！
• それなりに高額の借入を検討している場合等には「収入証明書」も必要！
• まれに「身分証明書」「収入証明書」以外の書類が必要になる事も！

カードローン申込みの「必要書類」は、銀行や貸金業者が申込みをするアナタの事を知るための数少ない手がかりになります。

この「必要書類」の中に、準備をするのが難しいという書類は一つもありません。

申込みをする時に少し手間をかけるだけでいいのですから、スムーズに審査に通るためにも、不備がないように用意しましょう。

「どうしてもよく分からない！」という事があれば、カードローン会社に問い合わせをするだけで、すぐに分かりやすく教えてもらえますので、安心して下さいね。

【参考ページはこちら】
健康保険証だけでお金を借りることはできる？