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親の名前で借入することは危険!賢い借入方法は?

親の名前を使って借りる…

お金が困った時にそういう事ができないか考えた方は意外に多いかと思います。

アルバイトで収入が少なかったり、未成年ならなおさら、自分より収入が安定している親の名前は魅力的です。ただ、そううまくはいきません。

家族だから後で謝れば許されるはずと軽く考えて動くと、家族の中の問題ではすまず、警察沙汰につながる事もあります。

勿論、捕まるのは安易に家族の名を借りた貴方。そんなの嫌ですよね?

ここでは、どうして親の名前を借りてお金を借りてはいけないか、何故警察に捕まるのか、じゃあ他に借入する策はないの!?というところまで踏み込んで書いていきたいと思います。

親子でもダメなの?消費者金融で代わりに手続き

20歳前後の人だとあまり社会経験がないため、親子なら代わりに手続きできるはず!なんとなくそう思っている方は多いかと思います。

何故そう思ったのでしょう?多分それまで生きてきた手続きの際に、

  • 銀行口座を作る時
  • 学校の入学

人生のこんな場面場面で、親が手続きしてくれて、自分は何もしなくてよかったという事は色々あったと思います。

また、別に身分証明の提示等で悩むこともなかったかと思います。

銀行の入金や引き出し等をおつかいついでに親に頼まれて、キャッシュカードで出し入れした等もあるかもしれません。

親子でなくても、旦那さんの口座を奥さんが管理という事もあるので、そう珍しい事でもないかと思います。

ただ、これは一心同体というより名義人から、銀行での手続きを委任や依頼をされての行為と位置づけた方が正解です。

当然に銀行口座が共有されているわけではありません。

子供時代の経験が、親子は一心同体的な錯覚に陥る事は決して不思議ではありません。

親の代わりに手続きをしてあげるだけだよと、おっしゃるかもしれません。ですが、子供時代と、一人前の大人になってからの手続きとは訳が違います。

親権を持つ親は未成年の子に無条件で代理権を持っているのです。未成年は親無しで契約等を結べないため、それは当然の行為として法的に認められています。

ですが、逆に親の代理権を子が当然に持つ事はありません。成人した子の名前で親が口座を作ったり、勝手にお金を借りていて、唐突に返済を求められたら怖くないですか?

ただ、親権を持つ親は代理権を持つがゆえに、未成年の子が勝手にした契約を取り消す事ができます。

そのため消費者金融でも銀行カードローンでも未成年にはお金を貸してくれません。

そういう点では親が勝手に自分の借金を作れないという事で安心してください。

そして、それは成人になってもそうです。当人の意志無しに親子でも借金や契約をする事は法律に違反します。

お金を借りる時に求められる証明書類を思い出してください。主にすぐ浮かぶものは下記の三つだと思います。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証

このあたりが一般的にどこでも身分証明、本人証明として使われます。

車で違反した時、親の運転免許証を使えますか?国外に旅行に行くときに親のパスポートが使えますか?

昔の家族併記の紙の健康保険証であっても、自分の名前がないものは病院で使えないですよね?

まず人に貸す事がありえないこれらの書類の提示が求められる、それは契約しようとしているのが本人である事の確認なのです。

逆に安易に親兄弟いえどそう言った書類を人に貸したり渡したりしてはいけません。

健康保険証だと写真がない事も多いので借入等に悪用される可能性も高いです。

また他の書類でもネット経由での契約等だと、直接借り入れる人の顔が見えないため、契約できてしまう可能性があります。

本人確認書類は本当に大事なものなのです。これを聞いて、一瞬親の名前で借りる事ができるかもと思った貴方。

誘惑にかられたとしてもそれはやってはいけません。それは警察に捕まる可能性のある犯罪なのです。

詐欺です!消費者金融で親のフリして借りるのは犯罪なんです

家族の中の事。だからお金を借りても、後でバレても許してもらえるし何とかなる。

家族の中での事。例えば親の財布からお金をちょろまかしたりしても、怒りのゲンコツ一発もらえば、犯罪扱いになる確率は確かに低いかと思います。

ですが、消費者金融でお金を借りる場合は別です。親のふりをしてお金を借りる。

消費者金融という家族では第三者に対し、嘘をつきお金をだまし取る『詐欺』という行為になります。

場合によっては、親が自分が知らない間の借入に契約の無効を訴えたりすれば、消費者金融は丸損する可能性もあるのです。

勿論逮捕された後でも借りた当人に請求はされますが、返す資力のある人が親の名を詐称して借りる必要はないんです。

その上逮捕されたら勤めている会社があっても絶対クビですよね。返って来ない可能性が高い事はわかっていただけるかと思います。

ちなみに詐欺罪の刑罰は10年以下の懲役。

この刑罰で捕まったらまず刑務所行き、罰金払ったらすむという選択肢はないのです。執行猶予がついても前科は前科です。

ちなみに消費者金融では必要はありませんが、借入のため勝手に親を保証人にする事も勿論犯罪です。罪科は変わる可能性はありますが、犯罪は犯罪です。

あと、未成年は親に保証してもらっても基本借りる事は不可能です。だから無理をしないでください。

残念ながら、日本の社会は前科を持つ人には優しくありません。その実私も優しくする必要をあまり感じません。

犯罪者になるという事は、自分の就職から結婚だけでなく、家族親族の将来にも大きく陰を落とす事になります。

ですから、安易に家族だからと名前を借りると人生を棒にふり、後悔しても取り返しのつかない事になるかもしれないのです。

それでも借りたい!親の名を借りたい程お金が必要な時

親の名前を借りてでもお金が欲しい!

年齢や他の借入状況、収入色々な理由で自分でお金を借りるのは困難と思っている人状況や年齢にもよりますが、ちょっと視点を変えると自分の名前で借りる事ができるかもしれません。

では、その三つの方法を一緒に見ていきましょう。

  • 中小の消費者金融
  • 銀行のキャッシング
  • 貸与型の奨学金

この三つが、お金が借りたいけど自分には困難と感じている人におススメする方法です。

中小の消費者金融

中小の消費者金融は過去に破産や債務履歴がある、あるいは他に借入があって次の審査が通らないと危惧される方にオススメです。

大きな消費者金融では審査に通らないかもしれない人でも、いくらか審査が中小では甘いため、貸してくれる可能性が高いです。

破産や債務履歴の記録も経過している年数や現状の収入次第で、貸せると判断してくれる事もあるのです。

ですから、大きな消費者金融で借りられなかった時は、ダメ元で地元の消費者金融に申し込んでみてください。

銀行のキャッシング

収入が少ない人、専業主婦、他の消費者金融の借入のために、次の借入が難しいかなと思っている人にオススメです。

総量規制という消費者金融で適用される収入の1/3迄という貸すための金額制限がないため、消費者金融では借りられなくても、銀行のキャッシングだと借りられる場合があるのです。

収入が少ない人や専業主婦で借りられるのが特徴です。また、消費者金融と信用情報機関が違うので、申込みしすぎての申込みブラックの危惧も少ないのです。

それを踏まえて審査が厳しいかもとおびえず、銀行キャッシングを試みてみましょう。

貸与型の奨学金

未成年の方は消費者金融でも銀行キャッシングでも借りる事はできません。

ですが、奨学金は未成年でも自分の名て借りられるものです。ただ、使途は学費や学生としての生活費という使途に限定されています。

支給型の返済不要の奨学金は各大学毎の制度になりますので、横に置いておいて。一般的な貸与型の奨学金の利点は下記になります。

  • 未成年の学生でも借入可能
  • 就職してからの返済開始
  • 安い利息
  • 返済期間が長く設定できるので、少額ずつの返済が可能
  • お金を余分に払えば保証人無しで高額借入可能

奨学金は借りるお金としては、かなり利点が多いのはわかっていただけるかと思います。また、本来、貸与型の奨学金は親や親戚に保証人になってもらう事が必要な面はあります。

ですが、親に相談できないと考えている人は保証機関にお金を払えば保証人の代わりになってくれるので、色々な事情に合わせて安心して利用できます。

親の収入が多い人が借りられない等ありますが、大抵の人は借りられるラインです。ただ、奨学金の貸与というのは学費のためではありますが、借金であるという事です。

いい点が沢山ある分厳しい面もあります。

  • 手続きが学校を通しての一定の期間のみ
  • 学校に通い一定の成績をとる必要あり
  • 相手によるが、結婚の際にマイナスになる場合あり

学校に行かない人には奨学金は借りられません。大学等どこかの学校に合格している必要があります。

また、入学時ですと、在籍する高校を通しての手続き等があります。時期を逃してしまったり、成績が悪かったりしても借りられませんので、早めに通っている学校に相談しましょう。

また、奨学金は一年毎に学校を通しての手続きが必要とされます。その際にあまりに成績が悪かったり出席していないと、次年度の審査に通らないという事があります。

大学時代、遊びやサークルに邁進したいと思う人もあるかと思いますが、最低限出席と成績を意識して生活をしましょう。

また、大学や高校へ行く事が将来に手に入る収入を引き上げてくれる。そう言った意味で奨学金=将来への投資と考えるのは大事です。

ただ、心が狭いと考えるかもしれませんが、結婚の時に特に問題化するのは借金ととらえる人がいるのです。

奨学金を返済するならできるだけ早く完済するか、滞納がないように真面目に返していく事が大事です。

さらに、奨学金を貸与してくれる機関は、銀行が所属する信用情報機関に所属しています。

奨学金だからと言って滞納したりしていると、信用を失い家を買う時等に思わぬ障害になるかもしれません。

何にしてもまじめに学生生活して、まじめに返済していれば問題ない事ですので、難しく考えず一つ一つきっちりやっていきましょう!

当人の了承を得ない契約は犯罪です!ですが、まだ道はあります!

親であっても他人の名を騙る契約は違法です!それでも、違法でも何でもお金を借りたいと焦る場合もあるかもしれません。

ですが、法を犯さなくても、借りる方法はあるのです。ただ、もし今は借入に関して障害になった問題が、後々大きくなる可能性があると予想される場合。

または、未成年で学生でもなく、他に方法が見つからない場合、早めに周囲や公的機関に相談してみてください。

今回のように自分では見つけられない解決方法が見つかるかもしれません。ここで書いた事が、困っている方々のお役に立つ事をお祈りしています。

【参考ページはこちら】
学生でも借りられるキャッシングを教えて!

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