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審査が緩いのが魅力?本当に魅力のあるカードローンの選び方とは

これからカードローンを利用しようというアナタ!種類が沢山あって目移りしてしまいませんか?多くの人はそれほど深く考えないで、テレビのCMを見たりしたものの中から選んでしまいます。

少し考える人は申し込みが簡単で、審査も緩いカードローン会社を探して申し込みをしています。

ちょっと待ってください!借り入れの審査だけで消費者金融を選んで本当にいいんですか?銀行でお金は借りにくいと思い込んでいませんか?

銀行と消費者金融の違いや、消費者金融を利用する事によるメリットやデメリットを詳しく解説していきます。

消費者金融の審査は通り易いのが魅力?銀行との比較で探ってみる

CMの効果もあってか現在ではカードローンといえば消費者金融よりも銀行をまず思い浮かべる人が多いようです。しかも消費者金融より銀行のほうが安心感がありますから、審査を気にしなければ利用者は銀行に流れがちになります。

しかしカードローンと言うものはもともと消費者金融のキャッシングローンから来ているという事をご存じでしょうか。

しかも銀行は現在でもカードローンの消費者金融を信用して信用保証業務を委託しているので、利用者もあえて消費者金融を敬遠する必要はありません。

審査では何が行われているのか

そこで利用者が最も気になる審査という面から考えてみましょう。審査は気にする割には何が行われるのか知らない人が多い様です。審査は金融機関ごとに考え方が違いますが、行われているのは概ね次の3点についてチェックが行われます。

  • 本人確認
  • 返済能力
  • 信用力

誰かを偽って申込むような場合を除けば返済能力と信用力の確認だと考えることができます。

返済能力については次の2点によって返済していくことができるのかどうかを判断しています。

  • 一定以上の年収
  • 安定した月収

また信用というのは利用者が返済について信用してもよいのかどうかを過去の記録である信用情報を調査して判断しています。

もちろんこれらについて金融機関は非常に細かい規定を作っていて、それぞれをチェックして審査を行っています。審査では基本的にこの返済能力と信用が同時に満たされている場合に通し、一方でも満たしていない場合には通りません。

審査は金融機関独自の審査基準で行われている

金融機関は長い年月をかけて時には痛い目を見ながらこの審査のための細かい規定を作り上げてきています。これらをまとめたものが審査基準と呼ばれるもので、審査というのはこの審査基準に沿って行われるという事になります。(こちらもご参考に→カードローン審査の基礎知識を知りたい!

正確に言えばこの審査基準というのは金融機関ごとというよりも、カードローンごとに違うものが使われています。たとえば何種類かカードローンを用意している金融機関の場合は同じ金融機関の中であってもこの審査基準は違うものが使われます。

この審査基準というのは説明したように金融機関が長い年月をかけて作り上げてきたものでその金融機関のノウハウの塊です。したがってこれを外に公開するという事は絶対にありません。一般にも金融機関間でも共有できるようなものではありません。

一般的に考えられている金融機関の審査の難易度

では次にこの審査について従来から言われている難易度について説明します。難易度とは審査通過率が低いほど厳しく高いほど緩い訳ですが、銀行や消費者金融で利用者層が最初から違うのでそう簡単には比較はできません。通常難易度は次のように考えられています。

<厳しい> 銀行 ---> 大手消費者金融 ---> 中小消費者金融 <緩い>

少しでも金融について調べたことがあれば暗黙の了解としてだいたいこのように考えているはずです。見れば分かりますが、概ね営業規模が小さくなるにしたがって、それに比例するように審査も緩くなると考えられています。

つまり銀行系カードローンが最も厳しく、大手消費者金融系カードローンハ銀行ほど厳しくないと認識されていたわけです。

もちろんこれは大雑把であってさらに銀行ならみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行などのメガバンクをはじめとした都市銀行などの大手銀行や地方銀行さらにはイオン銀行やセブン銀行、楽天銀行などのネット銀行、消費者金融では中小と一括りにできないほどいろいろあります。

多くの人の場合暗黙の了解としてこのように考えていますから、例えば低収入だった場合には銀行は無理だと考えます。そこでこういう人の場合消費者金融のほうが審査が緩いから自分は消費者金融のほうを選ぼうと考えるようになります。

従来考えられている消費者金融のメリットとデメリットから魅力を考える

そこで従来から考えられている消費者金融のメリットとデメリットを銀行と比較しながら考えてみましょう。

比較項目 消費者金融 銀行
審査の通り易さ 中~易 難~中
貸出限度額 最大800万円程度 最大1000万円程度
金利 4%台~18%台 4%台~14%台

このうち貸出限度額は大きな違いがあるように見えますが、そもそも最大限借りられるような人は少ないので差とは言えません。各利用者に与えられる借入限度額はそれほど違わないのです。

したがって消費者金融のメリットとしてはやはり審査が通り易いという点がもっとも目立つところと言えそうです。

反対にデメリットは最初に利用する場合には最大値が適用になるのが普通で金利が高くなることと言って良いでしょう。

したがって消費者金融の魅力としては従来の考え方に従えば審査が緩く多くの人が借入できると言う点になるわけです。

カードローンは競争の時代に突入している

近年貸金業法が改正されたことで、実は消費者金融の経営というものは大きく傾いてしまい、半数が消えてしまいました。これは何も中小だけではなく大手も同じように窮地に陥り、現在では大手消費者金融の多くは銀行のグループ企業になっています。

このため銀行も自分のところのカードローンに貸せないような人にはグループ内の消費者金融に回ってもらおうと考えている面があります。

しかし最近になってこの審査の難易度の序列というものに異変が起きていると言われるようになりました。要するに銀行と消費者金融の差というものが無くなってきていて、カードローンは競争状態になっていると考えられます。

これはカードローンに銀行が参入した時点である程度は考えられたことで、要するに利用者の獲得競争が生じているためです。

利用者確保のための金融機関の工夫とは

実際に最近はテレビで銀行のカードローンのCMを見ない日はありませんし、実際に非常に審査が緩くなっている銀行があります。

こうなってくるとこれまで消費者金融の魅力であった審査が緩いという点が、魅力として映らなくなってしまう事になります。しかも適用される金利が高いわけですからカードローンにおいて消費者金融は不利な状況になるわけです。

なぜこうなっているのかというと利用者が限られる中で確保のためには銀行も厳しい審査などといっていられなくなったためです。

こうした中で銀行は敢えて申込時の審査を緩くして利用者を確保し小さな利用枠を与えておいて、利用限度額の増額の時点で厳しくするところも出てきています。

このため小規模消費者金融ではカードローンではありませんがブラックにも対応するという戦略を打ち出している場合もあります。

消費者金融だから審査が通り易いとは言えない時代

したがって現在では従来考えられてきたように消費者金融だから審査が緩いというような事は必ずしも言え無くなってしまいました。要するに激しい競争のために、従来の序列というものが一部崩壊してしまっていると言って良い時代になったわけです。

ですから現在では銀行だから審査が厳しいとか消費者金融なら審査は緩いはずだと考えるのは早計という事になります。

今後は銀行とか消費者金融とかを分けて審査の難易度を論ずるのは無理があると考えてよいのではないでしょうか。

消費者金融は今後カードローンでいかに生き残るのかを考えなければならなくなり、知恵を絞る必要が出てくるでしょう。利用者のほうも状況の変化に合わせて従来の審査についての序列というものは現状に合わせて変えていく必要があるでしょう。

カードローンやキャッシングローンを利用する場合、まず必要なのが審査に通過することです。この審査で使われる審査基準は各金融機関が独自に作り上げてきたもので公開されることは有りません。

消費者金融の魅力として従来からいわれていることは銀行よりも審査が緩く借りやすいとうものがありました。たしかにそうした傾向が有ったのですが、現在では少しづつそれが崩れてきています。

これは銀行がカードローンに参入したことによりカードローンを扱う業者が増えて業者間の競争が激しくなり、従来のローンのように厳しい審査をしていては利用者の確保ができないと考えた銀行が意図的に審査を緩くする場合が出てきている為です。

ですから、審査が緩いということが消費者金融だけの魅力とは言えない状況になり、従来の構図では現状に合わなくなってしまいました。

口コミ情報は信用してよいのか?審査は皆が同じではない

誰でも審査を気にしますが、従来の序列が狂ってきているという事になると、何か別の指標が欲しくなります。

カードローンの申込者というのは借りられるかどうか不安になり、なるべく通り易い金融機関の情報を求めるものです。序列があってもまたその中でより通り易いものを求める傾向もありましたから、これは人間というものの性質なのかもしれません。

そこでそういった情報を見つけようといろいろと探す人が出てくるわけです。

審査の難易度は何から知るか?口コミ情報を利用する

そこで何かの情報を知りたいときにどうするのかという事を考えてみましょう。もっとも簡単なのは誰かに聞く事です。

昔から情報源といて単純ですがかなり有効なものとして口コミ情報というものがあります。これは現在も変わっていません。現在のような人付き合いが希薄な時代に口コミ情報といわれても困るという人もいますが、それがそうとも言えないのです。

現在ではインターネットというものがありますから、直接の口コミではなくても情報のやり取りは活発に行えます。このインターネット上には口コミ情報サイトというものがたくさんあってありとあらゆる体験談が掲載されています。

勿論この中にはカードローンの審査の難易度についての口コミ情報を掲載しているところもたくさん存在しています。

口コミ情報とはどのようなものなのか

この口コミ情報を読む人の多くは記載されている情報をそのまま信じることが多いようです。しかし本当にそれでよいのでしょうか。

人間というものは会話をする場合言葉だけではなく、表情を見ながらその情報の信憑性を考えているものです。ところがインターネットというのは書き込みをした相手の表情を見ることができません。つまり信憑性の評価はできません。

ですが口コミ情報の中には当然虚偽の情報というものが含まれていると考えなければならないのは言うまでもありません。

こういった場合にはまずは情報の信憑性というものを疑うのが普通なのですが、インターネット上の情報は疑わない人が多いのです。

まず必要なのは真実を見分ける目

インターネット上の口コミ情報というのはこのように盲目的に信じてしまう傾向があるためにこれを利用しようとする人もいます。単に嘘の情報を流して喜んでいる人もいれば、虚偽の情報によって読み手を誘導し自分の利益に結びつけようという人もいるのです。

しかし言うまでもなくインターネット上の情報を自分のために利用しようという場合には真実だけを利用しなければなりません。虚偽の情報というのは必要がないだけではなく、場合によっては自分を窮地に追い込んでしまう可能性すらあるのです。

そこで必要なのは、そういった情報の中から実際に利用できる真実の情報というものを見分ける目を養うことです。

審査基準と利用者の関係を考えてみる

ここで話を進めるために少しだけ口コミ情報から離れ、金融機関の持つ審査基準と利用者の関係を考えることにします。

審査基準はカードローン毎に違うため様々な内容があり、カードローンによって審査結果は変わる可能性が有るという事になります。これを今度は逆に考えてみましょう。何人かの利用者が同じカードローンを申込んだと考えてみてください。

利用者はそれぞれおかれた状況が異なっていますから、同じ審査基準でふるいにかければ当然通る人と通らない人が出てきます。

これは何を意味しているのかというと、他の人の審査結果と自分の審査結果というのは関係しないという事です。

したがって他の人の審査結果を聞いたとしても自分の審査のために直接の参考にするのは問題があるという事になります。

口コミ情報には大きな問題がある

そこで口コミ情報の話に戻ります。口コミ情報を書き込むのはインターネットの向こう側にいる誰かという事になります。

ここでは書かれている情報が真実だとします。したがって書かれた情報というのは誰かの体験談という事になるわけです。読む側から考えれば、文字になった情報以外普通は分かりませんから、書き手の状況というものは全く分かりません。

さてここで注意しなければならないのは、書き手と読み手は偶然でもなければ全くの他人という事です。ここで先ほどの他の人の審査結果の話を思い出してください。他の人の審査結果と自分の審査結果は関係しないのです。

したがって、これが口コミ情報経由であっても、やはり自分には関係しないのです。ここに口コミ情報の大きな問題があるのです。

口コミ情報を信用しすぎてはいけない

したがって一見役に立ちそうな情報ですし、すべて虚偽の情報とも言いませんが、自分に当てはまる保証など全くないのです。

口コミ情報というのは多くの情報を見て全体の傾向をつかむというような参考程度の情報だと思ったほうが無難です。書かれている情報を信じてしまい、自分も申込んだら落とされて必要なお金が借りられなかったという事も出てくるかもしれません。

何に必要なのか目的によっては自分の首を絞めることにつながる可能性さえあります。

結局審査基準が公開されていない以上、審査というものは受けてみなければ分からないと考えておかなければなりません。

他人の情報などあてにはならず審査は常に落ちるものだと考えてその時の準備もしておく必要があると考えなければならないのです。

従来のような金融機関間の審査の難易度の序列が崩れつつあるため、利用者は何を参考にして審査の難易度を考えれば良いのかという問題が有り、良く利用されるものとしてインターネット上にある口コミサイトがあります。

これには実際にカードローンを申し込んだ人の体験談が記載され利用者としては大変参考になるように見えますが、実は現在この口コミサイトの情報には多くの虚偽情報が混じっていることが分っており、利用には注意が必要とされています。

また情報が正しかったとしても他人の体験談がそのまま自分にも当てはまると考えるのは早計で、申込者の置かれた状況と言うのはそれぞれ違いますから、当てはまらないことも多いと考えなければなりません。

結局審査基準が公開されていない状況では、審査の難易度を見極めることは無理と判断して審査に落ちた時の対策も事前に考えておくことが必要でしょう。

重要なのは自分の利用方法!魅力あるカードローンの選び方とは

カードローンと言うものをもっと別の角度から考えてみましょう。申込みではどうしても審査が気になってしまいがちです。

しかし審査はあくまで銀行や消費者金融の都合により行われるものであって、利用者側の目線は入っていません。審査を気にしすぎてしまうと、どうしても巷で言われるような審査の難易度で選んでしまう人が増えます。

しかしそういう場合、途中で結局利用をやめてしまう場合もあるのです。何故そういうことになるのか理解しなければなりません。

審査の通り易さは事前には分からない

ここまでの説明で分かったように、様々な情報というものは収集しやすくなり、大変便利な世の中になりました。

しかしながら結局審査の通り易さというものは、誰にでも通用するものではなく、いくら情報が有ってもあてにはできないのです。審査を受ける前に確実にできることというのは、審査内容から考えて自分の収入と信用度の確認程度なのです。

収入であれば返済していけるだけの余裕があるか、あるいは収入はばらつきがなく安定しているのかと言うようなことです。

また信用度というものにしても信用情報は自分では簡単には確認できませんから、自分で過去を思い出してみる程度が現実的です。たとえばかつて借りていたローンの返済に滞ったことはないかとか各種支払いが長期に遅れたようなことはないかとかという事です。

カードローンで重要なのは自分の使い勝手

しかし忘れがちですが、カードローンを選ぶときにもっとも重要なのは、自分が利用するという視点です。つまり自分がいかに便利に利用できるのかということです。例えば利用できるATMが近くになければ使い難くて仕方がありません。

また無料なら構いませんが、手数料の必要な提携銀行銀行ATMしか使えなければ利用する度に手数料がかかって場合によっては利息に匹敵する金額の損失になります。

選択時点で使いにくいカードローンを選んでしまったとしましょう。そうするとどうなってしまうでしょう。そういう場合結局使わなくなってしまいます。使ってみて初めて使い勝手というものがわかり別のカードローンに乗り換えるのです。

したがってこの使い勝手こそが最も重視されるカードローン選びのポイントで、まず考えなくてはいけない事なのです。カードローン選びは自分のために行う訳で、審査というような金融機関側の都合によって選んでもよいものが選べる訳がありません。

カードローンの選び方を考えてみよう

そこでお勧めできるカードローンの選び方というものを考えてみましょう。まずは自分がカードローンに何を望むか考えてください。

例えば金利が低いとか、利用限度額が高いとか、ATMがすぐに利用できるような利便性が有るかというようなことをはっきりさせましょう。そんなにはっきりできないという人もいますが、契約が済んだら実際使うのは自分なのですから、具体的な要求がある筈です。

難しい場合には、まずは自分が利用する場面を思い描いてみましょう。どの時期にどこでどの程度の金額を利用するのでしょうか。具体的に要求するものが分かってきたところで、箇条書きにして要求事項を並べて書き出してみて下さい。

次に各要求事項を更に詳細化していきます。例えば金利は低いだけではなくて具体的に年利何%以下を希望するかという様な事です。

カードローンの情報を集める

要求事項が纏まったら次に自分の周囲や通勤途中に有って自分が利用できる可能性のある金融機関を考えてみましょう。

もちろん銀行もあれば消費者金融もあると思いますが、そういう金融機関のカードローンの情報を集めてください。なるべく自分に合ったカードローンを見つけたいという場合には、選択肢はなるべく多いほうがより合ったものが選べます。

したがってできるだけ多くのカードローンの情報を集めましょう。あまり知らないようなところも無視してはいけません。情報の収集は身近の金融機関ですから通勤途中などに店舗に寄ってパンフレットを貰いましょう。店舗の雰囲気も見ておきましょう。

面倒な場合にはそういった金融機関のホームページから情報を集めても良いですが分からないところは確認しておきましょう。

カードローンを自分の要求で評価する

そこで次にこれらのカードローンを自分の先ほど挙げておいた要求事項を満たすか満たさないかで評価していくことになります。ただすべての要求を満たすのは難しいですから要求毎に優先度を考えて重みづけをしてそれによって採点するとうまくいきます。

そこまで準備ができたら各金融機関の情報と自分の要求事項を突き合せて満たしているか満たしていないかを確認してください。満たしているものは重みを点数とします。これをすべての要求ついて行って、点数の合計を計算してみてください。

この作業を情報を集めた全金融機関のカードローンについて行ってみてください。不明点がある場合には金融機関に確認します。こうして全カードローンの採点が終わったら最も高得点になったカードローンこそが自分の要求に合ったものという事になります。

これからのカードローンというものの魅力はこのように金融機関の種別ではなく自分本位に利用者ごとに見出すものになりそうです。

価値観が違う人にも評価を手伝ってもらうとよい

自分の要求をまとめるのは自分でできそうですが、採点するのはそう簡単なことではありません。考え方で偏りが出るからです。あくまで要求を満たすかどうかは第三者的な目で見る必要があり、その部分については誰かに手伝ってもらうのもよい方法です。

ただし、そういう場合に注意しなければならないことがあります。それは最終判断は自分で行わなければならないという事です。これはこうして選んだとしてもどうしても後々使いずらいと感じることもあるためです。

こういう場合、誰かの意見を聞いて判断したことで、結局うまくいかなかったのはその人の責任だと考えてしまうことがあるのです。人間というものは弱いもので、まずいことがあると責任を誰かに転嫁したいと考えてしまう人もいるのです。

結局審査の通りやすさを事前に判断することは難しいと言え、カードローン選びの考え方は方向を変えなければなりません。

審査と言うのは金融機関が利用者を評価してよい人を選ぶために行うものです。しかしカードローンを利用するのは自分ということを忘れてはいけません。ですからカードローンを選ぶ際には自分が使うという視点を忘れないようにしましょう。

そこで必要なのが自分がカードローンに対して何を望んでいるのかと言うことです。自分の使い方を考えて、カードローンへの要求事項を纏めてみましょう。

そしてその要求事項を使って各金融機関のカードローンを評価して最も評価が高いものを選べば、自分の要求を満たす使い勝手の良い魅力あるカードローンが選べるはずです。

審査は必ず通る訳ではない!通らなかったときの対処法とは

金融機関が行っている審査というのは要するに金融機関にとって都合の悪い人を洗い出すために行われている言って良いでしょう。そのための道具が審査基準というもので、これをふるいとして使って都合のよい申込者を見つけているという事になります。

利用者側はお金が必要になって利用を申し込むわけですが、このふるいとなる審査基準に合わない人というのは必ず存在します。最初から不安に思う人もいれば、自分は大丈夫と考えている人もいて、なぜ自分が落とされるのか分からない場合も多いでしょう。

審査基準によっては誰でも落とされる可能性はある

ここで利用者側が困るのは審査基準というものが公開されておらず、具体的に何が問題にされるのかわからないという事です。

したがって審査は自分がどんな状態であったとしても、可能性の高低はありますが誰でも落とされることが有る事になります。

もちろん収入的な問題があったり、明らかに過去に問題があるという様な場合は当然駄目ですが、よくわからない場合も多いのです。そうした場合はあまり審査に落ちたという事を深刻に捉えないことが重要です。それよりも先を見たほうが建設的です。

理由が分からない以上、理由を考えることは必要ですが、深刻に考えるのではなくまずは相性が悪かったと考えるようにしましょう。落ちたとしてもお金が必要な状況というものは変わらないわけですからそっちをどうするかを考えなければなりません。

再申込みはしばらく間をおいてから申込む

ただし一度審査に落ちた場合には、次の申込みには十分注意しなければなりません。すぐに申し込むとまた落とされるでしょう。これは申込ブラックといわれる状況になるためで、この状態になると通常金融機関は審査には通してくれません。

申込ブラックは短期間に申込みを何度も繰り返している人が陥ります。これは申込情報が信用情報に書かれるためです。

金融機関はこの情報を見て、申込みを繰り返すのはその申込者がお金に困っているのではないかと考え返済を危惧するためです。

この申込み情報というのは規定によれば信用情報中に6か月を超えない期間で残ることになっています。すこし曖昧な決まりですね。実際には概ね3か月ぐらいで消えているようですので、次の申し込みは3か月程度経過した後にしたほうが良いという事です。

何度申込んでも落とされる場合はブラックを疑う

人によってはこの期間を待ってから申込んでいるのにどうしても審査に通らない人もいます。そういう場合はブラックが疑われます。このブラックというのは申込ブラックではなく金融ブラックといわれるもので、過去に信用上の問題があったという事になります。

どんな場合にこの金融ブラックになってしまうのかというと、まず挙げられるのが過去にローンの返済を滞納した場合です。また公共料金の支払いやクレジットカードの支払いが滞っても同じです。現在では携帯電話料金の支払いの滞納のケースが増えています。

またもう一つの理由としては、滞納だけでは終わらず、結局債務整理に至ってしまったような場合には更に大きく問題視されます。これらの金融ブラックは滞納などの場合は5年間、債務整理をした場合には10年間情報が残ることになります。

ブラックについてここでまとめておきます。

ブラックの種類 ブラックになる理由 情報が残る期間
金融ブラック ローン等の滞納 5年
金融ブラック 債務整理 10年
申込ブラック 短期間に複数の申込み 6か月を超えない範囲(概ね3か月程度)

どうしても借りなければならないという場合の対処

しかし6か月あるいは5年、10年と待ってはいられないという人もどうしても借りなければならないと言う場合もあります。そういう場合に利用できそうなのがブラック対応の消費者金融で、ブラックの人にはこれこそ魅力的な金融機関になります。

ブラック対応の消費者金融の場合、主に返済能力に重点を置いた審査基準を作っているのではないかと考えられています。要するにリスクはあるが、返済できるだけの経済力を持っていれば貸しましょうという消費者金融という事です。

ただしこれらの消費者金融であっても最低限の信用の審査は行われることになるので誰でも通るわけではありません。特に申込ブラックというのはお金に困っているという印象が強くしかも直近の情報ですから落とされる可能性が高くなります。

闇金の罠に嵌らないように注意しよう

消費者金融の利用でもう一つ注意が必要になるのが非正規業者の存在です。これはいわゆる闇金と呼ばれる業者です。こういえばどういう業者か分ると思いますが決して近づいてはいけない業者で、最近は勧誘が巧妙になっているので要注意です。

そこで消費者金融を利用する前には必ずその業者が非正規業者ではないという事を確認してからにしなければいけません。

こう言うとそんなことを言ってもどう調べればよいのかわからないし業者に聞くわけにもいかないだろうという人がいます。しかし今ではインターネットという便利なツールがあります。口コミ情報だけで利用していてはもったいないツールなのです。

金融庁のホームページには貸金業データベースがあり、簡単に正規業者を検索できます。これを利用して確認してください。

【参考ページはこちら】
銀行系とくらべると分かる!消費者金融のメリット・デメリット

カードローンの魅力とは何でしょうか。例えば従来消費者金融のカードローンの魅力と言えば、銀行のローンよりも審査が緩く、借りやすいということが言われてきました。

しかし銀行がカードローンに参入してくると、カードローンを扱う業者が増えたため利用者の獲得競争が始まり、銀行も緩めの審査を行うところも出てくるようになり、一概に言えなくなってきました。

そこで一部ではカードローン選びでは審査の難易度を口コミ情報を参考にして判断する場合も出てきましたが、口コミ情報には虚偽情報も多く、カードローン選びの参考にするには問題が有ります。

結局カードローン選びは審査の難易度と言うよりも、それがはっきりわからない以上、自分の使い勝手を基準に選んだほうが長く使える自分にとって魅力のあるカードローンが選べます。

注意が必要なのは、審査は必ず通るというものではなく、通らない時にはどうすれば良いのかということまで考えておかなければならないということです。

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